ベルンのトレッキングパッドを登山やキャンプで実際に使用してみて感じた同製品の長所・短所についてレビューします。トレッキングパッドの耐荷重や組み立て方法、フィールドホッパー、オゼンライトとの比較もあわせて紹介致します。
- トレッキングパッドの特徴や評判について知りたい!
- トレッキングパッドの長所・短所は?
- フィールドホッパー、オゼンライトとの比較は?
評価の詳細は本文で…
ベルンのトレッキングパッドの特徴・スペック
最初に今回紹介するベルン(VERNE)のトレッキングパッドの特徴とスペックの詳細について紹介します。
ベルン トレッキングパッドの特徴
ベルンのトレッキングパッドは軽量・コンパクトで素早く組み立て設置できるアウトドア用のミニテーブルです。テーブルとしての利用はもちろんですが耐熱パッドや風防(ウインドシールド)としても利用できるユニークなアウトドアギアになります。
トレッキングパッド スペック詳細
トレッキングパッドのスペックの詳細は以下の通りです。
トレッキングパッドの重量(実測値)
スペック上では約230ℊとなっていますが、実測したところ250ℊありました。他の購入者さんの中にも250ℊ或いは255ℊあったというレビュー情報が散見されます。代理店サイトによると、
全体重量は約210~250gと誤差が発生する場合があることを予めご了承下さい。
とのことですが、ワタシが知る限り実測重量が230gよりも軽いというレビュー情報は皆無です。
トレッキングパッドの耐荷重は?
トレッキングパッドの耐荷重についてはカタログに明確な記載はないです。気になったのでオモリを載せて検証してみました。
全部で10.5㎏相当のオモリを載せてみましたが天板にタワミや曲がり等の異常は見つかりませんでした。静荷重なら10㎏程度は問題ないと思います。
トレッキングパッドの定価、販売価格は?
ベルンのトレッキングパッドの定価については代理店サイトによれば最新のトレッキングパッド + CUTTING PAD セットで税込みで\10,230となっていますが、トレッキングパッド単体での販売価格は各ECサイト、取扱い店舗によってまちまちです。同じショップでもカラーによって販売価格に差があったりします。ちなみにワタシが購入したときの価格は5,978円でした。
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トレッキングパッド長所・良い点
ベルンのトレッキングパッドを実際に使ってみて同製品の長所・良いと思った点は以下の通りです。
軽量・コンパクトで携帯性は最強クラス
トレッキングパッドの本体重量は230g(実測では250g)、同サイズのアルミ製ミニテーブルの中では最軽量の部類に入ります。折り畳んだときの厚みは僅か1.1㎝でライバル製品と比べても最小クラスになります。(詳細:ライバル比較)
軽量なうえに薄くコンパクトに収納できるので登山やバックパックキャンプ、ツーリング等の装備の軽量・コンパクト化が求められるアクティビティで大活躍!
組立・設置と撤収・収納が容易
テーブルとして使用するために面倒な組立は不用です。テーブルの天板となる部分と脚となる部分がすべて蝶番(ヒンジ)により繋がっています。そのためパーツの接合や嵌め合わせという面倒な作業なく展開・収納することができます。
トレッキングパッドの組み立て方法・手順
トレッキングパッドの組み立て方法は以下の通りです。
本体を平置きで広げた状態から両サイドのスタンド(脚)となる部分を一度引き起こして折り返します。
【STEP1】本体を平置きで広げる
【STEP2】両端の脚となる部分を引き起こす
【STEP3】脚となるスタンド部分を折り返す
【STEP4】最後にスタンド側の爪を天板の切り込みに差し込んで完成。
風防・耐熱パッドとしても利用できる。
テーブルの状態で天板を地面と垂直方向になるように立てるとシングルバーナーの風防(風除け)として利用することができます。
地面の上に平置きすることで耐熱パッドとして利用することも可能。
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トレッキングパッドの短所・残念な点
ベルンのトレッキングパッドを実際に使ってみて同製品の短所及び残念だと思った点は以下の通りです。
蝶番(ヒンジ)のピンが抜け落ちる
天板と脚となる各パーツを繋ぐ蝶番(ヒンジ)のピンが抜け落ちる。
購入後初使用のキャンプでテーブルを移動させようとした際にスタンドの一部が脱落したので何事かと思ったら、蝶番のピンが2本抜け落ちていました。幸い抜け落ちたピンを見つけることができましたが…。抜けたことに気づかなかったり、落とした場所によってはピンを紛失する危険大です。
ピンが抜け落ちるのはデフォルト仕様
メーカー側の見解によれば、蝶番のピンが抜け落ちるのはデフォルトのようです。
スムーズな組み立て・解体を実現するため、接続部分のシルバーピンは絶妙なサイズにしております。そのため、完全に固定しておらず抜け落ちる場合もございますので、ご使用の際にはお気を付けください。
とはいっても、バーゴのヘキサゴンウッドストーブなども同様に蝶番で展開する仕組みですが蝶番のピンが抜け落ちるようなことは皆無です。それでいてスムーズに組み立て・解体できます。メーカー側が主張する「スムーズな組み立て・解体を実現するため」という理由を鵜呑みにすることはできません。ピンの抜け落ちる防止策をとっていないのはメーカーの怠慢としかいいようがありません。
収納ケースの重量が重たい
付属の収納ケースの重量が108gもあります。トレッキングパッドのケース込の重量は358gに達します。
ケース込みで持ち運ぶとなるとトレッキングパッド本体の「軽さ」というメリットが失われる。
ケースは樹脂製のハードケースです。オゼンライトやフィールドホッパーといったライバル製品が軽量な収納袋を使用していることとは様相を異にしています。頑丈な樹脂製のケースを使って本体を保護する必要があるかは疑問です。携帯性を重視するなら代替のケースを探すなりケースの軽量化は必須!
ハードケースが開けづらい
これまた収納ケースの問題ですが…。本体を収納ケースから取り出す際、ハードケースが極めて開けにくいです。樹脂製のハードケースは2ピースがピッタリと重ね合うようになっています。
一度ケースを重ね合わせると次に開くときに隙間がなくケースを開くのにストレスを感じます。
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トレッキングパッドとライバル【比較】
トレッキングパッドについて語るうえで外せないのがアウトドア用ミニテーブルの代表格ともいえるSOTOのフィールドホッパーとスノーピークのオゼンライトです。
トレッキングパッドとフィールドホッパー、オゼンライトの比較表は以下の通りです。
トレッキングパッド | オゼンライト | フィールドホッパー | |
重量 | 230g(本体のみ) | 270g(本体のみ) | 395g(本体のみ) |
使用サイズ | 314×212×85(h) | 297×210×85(h) | 297×210×78(h) |
収納サイズ | 314×108×11(h) | 297×120×25(h) | 297×110×19(h) |
耐荷重 | 不明 | 不明 | 3㎏ |
材質(天板) | アルミニウム | アルミニウム | アルミニウム |
材質(脚) | アルミニウム | ステンレス | ステンレス |
付属品 | 収納ケース | 収納袋 | 収納袋 |
価格 | オープン価格 | ¥5,720(税込) | ¥5,800(税込) |
実勢価格 | amazon | amazon | amazon |
トレッキングパッドが総合力で最優秀?
本体重量は実測で250gにありますが、それでもライバル2製品に比べて最軽量になります。また収納サイズにおいても最小サイズになっています。携帯性という面では最も優れてがいると評価することができます。(但しハードケース込の重量は358g)
また、天板の広さはライバル2者がA4サイズであるのに対してトレッキングパッドはそれよりも広いサイズになっています。
さらに、組み立て・展開及び撤収・収納のしやすさという面ではフィールドホッパーには及ばないまでもオゼンライトに比べると格段に勝っています。
先に指摘したトレッキングパッドの短所について目をつぶるか、何らかの対策を立てることができれば総合的にトレッキングパッドを最有力候補と評価することもできます。
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トレッキングパッドの口コミ・評判
トレッキングパッドの使用感についてより多くのユーザーの声を聞きたいという人のため同製品に対する口コミ・レビューの中から参考になると思われるものをいくつか紹介します。
キャンプの荷物の重量を減らすために購入。とにかく軽くて、組み立ても簡単で重宝しています。アルミなので、耐久性は心配ですが、大事に使っていけば一生物だと思います。
軽量コンパクト、見た目は文句はなし!
組み立て時のツメがなかなか嵌まらず、自分でペンチで外側に少し折り曲げると解消された。
デザインもよく軽量で収納時もコンパクトでいいテーブルだと思います。
ただ、組み立て時に天板に足の爪を入れて固定するんだけど加工精度がイマイチで軽い力だと上手く固定出来ないので手間取ることがある
良いところは軽いことぐらい。組立時の固定爪が極めて入りにくいし、一旦はまったら今度はスゴく抜きにくい。抜く時力を入れて抜いたら親指に部品が当たって第一関節を裂傷した。危険なテーブルだ。多くのひとが最強だの神だの言っている意味がわからない。コスパ最低です。
天板とスタンドを固定するための爪が入り辛いという声が多くありました。ワタシの場合も最初は爪が入りにくかったですが、何回か使用しているうちに馴染んできました。現状ストレスに感じることはありません。
蝶番のピンが2箇所も抜けた。抜けたピンは発見・回収できたが、今後の使用に不安を残す。蝶番のピン抜け防止はこの手のキャンプ用品の基本中の基本。この製品は基本ができていないということ!
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