無雪期の夏山登山・トレッキングにグローブ・手袋は必要なのか?
登山に最適なグローブ・手袋について考察。管理人の経験をベースに軍手からホームセンターで購入できる革手袋等コスパで選ぶおすすめの登山グローブを紹介致します。
安価で登山・トレッキングに最適なグローブをお探しの人は必見です!
夏山登山に手袋・グローブは必要なのか?
厳冬期の冬山登山に手袋が必要なことは言うまでもないことですが、夏山登山や低山ハイク・トレッキングに手袋・グローブは必要なのか?
岩や鎖を掴む場合にも素手感覚を重視して、防寒の必要がない夏山登山に手袋・グローブの類は不要という意見もあります。
しかし、夏山でも悪天候に遭遇すすれば低体温症で遭難するケースは否定できません。
特に掌及び指先は心臓からは遠く血管が細いことから冷えに弱い部位です。
ですから、夏山登山でも雨風による冷えから手先を守るために手袋・グローブは必要になります。もちろん掌や指を保護するという役割も忘れてはなりません。
夏の登山に最適な手袋・グローブとは?
では、夏山登山に適した手袋・グローブとはどのようなモノなのでしょうか。
登山用手袋の理想の条件を挙げると以下の通りです。
一番はブラックダイヤモンド、ミレー、モンベル等の山用品専門で扱うブランドが販売する登山用ないしトレッキング用のグローブを購入することです。
ただ、ここで終わったのではネタ的に面白味に欠けます。
そこで、登山・トレッキング用に開発されたグローブ・手袋ではないが、登山・山登り、トレッキングに適したおすすめの手袋/グローブはないかといろいろ探してみました。
コスパで選ぶおすすめの登山向きグローブ・手袋
素材や機能性が同じでも、登山用という名前が付くだけで、兎角値段が高価になりがちな登山用品。グローブも例外ではありません。
安くて登山・トレッキングに使えるグローブはないかということでいろいろ試してみました。
ラバー付き軍手でOK?
軍手には使い捨てができる、無くしても気にならない等のメリットがあります。
しかし、以下のデメリットがあるので山登りにはおすすめできません。
- 濡れると水を吸い重たく不快で乾きにくい。
- 破れやすく、耐久性に不安。
- 見た目がダサい(気にする人にとっては…)
- フィッテイング性能に欠ける。
園芸用のラバー付き手袋
軍手に比べれば格段に機能性は向上します。
掌側にラバーが貼ってあるので水濡れに強く耐久性もあります。
フィッテング性も軍手に比べればよいです。しかし、掌のラバーがゴワゴワして、手袋をはめたままでの細かい作業は厳しいです。
ホームセンターで見つけた作業用の革手袋
豚革を使用した作業用の革手袋。値段は千円以下で買えます。
破れに強く、耐久性も◎!
手首をベルクロで留めるタイプでフィッテング性も良好です。
ただ、通気性がなく水に濡れると乾きにくいことが難点です。
管理人イチオシ!おたふくの合皮作業手袋
これまたホームセンターで見つけた作業用のワーキンググローブです。
お値段は1,000円程度。おたくふ手袋株式会社のネクステージ バイパーという製品です。
掌側にはマイクロファイバー合皮という人口皮革素材を使用。
従来の合成皮革より強度があり、天然皮革と比べてフィット感がよく通気性があるという優れた素材です。
また、手の甲側にはクッション性のあるメッシのパイル生地を採用。通気性・はめ心地ともに満足できるレベルです。
まだ、実戦投入したわけではないのでフィールドでの使用感は未知数ですが、かなり期待できると思っています。
鎌ヶ岳登山で実戦投入 レビュー
鎌ヶ岳登山(宮妻峡-カズラ谷道-岳峠)でおたふく手袋のネクステージ バイパーを実戦使用してきました。
山行中はほぼグローブを付けぱなっし。グローブをはめたままでのカメラ操作可能。
行動食を摂るときや、水分を補給する際の手袋の脱着にもストレスを感じることはありませんでした。
山行途中で残雪の中に手を突っ込まざるを得ない場面があったのですがに事前に防水スプレーをかけていたせい手袋が濡れて不快な思いをすることもありまんでした。
往復5時間に及ぶ山行で岩や樹木、鎖、ロープを激しく掴む場面が何度もありましたがグリップ性・耐久性に問題は感じませんでした。日帰り登山ならあと3回ぐらいなら余裕で使えそうです。
今回は時期が3月ということで手袋をしていて暑くもなく寒くもなく丁度いい感じでしたが、初夏から盛夏の低山では暑く感るかもしれません。
▼登山用品・装備特集▼
おたふく ネクステージ バイパーのその後
2018年8月23日 追記
おたふくのワーキンググローブ ネクステージ バイパーの購入から半年近く経過。
▼現在の状態▼⇒おたふくの手袋寿命を迎える
この間、御在所岳をはじめとする鈴鹿の山々から、北アルプスを代表する名峰、槍ヶ岳、西穂高岳の登山においてネクステージ バイパーを酷使してきました。
通算の延べ日数で20日使くは使用しています。
さすがに外観にはくたびれ感がありますが、致命的な破れ・穴あきは一切ナシ!
まだまだ十分に使える状態を維持しています。
ついに寿命を迎えたので2代目を購入!
2018年10月24日 追記
その後も、御在所岳の岩登り等で使用。
2018年10月の南アルプス2day( 甲斐駒ヶ岳、仙丈ヶ岳)登山での使用をもってついに寿命を迎えました。
▼甲斐駒ヶ岳登山▼
▼仙丈ヶ岳登山▼
掌の部分は全く問題ないのですが、人差し指・中指・薬指、それぞれの指の腹の部分が破れました。
購入から半年、登山での通算の使用回数はおそらく30回は超えていると思います。
本革のグローブに比べれば耐久性の面で劣っているかもしれません。
ただ、値段や使い心地には満足しているので早速2代目を購入しました。
▼登山用手袋・グローブの人気・売れ筋▼
以上、今回は夏シーズンの登山・トレッキング用手袋のおすすめを紹介させて頂きました。
(テキスト・編集人 flyder)
コスパで選ぶ登山用グローブとあわせて読みたい関連情報
▼登山グローブ冬用のおすすめは?▼
コメント