2018 年3月下旬の某日、藤原岳登山に行ってきました。
今回登った登山道・ルートは、聖宝寺道~藤原山荘~藤原岳~天狗岩~大貝戸道になります。
出発から登頂、下山までを山行記録としてまとめました。
藤原岳の魅力・登山道・登山口について
藤原岳(標高1144m)は三重県いなべ市にある鈴鹿山系の山、日本三百名山、花の百名山に選出され全国的な知名度もあります。
藤原岳の主な登山道・登山口は以下の3つになります。
- 大貝戸(おおがいど)道、大貝戸登山口
- 聖宝寺(しょうほうじ)道、聖宝寺登山口
- 白瀬(しらせ)峠登山道、白瀬峠登山口
▼参考:藤原岳登山ガイド▼
今回は聖宝寺道(通称裏道)から登り、藤原岳山頂から天狗岩まで足を延ばし、大貝戸道(通称表道)から下山しました。
コースタイム
- 西藤原駅-聖宝寺登山道口:30分
- 聖宝寺登山口-藤原山荘:2時間30分
- 藤原山荘-藤原岳山頂:20分
- 藤原岳山頂-藤原山荘:15分
- 藤原山荘-天狗岩:30分
- 天狗岩-藤原山荘:30分
- 藤原山荘-大貝戸登山口:2時間
- 合計:6時間35分
※コースタイムは昭文社の山と高原地図45を参考にしています。
藤原岳駐車場から聖宝寺道登山口へ
前回の鎌ヶ岳登山に引き続きこの日も朝寝坊するという失態。
西藤原小学校前の駐車場に着いたのが9時30分ごろ。すでに駐車場は満車状態でしたがバイクということで入れてもらえました。
駐車場内で着替えて準備をします。
駐車場前の西原小学校の塀に登山口の案内が出ています。
小学校前の東海自然歩道を左(南)に行けば大貝戸登山道口へ、右(北)に行けば聖宝寺登山道口の方へ。
今回は聖宝寺道から登るので東海自然歩道を北方面に向かいます。
午前10時00分出発です。
駐車場から歩いて約30分、鳴谷神社の鳥居をくぐると聖宝寺道登山口へ。
聖宝寺登山道~藤原山荘(避難小屋)
鳴谷神社の鳥居をくぐり、石段を登ると聖宝寺道の始まりです。(午前10時30分)
鳴谷神社の石段を上がりきり少し歩くと聖宝寺に到着。
聖宝寺を過ぎると渓流の堰堤を巻いて超えます。
遅い出発だったにもか拘わらず、この日は休日ということもあり団体のパーティーが後ろから付いてきました。
堰堤を巻いた後は植林帯の中のジグザグの登山道が続きます。聖宝寺道登山口から30分足らずで2合目に到着(午前11:00)。
2合目を超えると両サイドを深くえぐられた涸れ沢に。
涸れ沢を登り切るとまたジグザグの登り道が続きます。
道が流され正規のルートが分かりにくくなっている場所もあるので多少注意が必要です。
登山開始から約1時間程度で5合目に到着(午前11:30)
5合目を通過すると植林帯は雑木林と変わり周囲の視界も開けてきます。
背後には養老山脈が広がっています。
6合目を通過するとさらに視界は開け、登山道は平坦になります。
ガイドブックなどによると、この時期にはここら辺りからフクジュソウをはじめとする早春の草花を目にすることができるとのことだが、目にすることはできませんでした。
7合目を過ぎる頃にはだいぶ気温も下がり、ベースレイヤーの上に厚手のTシャツという格好では多少寒さを感じるようになってきました。
右手に見える溝状の谷には残雪を見ることができます。
登山道の脇に自生する植物を保護するためにロープが張ってあるので立ち入らないように注意しましょう。
登山開始からすでに1時間以上が経過。登り始めが遅かったため、この時間になると頂上から折り返しの下山者とすれ違います。
正午過ぎ12時15分頃、八合目に到着。
八合目は大貝戸道との合流地点になっています。樹林も少なく広場のように開けた場所は休憩するのに最適です。
丁度お昼時ということもあって、この日は山頂を目指す多くの登山者が八合目でお弁当を食べていました。
八合目からの登山道はゴロ岩が多くなり、所々残雪もあります。
周囲の樹林は背の低い灌木が多くなり展望も開けてきます。
頂上に向かうにつれ登山道は狭く急峻に。
九合目に到着。
九合目まできてようやく黄色く輝くフクジュソウにお目にかかれました。
九合目から上に行くとまだ所々雪が残っているところもあります。
3月でも早い時期なら軽アイゼンやスパイクが必要になるかもしれません。
九合目からの眺望。
藤原山荘(避難小屋)近くでセツブンソウにお目にかかれました。
午後1:00過ぎ、標高1090mの藤原山荘(避難小屋)に到着。
藤原山荘・避難小屋~藤原岳山頂 展望丘
山荘の前は小さな広場になっていてベンチも設置され休憩に最適です。
避難小屋から少し離れたところに立派なトイレも設置されています。
ここから藤原岳山頂の展望丘を目指します。
山荘前にある標識では約20分となっています。
天狗岩を背景に残雪を踏みしめ藤原岳の山頂を目指します。
藤原山荘から山頂の展望丘に向かう縦走路は360度視界が開かれています。
ここを歩くのは爽快!藤原岳登山の魅力の一つです。
いよいよ頂上!展望丘の石垣が見えてきました。
藤原岳山頂からの眺め
石垣を登りきると、そこに広がるのがコノ眺め!
コチラは天狗岩・御池岳方面の眺望。
北側には雪化粧した白山が見えます。
標高1140mの藤原岳山頂。
一息ついて山頂で記念撮影。
▼アウトドア用品特集▼
藤原岳山頂~天狗岩
山頂に着いたのが午後1時30分頃、山頂で暫し景色を楽しみ写真を撮っていると2時近くに。
時間が無いので藤原岳山頂を後にして急いで天狗岩に向かいます。
藤原岳から天狗岩に続く縦走路。
正面には白山が見えます。
天狗岩に近づくにつれ登山道の残雪も増していきます。
午後2時半過ぎに標高1165mの天狗岩に到着。
尖った岩に囲まれた天狗岩の頂上部。
天狗岩で記念撮影。
記念撮影を済ませてカップヌードルで昼食。
天狗岩~藤原岳山荘~大貝戸道で下山
天狗岩で遅い昼食を済ませて下山に向かいます。時間は既に午後3時を回っています。
当初は白瀬峠方面から坂本谷分岐を経由して下山する予定でしたが完全に時間オーバー。
藤原岳山荘方面に引き返して大貝戸道で下山することにしました。
午後3時半ごろに藤原岳山荘まで戻ってきて下山開始。八合目までは登りと同じ登山道です。
八合目の分岐で大貝戸道に折れて歩くこと約2時間。午後5時30、無事下山完了しました。
西藤原小学校前の駐車場に戻ると、朝満車だった駐車場にはクルマ一台停まっていませんでした。
何はともあれケガなく無事下山できて感謝です。
おしまい。
3月の藤原岳登山の服装・装備を紹介
今回の山行で用いた装備は以下の通りです。
ザック・バッグ類
ザック(ミステリーランチ スクリー 38L)、チェストパック、ウエストバッグ、ホルスター
衣類
トレッキングパンツ、コンプレッションシャツ、厚手のコットンTシャツ、ナイロンパーカー(防寒・防風用)、着替え、雨具、登山用靴下
登山用具・用品
トレッキングポール(T字)、登山用手袋、マット、クッカー、ケトル、ガソリンストーブ(スベア)、アルコールストーブ、燃料、ナイフ、ウォーターバッグ、水筒、ミニテーブル(sotoフィールドホッパー)、GPS端末(ガーミン)、行動食、カップヌードル、おにぎり
撮影機材
Gopro hero4、リコーWG‐40、ソニーWX500、自撮り棒、カメラ三脚、予備バッテリー。
エマージェンシー
ファーストエイドキット、テーピング、日焼け止め、正露丸、ヘッドランプ、ホイッスル、スマホ。
その他の鈴鹿山系の山行記録
”https://wanderinglife55.com/mt-fujiwara_201901/” ”https://wanderinglife55.com/gozaisho-honntani-winter/”
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