モビ ガーデンMOBI GARDENの山岳テント ライト ナイトLIGHT KNIGHTについてのレビュー記事です。モビ ガーデン ライトナイトのラインナップの詳細や日本仕様モデルを実際に使って感じた使用感をレポート。モビガーデンのテントに対する評判・口コミ、他の登山用テントとの比較もあわせて紹介。
- モビ ガーデンのライトナイトについて詳しく知りたい!
- モビガーデン 山岳テント買うなら日本仕様 or 通常版?
- MOBI GARDEN LIGHTK NIGHTの評判はどうなの?
モビ ガーデン ライトナイトLIGHT KNIGHTってどんなテント?
最初にモビガーデンというアウトドアブランドと今回レビューするライトナイトというテントについて紹介します。
モビ ガーデン MOBI GARDENについて
モビガーデンはテントの製造・販売を中心に手掛ける新興のアウトドアブランドです。
1995より日本・北米・欧州のアウトドアブランド向けにテントのOEM生産を開始し、2003年にはテントメーカーとして中国市場に向けて独自ブランドでの販売を開始します。今日では中国のテント市場においてトップシェアを獲得し世界最大のテントメーカーに成長。(MOBI GARDENの詳細)
ライトナイトLIGHT KNIGHTはUL(ウルトラライト)仕様の山岳テント
モビ ガーデン ライトナイト LIGHT KNIGHT ULシリーズは、同社を代表する軽量山岳テントのベストセラーです。
ライトナイト LIGHT KNIGHTの基本情報・スペック
ライトナイト LIGHT KNIGHTの主なラインナップは、1人用3シーズンテントのLIGHT KNIGHT UL1と2人用のLIGHT KNIGHT UL2の2つになります。それぞれのスペックは以下の通りです。
LIGHT KNIGHT UL1 | LIGHT KNIGHT UL2 | |
重量 | 1360g (フットプリント180g含まず) | 1650g (フットプリント280gを含まず) |
使用サイズ | 幅:110 全長:275 全高:100cm | 幅:130 全長:275 全高:105cm |
収納サイズ | 39×Φ12 cm | 41×Φ13 cm |
フライシート | 20Dリップストップナイロン (3000mm防水) |
20Dリップストップナイロン (3000mm防水) |
ボトム | 20Dリップストップナイロン (4000mm防水) |
20Dリップストップナイロン (4000mm防水) |
モビガーデン ライトナイト 1人用と2人用買うならどっち?
ソロでの使用を前提した場合にライトナイトの1人用か2人用のどっちを購入すべきかでお悩みの人も多いことでしょう。
一人用のLIGHT KNIGHT UL1か二人用のLIGHT KNIGHT UL2のいずれを選択するかは、使用目的や居住性、重量、価格面の兼ね合いから判断することになるのではないでしょうか。
モビガーデン ライトナイト 日本専用仕様 vs 通常版 買うならどっち?
モビ ガーデンのライトナイトには、日本の山岳環境に適して改良された LIGHT KNIGHT JPN(日本専用仕様モデル)があります。
日本仕様モデルの主な改良点と相違点は以下の通りです。
通常モデルとの最大の相違は、通常モデルがインナーテントにメッシュ素材を使用しているのに対して日本仕様ではメッシュ素材を改めて非メッシュの透湿性10Dナイロンを使用していることです。
風の強い高山帯での使用を前提に非メッシュ素材を採用することで防寒性・耐候性が向上しています。
モビ ガーデン ライトナイトの購入を検討している人に中には日本仕様(非メッシュ)と通常仕様(メッシュ)のどっちを購入すべきかでお悩みの人も多いことでしょう。
登山用テントとして3シーズン使うなら日本仕様モデルがおすすめではないでしょうか。理由は以下の通りです。
ワタシもどっちを購入するか悩みました。夏だけの使用に限定するなら通気性の高いメッシュ素材を使用したインナーテントは魅力的にも見えます。ただ、これまでのテント泊登山では夏でも寒くて眠れないことが幾度とあったことから最終的に非メッシュの日本仕様を購入しました。
▼LIGHT KNIGHTの在庫情報▼
モビ ガーデンのLIGHT KNIGHTシリーズには、日本の山岳環境に適した日本仕様モデルの他にもスノーフライを備えた4シーズンテントのLIGHT KNIGHT PLUSやキャンプ向けに難燃性フライを装備するLIGHT KNIGHT 2 JPN 難燃キャンプ仕様などのモデルが存在します。
モビ ガーデン ライトナイト 日本仕様の使用感【レビュー】
モビ ガーデンの山岳テント ライトナイト LIGHT KNIGHT UL1の日本専用モデルを実際にテント泊登山で使用して感じた使用感、良いと思った点、残念に思った点についてレポートします。
テント泊登山でモビガーデン ライトナイト日本仕様を使ってみた
日本百名山の一つである北岳(3192m)のテント泊登山でモビ ガーデンのライトナイトUL1 JPN(日本仕様)で幕営しました。
幕営地は、標高3,000mに位置する北岳肩の小屋のテン場になります。夏山とはいえ予報での気温は9度ぐらい。用意していたシュラフが必要ないくらいに快適に眠れました。
八ヶ岳の主峰赤岳の行者小屋テント場(標高2,350m)で10月上旬にモビガーデンライトナイト日本仕様で幕営しました。
秋ということもあり朝の気温は6度まで冷え込みましたがテント内で寒さを感じることはありませんでした。
中央アルプスと南アルプスの真ん中に位置する陣馬形山の山頂でモビガーデンライトナイト日本仕様でテント泊してきました。
寝具はエアーマットにナンガのダウンシュラフ450のみで快適に眠ることが出来ました。
モビ ガーデンのテントを購入して良いと思った点
モビ ガーデンのライトナイトUL1 日本仕様モデルを購入して良かったと思った点は以下の通りです。
モンベル、アライテント、ニーモ、MSR等国内外の有名メーカーの山岳テントと価格を比べると圧倒的に価格が安い。安いだけじゃなく登山用テントとしてちゃんと使える。不満が無いワケではないですが価格を考慮すればコスパが高いと評価できます。買ってよかったと思っています。
スノースカート付きのスノーフライを別途単体で購入できるだけでなく、メッシュ生地のインナーテントも単体で購入できる。フライシートを単品で購入できるのはモンベル、アライテントでは当然ですが、同じ中国ブランドのネイチャーハイクには無い利点です。用途・目的に応じてフライシートを変えたりインナーテントを交換できるのはユーザーにとってはありがたい。ちなみに、ライトナイトの2人用ではブッシュクラフトに最適な難燃性フライシートも用意されています。
3年の長期保証付き。しかも日本正規代理店である株式会社帝伸テックと直接コンタクトをとれるので安心。
▼LIGHT KNIGHTの在庫情報▼
モビ ガーデンのテントを使ってみて残念に思った点
モビ ガーデンのライトナイトUL1 日本仕様モデルを購入、実際に使用して残念に思った点は以下の通りです。
YKKのファスナーは信頼性・耐久性が高いだけでなく、万一の場合に直接YKKからサポート受けることができます。しかも基本無料。このサポートを受けれないというのが非YKKファスナーの最大のデメリット。
▼ファスナーの故障?YKKなら無料で修理▼
モビガーデンのテントで使用しているファスナーのメーカーは不明。心なしかファスナーの金具(スライダー)が華奢に感じました。
テント入口の脇にある小物を入れるためのポケットがステラリッジやダンロップテントと比べて小さい。財布とスマホを入れたらほぼ一杯。
ちなみに、ライトナイトの日本仕様モデルにはインナーテントの天井部にも眼鏡等を入れる小物入れがあります。それでも小物ポケットの容量としてはやや不満。
▼LIGHT KNIGHTの在庫情報▼
【動画】モビガーデン ライトナイト 日本仕様の設営方法と使用感レビュー
モビガーデン ライトナイト UL1の日本仕様についてレビュー動画を作成しました。テント設営の模様やブログでは触れてないことにも言及しているので是非ご覧下さい。
モビ ガーデン ライトナイトの評判~みんなの口コミ・レビュー
管理人であるワタシだけのレビューだけでは客観性に欠けるので、モビ ガーデンのライトナイトを購入した皆さんに口コミ・レビュー情報をまとめて以下に紹介致します。
ポジティブな評判・口コミ
コスパは最高。
今までニーモやモンベルのテントも使用してきましたが全く問題ないレベルだと思います。ペグの本数も設計もgood。蝶ケ岳あたりで使用してみたいですが横風に少し弱そうな構造なので、風が強いテン場ではしっかりロープを張る必要があります。最悪壊れても保証期間が3年もあるので初心者の方にもオススメできます。
その他、モビ ガーデン ライトナイトに対するポジティブなレビューで目立った意見として以下のような声がありました。
ネガティブな評判・口コミ
全体的にはポジティブな評判・口コミが多数を占めていますが、以下のようなネガティブなレビュー情報も散見されます。
フライ入口のファスナーがどちらからも開く仕様のため、開けたときフライが地面につく。このせいでフライに汚れが付く。
その他、モビ ガーデン ライトナイトに対するネガティブなレビューとしては以下のような指摘がありました。
▼MOBI GARDEN LIGHT KNIGHT▼
【ライバル比較】モビ ガーデン vs 各種登山用山岳テント
モンベルのステラリッジやネイチャーハイクのクラウドアップ2などの人気の山岳テントとモビガーデン ライトナイト日本仕様を比較してみましょう。
ネイチャーハイク クラウドアップ vs モビガーデン ライトナイト
コスパが高いと評判のネイチャーハイクのクラウドアップとモビガーデンを比較!
▼Naturehike vs MOBI GARDEN▼
モンベルのステラリッジ vs モビガーデン ライトナイト
モンベルのステラリッジ1とモビガーデン ライトナイト日本仕様を比較!
モンベル ステラリッジ1 | LIGHT KNIGHT JPN 1 | |
使用サイズ | 幅90 全長:265(前室55) 全高:105 | 幅110 全長:275(前室60) 全高:100 |
収納サイズ | 41×13.5φ㎝ | 39×12φ㎝ |
総重量 | 1,340g | 1,395g |
収容人数 | 1人 | 1人 |
フライシート | 20Dナイロン 1000mm防水 | 20Dナイロン 3000mm防水 |
フロア | 30Dナイロン 1500mm防水 | 20Dナイロン 4000mm防水 |
価格 | 4万4千円 | 2万円以下 |
ステラリッジ1とフロア面積を比較すると、重量はほぼ互角ですがモビガーデン ライトナイト1の方が広いことが分かります。
また、フライシート及びフロアの防水性(耐水圧)もモビガーデン ライトナイトの方がステラリッジうよりも格段に高くなっています。
フロア面積も広く、防水性も高いのにお値段はステラリッジの半額以下!
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