
アライのS70ジェットヘルメットについてのレビューになります。
Arai S-70の特徴や実際に被ったときのシルエット、サイズ感・使用感等のインプレから他のジェットヘルメットとの比較まで多角的にレポートします。

- 価格:★★★★☆
- 機能性:★★★☆☆
- デザイン:★★★★☆
- 満足度:★★★★☆
評価の詳細は本文で…
アライ S70 の仕様と特徴
アライのS-70 ジェットヘルメットの仕様と特徴を先ずは簡単に紹介させて頂きます。

アライ S-70の基本仕様について
- モデル名:S-70
- 安全規格:JIS規格、SGシール
- カラー:ホワイト・ブラック・シルバー
- サイズ:(55-56)、(57-58)、(59-60)、(61-62)
- 希望小売価格:
19,000円(税別)
小売価格については価格改定により24,000円に値上げされました。
※アライのホームページを確認したところ、カラーは白と黒のみとなっていました。シルバーの生産は終わった可能性があります。(参考:アライヘルメット)

アライ S-70の重量は?気になったので調べてみました
アライ ヘルメットの公式ページにはS-70の重量についての記述がありません。
街乗りならいざ知らず、長距離のツーリングではやはり重量が気になります。ということで、株式会社アライヘルメットさんに直接問い合わせました。アライヘルメット様(support@arai.jp)からの回答によればS-70の重量は以下の通りです。
- 55-56㎝: 1165g
- 57-60㎝: 1179g
- 61-62㎝: 1225g
アライ S-70 の特徴について

アライのS-70は、オーソドックスなオープンフェイスジェットヘルメットで、数あるアライのヘルメットの中でも最も歴史のある製品の一つです。
シンプルでクラシカルなフォルムと高い安全性基準を両立させた人気のジェットヘルメットです。
バイク乗り・ライダーだけでなく、4輪のサーキット走行、ジムカーナ-等で4輪のモータースポーツにおいても広く使用されているヘルメットです。
Arai S-70の購入動機
アライのS-70を購入したのは。ホンダ CL400にマッチするヘルメットが欲しかったからです。

CL400ならフルフェイスよりもオープンフェイス、それもジェットヘルメットというのが私の趣向。CL400のタンクカラーがシルバーなので、ヘルメットもシルバーがいい!ということでシルバーカラーのジェットヘルメット探しが始まります。
候補として挙がったのが、BELLの500-TXJ、SHOEIのFREEDOM、アライのclassic mod等。
SHOEI のフリーダムは、帽体がスリムで値段もリーズナブルなので自分の中でのポイントはかなり高かったのですが、シルバーカラーは既に廃版。バイクショップやアマゾンはじめ各ECサイトを探しても自分に合うサイズの在庫は見つからず。
アライのclassic modもシルバーのソリッドカラーがないので候補から外れる。
BELLの500-TXJは、同社の往年の名作スモールジェット「500-TX」をモチーフとしたリバイバル製品。スモールジェット特有のスリムな帽体はとても魅力的。しかし、BELL本体の製品ではなく日本の会社の企画モノという点で安全性が気になる。
迷った末に、無難にアライのS-70となったのが事の顛末です。

今ならアライのクラシックエアーという選択もあります。
アライ S-70 被ったときのシルエット
被ったときのシルエット、サイズ感、使用感についてレビュー。
一番気になるは被ったときのシルエット

アライのS70に限らずジェットヘルメットで一番に気になるのは、やはり被ったときのシルエット。
安全性を重視して帽体が大きくなり過ぎた今日日のジェットヘルは、被ったときのシルエットが”マッチ棒”と揶揄されたりします。特に帽体のサイドに厚みがあると顔面がヘルメットの中に埋もれたような感じになってしまいます。
この点について、アライのS-70はどうなのでしょうか?
バストアップ画像でみる限りサイドの膨らみもそれほど気になりません。これなら十分許容でききる範囲です。
ちなみに、帽体の外周を測ってみたところ、(57-58)サイズで83㎝でした。

アライ S-70のインプレ|サイズ感・使用感・安全性etc

アライのS-70のサイズ感に関しては、頭囲サイズ56㎝で(57-58)サイズを使用、若干緩めです。
ジャストサイズに越したことはないでしょうが…。ヘルメットがキツくて痛くなるよりは、少しゆとりがある方がマシなので仕方ないですね。緩い分はインナーキャップを被れば調整できます。
ベンチレーション機能はなくインナー素材もメッシュなど通気性に配慮した素材を使用していないので夏は暑いです。といってもジェットですからフルフェイスのように蒸れることはありません。
また、汗をかいてもインナーを取り外し出来ないのでケアに手間がかかります。
そこでおすすめなのがインナーキャップ!吸汗性の高い素材を用いたインナーキャップを利用することでヘルメットの内装を比較的清潔に保つことができます。
S-70にシールドは必要?
アライS-70の標準装備はピーコックバイザーのみ。バイザーは付属していません。
ただ、通常のジェットヘルメット同様にバイザーを取り付けるためのフロントホックを利用すれば汎用のシールドを取り付けることができます。

個人的にはS-70はシールドを取り付けるよりもオープンフェイスの方がいいと思っています。
オープンフェイスだと高速道路などでの虫アタックが怖いという人にはゴーグルやオーバーサングラスなどがおすすめ。

▼BOBSTERのゴーグルについて▼
オープンフェイスのままだと日焼けが気になるという人にはフェイスマスクの着用がおすすめ。
アライS-70の口コミ・評判?
アライのS-70の使用感やインプレッションについてもっと知りたいという人のためにS-70の口コミ・評判をいくつか紹介します。

教習所の教習で使用しました。昔懐かしい形が大好きです。良くできています。値段通りだと思います。

車でのジムカーナ用に購入しました。 今までフルフェイスを使用していましたが、これは蒸れることもなく、視界も広く確保できるため かなりいい感じです。

蕎麦屋の出前に見えない様ファッションに気をつけないといけない。シンプルでとても良い商品ですがアライの他の製品に比べたらやや重くサイズ感もゆるめですがその代わりヘルメットスピーカーを入れても耳が痛くなりにくいです。ただし内装は外せません。

アライのS-70 他のジェットヘルメットと比較してみた

やっぱり気になるのは帽体の大きさや全体のフォルムなどです。
S-70と同じくアライのクラシックSWを比較

ヘルメットの帽体の外周を比較したところ、S-70が83cmだったのに対して、クラシックswの外帽体の外周は81cmです(サイズはともに57-58サイズ)。

同じサイズであるに拘わらずクラシックswの方が2㎝も少ない。よりスリムです。
重量もクラシックswの方が若干軽いです。


ARAI S-70とSHOEIのジェットヘルメットを比較

アライのs-70とSHOEIのジェットヘルメット(モデル名不明、10年以上前に購入)を比較してみます。
帽体の外周はS-70の83cmに対してSHOEIは80㎝。SHOEIの方が3㎝もスリムでした。

重量は同じくらいでした。
アライのS-70とOGKのスモールジェットを比較

最後にS-70とOGKのスモールジェットを比較。
先ずは、帽体周りのサイズを比較。S-70の83㎝に対してOGKは78㎝。OGKのスモールジェットの方が5㎝も小さいです。

重量もOGKの方が断然軽いです。もちろんSGマーク付き。
ちなみにこのOGKスモールジェットは10年程前に数千円で購入した代物です。
アライのS70とあわせて読みたい関連記事
愛車の買取価格が気になる人へ…
バイク画像&簡単入力で査定額が分かる♪

アライ S-70 レビュー&インプレ まとめ
先ほど申したようにアライのS70は今日日のフルフェイスやシステムヘルメットに比べると難点は多々ありますが、クラシカルなジェットヘルメットである以上致し方ないと納得しています。
以上、今回はアライのS70ヘルメットについてのレビューとその関連情報を紹介させて頂きました。
(テキスト・編集人 flyder)


コメント