ブッシュボックス ウルトラライトのレビューです。ドイツのBushcraft Essentialsが発売するブッシュボックスの中で最軽量となる焚き火台ブッシュボックス ウルトラライトの特徴や魅力を紹介。
ブッシュボックスの評判・口コミ情報の他にライバルとなる軽量コンパクトな焚き火台との比較も紹介致します。
- ブッシュボックス ウルトラライトの使用感を知りたい!
- ソロキャンプ・登山で使える軽量・コンパクトな焚き火台をお探しの人
- アルコールストーブの五徳として使えるマルチストーブが欲しい人
ブッシュボックス ウルトラライトのスペック
先ずは、ブッシュボックス ウルトラライトの基本仕様について確認しましょう。
- 使用サイズ:12×10.6×9㎝
- 重量:70g
- 素材:ステンレス鋼(0.3㎜)
- 構成パーツ:側板3ピース、ベースプレート,トライベット(五徳)
- 付属品:収納袋
素材のステンレス鋼は0.3mmという極めて薄いバネ性ステンレスを使用しています。
側板(サイドプレート)3枚と底板となるベースプレート、天板となるトライベット(五徳)の5ピースを組み立てるタイプの焚き火台です。
ブッシュボックス ウルトラライトの特徴と魅力
ブッシュボックス ウルトラライトの特徴と魅力は主に以下の3点です。
- 軽量・コンパクト
- アルコールストーブの五徳兼風防として使える
- 炭火もOK!マルチ燃料に対応
軽量・コンパクト
超軽量でありながら本格的なマルチ燃料ストーブ。最軽量の構成では、わずか61グラム、ベースプレートは70グラムです。パックサイズは12 x 9 cm、折りたたんだときの厚さはわずか1.5ミリメートルです。
bushcraft essentials 公式
ステンレス素材を使用したこの手のコンパクトサイズの焚き火台では、軽くても100ℊは軽くオーバーします。70ℊという軽さはチタン素材を使用した焚き火台に匹敵する軽さです。
底板となるベースプレートを嵌めなくても天板のトライベット(五徳)をセットすれば自立します。最軽量の構成(61ℊ)とは、ベースプレートなしの構成になります。
ちなみに、ベースプレートとトライベットを装着したフルの状態での重量を実測したところ65ℊでした。カタログ値70ℊというのは収納袋込みの重量と思われます。
収納サイズは、12×9㎝で厚みは僅か1.5㎜ 手のひらに載るコンパクトサイズです。
アルコールストーブの五徳兼風防としても使える
ウッドストーブであると同時にトランギアやエスビットをはじめとする標準的なアルコールストーブの五徳兼風防としても使えます。
アルコールストーブを中に格納すると無駄な隙間なくピッタリとフィットします。
さらに秀逸なのはフロントパネルの窓からアルコールストーブの消化蓋・火力調整蓋を挿入できること。
トライベット五徳をセットしたままアルコールストーブの消化蓋・火力調整蓋を利用できるのは大きな利点です。
炭火もOK!マルチ燃料に対応
ウッドストーブとして薪や小枝、松ぼっくりなどを燃やすことはもちろん、固形燃料やジェル燃料にも対応。説明書には木炭の利用も可能と書いてあるので炭火グリルとしての利用も可能のようです。
既に紹介したようにアルコールストーブの五徳兼風防としての利用の他ガスバーナーの五徳兼風防としても使えます。まさに、ウルトラライトな万能ストーブです。
トライベット五徳の代わりにベースプレートを上辺にセットすることでグリルプレートとして利用できるのがユニークです。(上画像)
▼Bushbox Ultralight▼
【レビュー】ブッシュボックス ウルトラライトの使用感
ブッシボックス ウルトラライトを実際に使用したインプレッションをレポートします。
ブッシュボックス ウルトラライトの構成パーツは、サイドパネル×2、フロントパネル、ベースプレート、トライベットの5つになります。
最初にサイドパネルとフロントパネルをスリットを通して連結します。3角形のカタチに仮組したら上下にベースプレートとトライベットを組み込んで完成。
コツを掴んで慣れれば数十秒で組み立てることができます。
ブッシュボックス ウルトラライトは軽量・コンパクトな焚き火台ではありますが、三角形(デルタ型)故に安定感は抜群!各種クッカーを快適に利用できます。
【トランギアのメスティンとウルトラライト】
横長のメスティンも問題なく載ります。
【スキレットとウルトラライト】
重量のあるスキレット載せても全く問題ありません。
【マグカップとウルトラライト】
スノーピークのチタンシングルマグ450はウルトラライトの三角形の内側にスッポリ収まるサイズです。マグカップのような小さなクッカーを使用する際にはトライベット五徳の上に載せて使用します。安定感は申し分ないです。
【焼肉用グリルパンとウルトラライト】
【金網とウルトラライト】
イマイチだと思った点
軽量・コンパクトでマルチ燃料に対応した焚き火台としてブッシュボックス ウルトラライトには概ね満足していますが、いくつか気になる点があります。
特に気になったのがストーブ上辺にある3つの突起。
この3つの突起を完全に覆う大きなクッカーや3辺に収まる小さなクッカーを使用する際には問題ないのですが…。中途半端な大きさのクッカーをの載せるとクッカー底面が突起部分と干渉してクッカーが傾いたりします。
上記の不具合を解消するために思いついたのがステンレスバンドの利用。トライベット五徳の上に突起部分と高さが同じになる幅を持ったステンレスバンドを載せてみました。
こうすることで、あらゆる大きさのクッカーを安定的に載せることができるようになりました。
▼Bushbox Ultralight▼
Bushbox ウルトラライト ライバル製品と比較
ブッシュボックス ウルトラライトは、アウトドアストーブのジャンル的には”軽量・コンパクトな焚き火台”として位置付けられます。
そこで、ブッシュボックス ウルトラライトのライバルとなる他の軽量・コンパクトな焚き火台と比較してみました。
デルタストーブ vs ブッシュボックス ウルトラライト
最初に比較するのがマルペイネット(marupeinet)の デルタストーブ!
ブッシュボックス ウルトラライトと同じく3角形(デルタ型)のアウトドアストーブになります。
形状もさることながらマルチ燃料対応ということで機能的にもブッシュボックス ウルトラライトと同同種のコンパクトな焚き火台になります。
デルタストーブ | Bushboxウルトラライト | |
使用サイズ | 152×133×80㎜ | 120×106×90㎜ |
重量 | 164g | 70g |
素材 | ステンレス鋼 | ステンレス鋼 |
同じステンレス素材でもブッシュボックス ウルトラライトの軽さが際立ちます。ちなみにデルタストーブにはチタン素材を使用したデルタストーブTI(96ℊ)という製品もあります。
バーゴヘキサゴンウッドストーブ vs ブッシュボックス ウルトラライト
ブッシュボックス ウルトラライトとは形状が異なりますが、軽量・コンパクトにしてアルコールストーブの五徳兼風防として使えるウッドストーブという点で比較の対象として選びました。
バーゴ | ブッシュボックス | |
使用サイズ | 127x127x127㎜ | 120×106×90㎜ |
重量 | 210g | 70g |
素材 | ステンレス鋼 | ステンレス鋼 |
バーゴとの比較でもやはりブッシュボックス ウルトラライトの軽さが際立ちます。ちなみにバーゴにもチタン素材を使用したバーゴ チタニウムヘキサゴンウッドストーブ(116g)という製品があります。
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【口コミ】ブッシュボックス ウルトラライトの評判は?
山登りでも焚火がしたくて購入。山形県大鳥小屋キャンプ場は直火禁止、でも4時間も登るには笑’sのチタンB6でも240g。エスビットでは味気無い。と言う訳で 別売の灰受け皿といっしょに購入。収納袋と五徳を入れ90g。
3種の熱源に対応、携帯性バッチリ!
アルコールストーブと固形燃料が使えて風防にもなる携帯性のいいものを探していて理想にピッタリでした!薄い金属板なのに組み上げると驚くほどしっかりしてます!
ブッシュボックスの各種ウッドストーブ・焚き火台紹介
Bushcraft Essentialsが製造・販売するブッシュボックス シリーズには今回紹介したウルトラライト以外にも色々なアウトドア用ストーブを販売しています。
フラッグシップモデルのブッシュボックスXL、より小型なブッシュボックス LFや超小型、マイクロクッカーEDCボックスなどのユニークな焚き火台が勢揃い!
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