登山で使うアタックザックの代用として使えるバッグパックをお探しの人のために安くて簡単に作れるアタックザックの代用品を紹介。ダイソーの100円商品を改良した自作アタックザックの使用感もあわせて紹介致します。
- アタックザックの代用品について知りたい!
- 自作のアタックザックってどうなの…?
- 安くても実用性のあるアタックザックが欲しい!
モンベルやミレー、ブラックダイヤモンド等、人気のアタックザックについては以下の記事を参考にして下さい。
100均の袋をカスタムして超軽量アタックザックを自作してみた
アタックザック買うよりも代用品・自作で済ませたい!
登山で素早く山頂を攻略する目的で作られたアタックザックはあれば便利ですが…。その目的の特殊性ゆえに通常のバックパックに比べて使用する機会が限定されます。加えてアルパインクライミング用のアタックザックは高価なために購入を躊躇する人も多いのではないでしょうか。
専用のアタックザックを買わずに代用品或いは自作することで済ませたいという人のために100均商品を改良することでアタックザックとして利用する方法について紹介します。
ダイソーの100均商品である巾着袋を改良
今回、アタックザックの代用品として用意したのはダイソーの100円商品である巾着袋(バッグ)になります。サイズは縦43.5㎝×横35.5㎝。
袋の口を閉じる紐が両サイドから出ているので紐を両肩に掛けることでナップサックのように背負うことができます。このままでもアタックザックの代用として使えないことはないですが…。紐が肩に掛かっているだけなので袋がズレ落ちたり、背中から離れたりするのが難点です。この袋をそのままアタックザックの代用品として利用するには無理があります。アタックザックとして利用するには身体へのフィッティング性を高めるための工夫が必要になります。
ナイロンベルト&カラビナを使って改良
巾着袋の改良のために用意するのはナイロンベルトとカラビナです。ナイロンベルトはできればクイックリリースバックル付きをおすすめします。
今回アタックザックの代用品として用意した巾着袋には袋の下部に紐を通すためのループが付いています。このループにカラビナを掛けます。
カラビナにナイロンベルトを通すことでウエストベルト付きのバックパックになります。
巾着袋を背負ってウエストベルトを締めればバッグがズレ落ちたり、背中から離れたりすることがなくなります。さらに身体へのフィッティング性を向上させるために肩から掛けた2本の紐をカラビナを利用して胸の前で繋ぎ留めます。
胸のカラビナがチェストストラップのような役割を果たしてくれます。これにより身体へのフィッティング性が格段に向上!歩いたり身体を激しく動かしても背中の袋が暴れたりすることはありません。
自作アタックザックの実用性~登山でも使えるのか?
実際に登山で使うとなると容量や背負い心地、耐久性などが問題になります。容量的には薄手のアウターやツエルト、行動食、貴重品、ファーストエイドキットぐらいは問題なく収容できます。
肩に掛けるのがショルダーハーネスではなく紐ですから背負い心地が気になるところですが、思った以上に良好です。短時間で済ますピークハントに限定すれば登山でも問題なく使えると思います。
▼軽量・折畳める人気のアタックザック特集▼
自作アタックザック vs バーサライトパック20
今回紹介した自作のアタックザックを登山用アタックザックとして定評のあるモンベル バーサライトパック20を比較してみます。
バーサライトパック20以上に軽量・コンパクト
平置きサイズはほぼ同じですが、収納サイズはバーサライトパック20に比べて圧倒的にコンパクトになります。
バーサライトパック20の1/3ぐらいの大きさで収納できます。
重量はバーサライトパック20が220g であるのに対して自作アタックザックは僅か83g!バーサライトパック20の1/3程度の重量です。
もちろん、容量や機能性、耐久性の面ではバーサライトパック20に劣りますが、先ほど述べたように必要最小限の装備を携行する短時間のピークハントでなら十分にアタックザックとしての役目を果たしてくれます。
軽量・コンパクトで邪魔にならないのでポーチやバックパックに忍ばせておけばいざというときにサブ用のバックパックとして利用できます。
▼アタックザック特集▼
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