ダイソーのラージメスティン3合についてのレビュー記事です。ダイソー メスティン3合の詳細、サイズ感、トランギアのラージメスティンとの比較、実際にキャンプで使用して感じた使用感をレポート!
はっきり言ってラージメスティンはソロキャンプ、ソロ登山でもおすすめできます!
- ダイソー メスティン 3合について詳しく知りたい!
- 大きさ・サイズ感、トランギアのラージメスティンとの比較は?
- ソロキャンプ、ソロ登山でラージメスティンってどうなの?
- 3合専用の網、ケース、まな板などもあるの?
ダイソーのメスティン 3合について~特徴・スペック・サイズ感
先ずは、ダイソーのメスティン3合の特徴やスペックの詳細、サイズ感などを紹介します。
そもそもメスティン(Messtin)とは、mss(食事) + tin(缶)、すなわち「食事用の缶」のことで「飯盒」のことを言います。だた、日本で飯盒というと腎臓型をした兵式飯盒をイメージする人が多いのではないでしょうか。メスティンといえば通常の兵式飯盒ではなくトランギアのTR-210に代表される箱型の容器にハンドル(取っ手)のついたタイプの飯盒に限定するのが一般化しています。
メスティン ≒ 箱型のハンドル付き飯盒
ダイソーのラージメスティン3合炊きの特徴
今回紹介するダイソーの所謂ラージメスティン3合の主な特徴は以下の通りです。
繰り返しになりますが、メスティンといえばトランギアのTR-210が最も有名です。その意味でトランギアのTR-210タイプのメスティンをスタンダードサイズのメスティン(容量750ml、1.8合炊き)と呼ぶことができます。
今回紹介するダイソー メスティン3合は、スタンダードタイプのメスティンに比べて一回り以上大きく、容量1350ml、一度に2合~3合のお米を炊くことができます。
トランギアのTR-210で炊飯できる目安が1.8合までなのに対してダイソーのラージメスティンは3合まで炊けます。
ちなみに、お米1合とは180mlカップ一杯分のお米で炊き上がるご飯の量は330gになります。
茶碗一杯のご飯の量は約150gですから、1号で茶碗2杯とちょっとのお米を炊くことができます。3合なら990g、茶碗にして6.6杯分のお米を炊くことができます。
スペック詳細
ダイソー メスティン 3合のスペックは以下の通りです。
幅・奥行・高さのサイズ・寸法は以下の画像の通りです。
重量についてはパッケージの品質表示欄に表記がないので実測したところ281gでした。
本体&蓋の材質はアルミニウム、持ち手はステンレス鋼、持ち手のカバー部分は耐熱性のあるシリコンゴムを使用。特質すべきは素材のアルミニウムにアルマイト処理が施されていること!
アルマイト処理がなされていることで、耐腐蝕性と耐摩耗性が向上するだけでなく熱伝導率向上しています。
サイズ感
カタログ値(寸法)だけではイメージしにくでしょうから、メスティンのスタンダードモデルとされるトランギア TR-210及びダイソーからリリースされている1合炊きのミニメスティンと大きさを比較してみます。
ダイソー メスティン3合の中にトランギアTR-210、ダイソーのミニメスティン(1合)を重箱のように重ねてスタッキングすることができます。
ダイソー メスティン 3合 vs トランギア ラージメスティン【比較】
ダイソーのメスティン3合を語るうえで避けて通れないのが本家トランギアのラージメスティンTR-209です。
両者の容量・サイズは非常に似ていることから、ダイソー メスティン3合はトランギアのラージメスティンを意識した商品であることに疑いの余地はありません。ということでダイソーとトランンギアのラージメスティンを比較してみました。
ダイソー 3合 | トランギア | |
サイズ | 190×130×70㎜ | 207×135×70㎜ |
容量 | 1,350㎖ | 1,350㎖ |
重量 | 281g | 270g |
炊飯の目安 | 3合(?) | 約3.5合まで |
材質 | アルミ(アルマイト処理) | アルミ(無垢) |
価格(税込) | 1,100円 | 2,750円 |
スタンダードタイプのメスティンよりも大きなサイズのラージメスティンはトランギア、ダイソー以外のメーカー、ブランドから多数リリースされています。
▼ラージメスティン特集▼
4合炊きが可能な超大型メスティンや固形燃料ストーブや網、風防が付いてくるお得なセットなど様々なタイプのラージメスティンが勢揃い!
ソロでもダイソーのラージメスティン3合がおすすめの理由
一度に米3合、茶碗にして約6.6杯分のご飯が炊けるラージメスティンは、ソロキャンプやソロ登山で使うには大きすぎるのでは?との疑問をお持ちの人も多いのではないでしょうか?
キャンプも登山も基本ソロ派のワタシも実はラージメスティンはソロで使うには大きすぎるのではと考えていました。
ところが、実際にラージメスティンをソロキャンプで使用したところソロでもラージメスティンは非常に便利で役立つアイテムであるとの考えに変わりました。
ソロキャンプやソロ登山にもダイソーのラージメスティンをおすすめする主な理由は以下の通りです。
それぞれの理由について詳しくみていきましょう。
スタッキング性能の高さ
通常のメスティン(TR-210)に比べてサイズが大きのでスタッキング性能も格段に高くなります。炊飯や調理で使う固形燃料やアルコールストーブ、燃料ボトル、ウインドスクリーン、五徳、ファイヤースターター、まな板等の一式を格納することができます。
お米やレトルトカレー、ラーメンをはじめとする食材をスタッキングするにも容量が大きのでとても便利です。
円筒形のクッカーに比べて箱型のラージメスティンは小物や食材をスタッキングする際にデッドスペースが少なくなるもの大きなメリットです。
料理・調理の幅が広がる レシピが増える
ソロキャンプ、ソロ登山でお米を一度に3合も炊く必要はないですが…。メスティンは炊飯以外の料理・調理にも使える万能型クッカーです。
クッカーとしての器が大きいとそれだけで調理可能なレシピが増えます。
実際にそば、そうめん、パスタ等の乾麺を茹でる際には1人分でも1リットル程度のお湯が必要となります。容量1350㎖のラージメスティンなら1人分の乾麵を余裕で茹でることができます。
1人分のパスタを作るにしてもパスタに具材やソースを絡めるには器となるクッカーは大きいに越したことはありません。ソロでもクッカーの容量が大きくなればアウトドアで調理可能な料理・レシピの幅が広がります。
底網があれば蒸し器・燻製器にもなる
底網を利用することで蒸し器として肉まん・シュウマイをはじめとする蒸し料理、さらには燻製料理もできます。
調理時間を短縮できる(カレーライス、牛丼など)
「サトウのごはん」に代表されるパックご飯(包装米飯)でカレーライスや牛丼を作る際にラージメスティンを使用すれば調理時間と燃料を短縮できます。
容量1350㎖のラージメスティンならパックご飯とカレーや牛丼をはじめとるレトルトパックを同時に温めることができます。同じ器でパックご飯とレトルトパック温めることで調理時間を短縮できるだけでなくと燃料も節約できます。
コスパが高い!
ダイソーのメスティン 3合とトランギアのラージメスティンを比較した場合に、アルマイト処理が施されても尚トランギアの半額以下で購入できるダイソーのラージメスティン3合がコスパが高いのは明らかです。
ダイソー メスティン 3合のイマイチな点は?
ここまでダイソーのメスティン 3合の良い面ばかりを強調してきましたが、実際にキャンプで使用してイマイチだと感じた点もあります。
ダイソーメスティン3合の使い心地には概ね満足していますが、唯一残念に思ったのがメスティン本体と蓋の接合・噛み合わせがスムーズでないことです。
メスティンに蓋を嵌める際に、接合部の精度が悪からでしょうか、スムーズに嵌めることが出来ません。蓋をピッタリと嵌めるには本体側の接合部と蓋の両方を手で押さえながらはめ込まない上手く嵌りません。この点が唯一残念だと思った点です。
渓流釣りキャンプでダイソーのメスティン3合を実際に使用。ダイソー ラージメスティンの良い点と悪い点を紹介するレビュー動画を作成しました。是非ご覧ください。
ダイソー ラージメスティン3合はこんな人におすすめ!
▼ラージメスティン特集▼
ラージメスティンで蒸し料理するなら網は必須!
通常サイズのメスティンに比べてサイズ・容量の大きなラージメスティンを使用すれば確実にキャンプや登山での料理のレシピは広がります。万能クッカーであるメスティンの定番レシピにシューマイや肉まん等の蒸し料理があります。
ダイソーのラージメスティンを使って蒸し料理をする際には底網(バット)必要になりますが、残念ながらダイソーからは3合専用の網は発売されていません(現在では専用の底網がダイソーから発売されました)。ですからダイソー メスティン3合で蒸し料理をする際には他のメーカーから発売されている汎用の網を使用する必要があります。
▼ラージメスティンの網・バット特集▼
【よくある質問】専用の底網、ケース、まな板などのオプションは?
ダイソー ラージメスティン3合に専用の底板が登場
ラージメスティン3合にぴったりサイズのメスティン用網(3合用)がダイソーより発売されました。ちなみに3合専用網のサイズは、12.2cm × 18.4cm × 1.7㎝です。
ラージメスティン3合用のケースは?
収納や蒸らしの際に利用する専用ケースは残念ながら発売されていません。
ランチ用の保温・保冷ケースを使うのがおすすめです。ラージメスティン用のケースにお金を掛けたくないなら、ダイソーから発売されているランチトートバッグを使用するのがおすすめ!
ラージメスティン3合用のまな板は?
ラージメスティン3合にピッタリ収まるサイズの専用まな板も残念ながら発売されていません。
現在ダイソーより発売されているメスティン用まな板のサイズは、7.2cm × 0.7cm × 14.3㎝。1合炊きメスティン用のまな板になります。
セリアで売っている桐製のまな板をラージメスティンのサイズにカットして使用してみてはいかがでしょうか。
ダイソーのメスティン3合と各種バーナー、ストーブとの相性チェック
続きましてダイソーのラージメスティン3合とキャンプや登山で使うバーナーやアウトドアストーブ、五徳との相性をチェックしてみましょう。
エバニュー アルコールストーブ&五徳 × ラージメスティン
ウルトラライト志向のULハイカーやミニマリストにおすすめ!エバニューのチタンアルコールストーブと五徳の組み合わせ。
ダイソーのメスティン3合の底面サイズは19㎝×13㎝とクッカーとしては比較的に大きなサイズの部類に入りますが、アルコールストーブの中では火力の強いエバニューのアルストなら問題なくお湯を沸かすことができます。
オプティマ スベア123Rとダイソーのメスティン3合
ガソリンストーブの名機オプティマ ススベア123Rとダイソーのラージメスティン3合の組み合わせ。
スベア123Rで使用するクッカーは底面の直径が11㎝以下のものが推奨されています。(反射熱によるガソリンタンクの破裂を防止するため)
底面サイズ19㎝×13㎝のラージメスティンをスベア123Rで使用する際には十分な注意が必要になります。
バーゴヘキサゴンウッドストーブとダイソーメスティング3合の組み合わせ
アルコールストーブの五徳兼風防としても使用できるバーゴのヘキサゴンウッドストーブとダイソーメスティン3合の組み合わせ。
底面の広いラージメスティンをバーゴに載せる場合には高い安定性が得られるT3トライアングルトリベットを併用するのがおすすめです。
登山用の各種ストーブ × ラージメスティン
メスティンで自動炊飯する際の定番ともいえる固形燃料用のポケットストーブやファイヤーボックスのナノ、デルタストーブ等の登山で使えるウルトラライトな小型のアウトドアストーブ・焚き火台とも好相性です。
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