テント泊用ザックのおすすめを紹介!1泊程度のテント泊登山に最適とされる容量45L~55Lの中型ザック、長期縦走や冬季雪山でのテント泊を目的とした60L以上の大型ザックまで容量別におすすめのザックを紹介。テント泊用ザックを選ぶ際のコツや注意点もあわせて紹介。
- テント泊登山で使うザック、おすすめの容量は?
- ズバリ!テント泊登山におすすめのザックは?
- テント泊用ザックを選ぶコツ・注意点について知りたい!
- 女性向けのおすすめについて知りたい!
テント泊登山で使うザック おすすめの容量は?
テント泊登山では居住スペースとなるテント、寝床となるマット&シュラフ、さらに自炊のためのバーナーやクッカー、食材が必要になります。ですから、日帰り登山で使用するザックよりも容量の大きなザックが必要になります。
ただ、ひと口にテント泊登山といっても、宿泊日数や登山のスタイルによって必要とされるザックの容量は異なります。
宿泊日数が長くなれば着替えや食料もより多く必要になります。また同じテント泊でも厳冬期の雪山と夏山の縦走では必要とされる装備も異なってきます。
夏山の一泊 テント泊登山なら45ℓ~55ℓでもOK
ひと昔前なら夏山の一泊テント泊でも60ℓクラスのザックが望ましいとされていました。ただ、最近はテントをはじめシュラフ、マットなどテント泊装備の軽量化・コンパクト化により、1泊~2泊程度なら45ℓ~55ℓでも問題なく対応できます。
むしろ、45~50ℓクラスの中型ザックの方が60ℓクラスの大型ザックよりも望ましいという論者もいます。
夏山の長期縦走・雪山なら60ℓ以上の大型ザックがおすすめ
夏山の長期縦走や重装備登山、あるい冬季の冬山での使用も視野にいれるなら60ℓ以上の大型ザックがおすすめです。
テント泊初心者には容量に余裕のあるザックがおすすめ!
夏山の1~2泊程度でも、ザックの容量に余裕が欲しい人にも60ℓクラスがおすすめ!容量に余裕があるとパッキングや必要なモノの出し入れがラクにできます。
テント泊ザックのおすすめ45L~55L【中型】クラス
夏山のテント泊 1~2泊程度、装備を最小限に絞って機動性を重視したい人には45ℓ∼55ℓクラスの中型ザックがおすすめ。以下中型クラスのおすすめザックを紹介。
グレゴリー スタウト STOUT 45
米国を代表するバックパック専門メーカー、グレゴリーの中型ザックの人気モデルです。小屋泊から装備を絞った1泊程度のテント泊には対応可能な45ℓ。グレゴリーお得意のサスペンションシステムを搭載。快適な背負い心地とスムーズな歩行をサポートしてくれます。
【女性向け】グレゴリー アンバー AMBER 55
先に紹介したグレゴリーの中型リュック、スタウトの女性仕様モデルになります。スタウト45よりも余裕のある55ℓだから、ついつい装備を詰め込み過ぎる人でも安心。
オスプレー ケストレル48
翼を大きく広げた鳥のマークでお馴染みのオスプレーの定番中型ザック ケストレル48!レッキングポールを格納するためのアタッチメントやポケット、コンパートメント類も多く装備され使い勝手の良いリュックです。1~2泊程度のテント泊にも十分対応可能なサイズ感です。
カリマー リッジ ridge 40+/50+
イギリスを代表するバックパックメーカー、カリマーの定番シリーズ リッジridgeの40+と50+。40+の容量は42L~47L、一方50+の容量は53L~58L。パッキングに自信のない人、容量に余裕の欲しい人には50+の方をおすすめします。
ミレー サースフェー SAAS FEE 50+15
フランスを代表する登山用品ブランド、ミレーの人気定番リュック サースフェーSAAS FEEに50Lクラスモデルが登場!40Lではテント泊には小さすぎるけど60Lでは1泊2日には大きすぎるという人に最適なサイズ感です。トップスカートを伸ばせば、50L+15L=最大65Lまで装備を収納できます。
ザ・ノースフェイス テルス Tellus 45
ザ・ノースフェイスの定番リュック テルスシーリズの中型ザック テルス Tellus 45。小屋泊から1泊程度のテント泊まで対応できます。快適な背負い心地を損なうことなく従来モデルからの軽量化を実現。テント泊登山初心者からベテランまでに広くおすすめできるザックです。
ドイター エアコンタクト ライト 40+10 /50+10
ドイツの老舗ザックメーカー、ドイターの縦走用ザックのエアコンタクト ライト 40+10 /50+10。軽量でスリムなフォルムが特徴の中型ザックです。装備を絞って行動性を重視する人には40+10が、容量に余裕が欲しい人には50+10がおすすめです。女性専用設計のSLウイメンズモデルもあり。
ミステリーランチ テラフレーム3ZIP 50
米軍の特殊部隊にも納品している米国のバックパック専門メーカー ミステリーランチのテント泊登山向き中ザック テラフレーム3ZIP 50!バックカントリークライマーや山岳ガイドの要求にかなう山岳用ザック。新設計のフレームは優れたサスペンション効果をもたらし、柔軟な捻じれ特性により68kgに及ぶ大荷重でも安定して快適に担げるという優れものです。
マムート バックパック リチウム クレスト
スイスの山岳用品メーカー マムートのリチウムクレスト!中量の装備を携行しての長時間にわたる激しい運動での使用を前提に設計されたバックパックです。1泊程度のテント泊装備を担いでの縦走登山に最適。40+7Lと50+7Lの2つのモデルから選べます。
モンベル チャチャパック 45
日本を代表する総合アウトドア用品メーカー モンベルのチャチャパック 45は、シンプルな1気室構造を採用した中型ザック。テント泊装備を必要最小限に絞って行動中の快適さを求める人におすすめです。
テント泊ザックのおすすめ60L以上【大型】クラス
夏山の長期縦走や冬季雪山でのテント泊も視野に入れている人、或いはゆとりのあるパッキングを志向する人には60ℓ以上の大型ザックがおすすめ。以下大型クラスのおすすめザックを紹介。
グレゴリー バルトロ 65/75
グレゴリーの長期縦走用大型ザックのフラグシップモデルにあたるバルトロ!バックパックの「ロールスロース」と称えられるだけあって細部に至るまでハイエンドな作りになっています。モデルチェンジにより軽量化と更なる使い勝手の向上を実現。
グレゴリー【女性向け】 ディバ DEVA 60/65
グレゴリーのフラッグシップモデル バルトロの女性仕様になります。バルトロ同様に快適な背負い心地と使い勝手の良さで人気!女性向け大型ザックの決定版!
オスプレー イーサー 65/70
オスプレーの大型パックのスタンダード イーサー!2021年リリースの新型モデルでは新設計フレームの採用により軽量化と安定性を両立。快適な背負い心地で長期縦走テント泊をサポートしてくれます。
カリマー CougarApex-G 60+/70+
カリマーの長期縦走向け大容量ザック CougarApex-G 60+/70+!余裕のある容量と豊富なポケットを装備。数日に及ぶテント泊に最適なザックです。
ミレー サースフェー SAAS FEE 60+20
ミレーの定番トレッキングパック サース フェーシリーズのハイエンドモデルです。数日間の縦走テント泊に対応した大型ザック。トップスカートを伸ばせば60L+20Lで最大容量は80Lにもなります。拡張式のジッパーポケットにより収容力とすっきりとしたシルエットを両立。
ドイター エアコンタクト 60+10
テント泊縦走やロングトレイルでの使用に耐えうるドイターの大型ザック エアコンタクト 60+10!背面には通気性の高い中空フォームを使用し、剛性を高めるためにX字型フレームを内蔵するなど高い背面通気性とフィット感を両立させています。女性には女性専用設計のSLウィメンズフィットモデルがあります。
ミステリーランチ テラフレームTERRAFRAME 65
独自の3ジップデザインでお馴染みミステリーランチの山岳用大型バックパック。バックカントリークライマーや山岳ガイドなどからの要求に応えるべく設計された山岳愛好家向けの大型ザック!
モンベル チャチャパック 60
モンベルの大容量大型ザックの定番チャチャパック 60!多数のポケット類と収容力の高さで数日間のテント泊登山にも対応可能。
コスパで選ぶ格安テント泊ザック
コスパ重視!安くてもちゃんと使えるテント泊ザックをお探しなら以下のメーカー・ブランドのリュックをチェックして下さい。最安だと5,000円以下でも買える格安のテント泊ザックが見つかる♪
テント泊登山で使うザック/リュック選び方のコツ・注意点
テント泊登山で使うザックを選ぶ際に留意するポイントを紹介。
重量よりも背負い心地を重視
テント泊用ザックを選ぶ際にはザックの重量よりも実際の背負い心地が重要になります。良いザックとは重量の軽いザックではなく身体への負担を軽減してくれるザックです。
グレゴリーのバルトロのように重たくても実際に背負うと重さを感じさせないザックもあります。良いザックとはそういうものです。
ザックを選ぶ際には軽さではなく長時間の歩行でも疲労を感じさせない快適な背負い心地であるか否かが重要です。
女性には女性専用モデルを
バストや骨盤の位置など男性と女性では身体的特徴が異なります。男女兼用モデルでは必ずしも女性の身体的特徴への配慮が十分とは言い切れません。
重たい荷物を担いで長時間の歩行を強いられるテント泊登山ではザックのフィッティング性が極めて重要です。身体にマッチしていないザック背負うことは疲労だけでなく腰痛などのトラブルの原因にもあなります。
可能であれば、背面長やヒップベルト、ショルダーハーネスの形状などにおいて女性専用に設計されたザックの使用をおすすすめします。
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