ファイヤーボックス ナノのレビューです。アウトドアストーブで有名なFireboxの最軽量焚き火台ファイヤーボックス ナノ ストーブ(FireBox Nano)の特徴や使用感、良い点・悪い点についてレポート。チタンとステンレスとの比較やファイヤーボックス ナノの評判・口コミ情報もあわせて紹介致します。
- ファイヤーボックス ナノの使用感を知りたい!
- FIREBOX NANOの良い点・悪い点は?
- チタン vs ステンレス買うならどっち?
- ライバルとなるミニ焚き火台と比べてどう?
ファイヤーボックス ナノ[チタン]の特徴・スペック・オプション
先ずは、ファイヤーボックス ナノの特徴、スペック、オプション用品などを簡単に紹介致します。
ちなみに、ファイヤーボックス ナノというのは略称で正式な名称は”Gen2 Firebox Nano Ultralight Stove”になります。
ご承知の通りファイヤーボックス ナノにはチタンとステンレスの2つのモデルが存在し、チタンは”Gen2 Titanium Folding Firebox Nano 4 oz Ultralight Stove”、ステンレスの方は”Gen2 Stainless Firebox Nano Ultralight Stove”という名称になります。
Gen2が何を意味するかは不明ですが…、おそらく”Generation2”すなわち第2世代の略ではないかと思われます。
特徴
ファイヤーボックス ナノの主な特徴は以下の通りです。
- マルチ燃料対応(薪や炭,アルコール,固形燃料等々)。
- 面倒な組立は不要!数秒で展開・収納。
- トランギアのアルコールストーブがピッタリ収まる。
- 燃焼効率の高いクロスフィードシステムを採用。
- 五徳を調整することで小さなクッカーから大きなクッカーまで対応。
- シャツのポケットに収まるミニマムサイズ。
ひと言でいうならば、ミニマムサイズでマルチ燃料に対応した使い勝手の良いアウトドアストーブということです。
スペック
今回ワタシが購入したのはファイヤーボックス ナノ チタン(Gen2 Titanium Folding Firebox Nano)になるのでコチラのスペックを紹介します。ステンレスモデルについては後で比較対象として紹介…。
- 使用サイズ:8×8×12㎝
- 収納サイズ:8×12×0.6㎝
- 重量:113g
- 素材:チタニウム
Firebox Nano オプション Xケース キット,グリルプレート,風防,etc
ファイヤーボックス ナノには実にたくさんのオプションが用意されています。ここでは主要なオプションを紹介致します。
①説明書、②カーボンフェルト、③収納袋、④nano本体、⑤固形燃料用プレート、⑥専用グリル、⑦Xケースキットの元箱、⑧firebox nano Xケース、⑨スティック、⑩風防立て、⑪専用風防。
Ⅹケースセット
ファイヤーボックス ナノ本体の他にXケースとカーボンフェルトが含まれたセット。
Xケースは灰受けとして利用することができ、またカーボンフェルトは風防として利用することができます。
ファイヤーボックス ナノ用のグリルプレート
焚き火や炭火を利用して料理・調理する際に必要になるグリルプレート。
チタン風防 Titanium Nano Flame Guard
ファイヤーボックス ナノ専用のチタン風防。ナノのフロンパネル上部に取り付けることができる風防板。
固形燃料用プレートTitanium Nano Fuel Plate
ファイヤーボックス ナノ専用の固形燃料用プレート。固形燃料を使用するためのプレートになります。
【レビュー】ファイヤーボックス ナノを実際に使用してみた
各種クッカーとの相性
先ずは各種クッカーとの相性をチェックします。
トランギアのケトルTR-325のように底面の広いクッカーを載せる場合には五徳を外側に拡げることで安定感が増します。
スノーピークのシングルマグ450のように小さなクッカーを載せる場合には五徳を内側に閉じて使用します。
トランギアのメスティンTR-210のように横長のクッカーやキャンティーンカップのような変形タイプのクッカにも五徳の角度を調整することで問題なく対応できます。
ステンレスの丸棒を使用したファイヤーボックスナノの脚は華奢に見えますが、重たい鉄スキレットを載せても4本の脚でしっかりと支えてくれます。
重たいスキレットを載せても安定性に不安を覚えることはありません。
ファイヤーボックス ナノ炭火で焼肉をしてみた
炭を燃料にしてファイヤーボックスナノで焼肉バーベキューをしてみました。ファイヤーボックスナノを炭火グリルとして使用することの適否、ロゴスの固形燃料ヤシガラ炭との相性などについては以下の記事を参考にして下さい。
焚き火でステーキを焼いてみた
ファイヤーボックス ナノで焚き火をしてステーキを焼いてみました。詳細は以下の動画をご覧ください。
ファイヤーボックス ナノの良い点・悪い点は…?
実際にファイヤーボックス ナノを実際に使用して感じた良い点・悪い点についてまとめました。
良い点
ファイヤーボックス ナノの良い点は主に以下の2点です。
- 素早い展開と折り畳み
- ミニマムサイズながら必要十分な機能性
Fireboxお得意の蝶番を使用することでほぼワンアクションで展開&折り畳みできます。
展開と折り畳み・収納がスムーズにできるということは極めて重要です。登山やトレッキングでスケジュールがタイトなときには本当にありがたく思える。
特に山頂での滞在時間に制限のある雪山登山では素早く展開・折り畳めることは必須条件。
手のひらに載るミニマムサイズながら、既にみてきたように種々のクッカーに対応できる能力を持っています。
また、「カップ2杯分のお湯を沸かすのに、かかる時間は約3分」という燃焼効率の高さやアルコールストーブを格納する位置の高さを調整できるという機能性の高さを備えています。
悪い点
ファイヤーボックス ナノの悪い点は主に以下の2点です。
- 展開時のカタチがいびつ
- 値段が高い?
Firebox nanoのボディーを展開したときに真四角ではなく歪んだ四角形になる。最初は随分不細工なカタチだと戸惑った…。ただ、 あばたもえくぼ。歪んだ四角形も見慣れてくるとコレもファイヤーボックス ナノの個性の一つとして現在は納得。
手のひらに載る小さなサイズに関わらず日本市場での正規品の実勢価格はチタンなら1万円を超える価格。原価だけを考えれば価格設定は極めて高いと言わざるを得ない。もちろん意匠もあるのだが…。
Firebox Nano チタン vs ステンレス買うならどっち?
ファイヤーボックス ナノのステンレスモデルとチタンモデルでは収納サイズ・使用サイズともに一緒です。両者の違いは素材と重量と価格。
ステンレスの重量が170gに対してチタンは113gです。
ステンレスに比べて割高なチタンですが、メンテナンスフリーでも錆びないというのは大きな利点です。錆びに強いだけでなく歪みも強い。炭火で何度も利用しましたが全く歪みはありません。さらに使用に伴いチタン焼けによるチタンブルーの紋様を楽しむこともできます。長く使うのならチタンがおすすめです。
ファイヤーボックス ナノの評判は?口コミ・レビュー情報
着火から燃焼にいたるまでは実にスムーズで、横から木片を突っ込める穴の構造もそれぞれ位置をずらしてお互い干渉さないように設計されており素晴らしいの一言につきます。個人的にソロでは最良の焚き火台だと思ってます。
これは最高にいいです。まず組み立てる必要がない、軽量、耐久性、デザイン、もちろんストーブしての機能は申し分ないです。小さいストーブなので実用性に欠けるかなとは思ったのですが、いい意味で裏切ってくれました。なんと実用的なものでしょう、、これ一台で調理全般行けます ものすごく燃焼効率いいです。
新品ということで購入しましたが、届いたものは全面傷だらけの状態でした。製造過程のものなのか、アウトレットなのかは判断つきませんが開封時にはかなりショックを受けました。
【ライバル比較】ファイヤーボックス ナノ vs 各種ミニ焚き火台
マルチ燃料に対応したウルトラライトな小型ストーブはファイヤーボックス ナノだけではありません。firebox nanoのライバルと目される軽量・小型ストーブとファイヤーボックス ナノを比較します。
バーゴヘキサゴンウッドストーブ vs ファイヤーボックス ナノ
ファイヤーボックス ナノと同様に蝶番を利用することが面倒な組立が必要ないバーゴのヘキサゴンウッドストーブ!
バーゴヘキサゴンストーブ | FIREBOX NANO チタン | |
使用サイズ | 127x127x127㎜ | 80×80×120㎜ |
重量 | 116ℊ | 113ℊ |
素材 | チタニウム | チタニウム |
デルタストーブti vs ファイヤーボックス ナノ
マルペイネットのデルタストーブtiチタン!ファイヤーボックス ナノ同様アルコールストーブの五徳兼風防に最適!
デルタストーブ | FIREBOX NANO チタン | |
使用サイズ | 152x133x80㎜ | 80×80×120㎜ |
重量 | 96ℊ | 113ℊ |
素材 | チタニウム | チタニウム |
ブッシュボックス ウルトラライト vs ファイヤーボックス ナノ
Fireboxと並ぶアウトドア用ストーブメーカーであるBushcraft Essentialsの最軽量ストーブ、ブッシュボックス ウルトラライト!
Bushbox ウルトラライト | FIREBOX NANO チタン | |
使用サイズ | 120×106×90㎜ | 80×80×120㎜ |
重量 | 70g | 113ℊ |
素材 | ステンレス | チタニウム |
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