2018年の4月中旬の某日、鈴鹿山脈の鎌ヶ岳に登ってきました。
今回の鎌ヶ岳登山のルートは、
御在所岳中道駐車場 ⇒ 長石谷登山口
⇒ 犬星の大滝⇒ 鎌ヶ岳山頂
⇒ 武平峠 ⇒ 御在所岳駐車場になります。
出発から下山までの山行記録をアップします。
鎌ヶ岳の登山道・登山口について
鎌ヶ岳山頂への登山道としては、菰野町側から登る長石尾根、長石谷、三ツ口谷道、馬の背尾根道、武平峠ルートと四日市側から登るカズラ谷道と鎌尾根ルートなどがあります。
今回は、御在所岳の中登山道駐車場から出発して長石谷登山口から登り、下りは武平峠を経由して戻ってきました。
標準的なコースタイムは以下の通りです。
※コースタイムは昭文社の「山と高原地図45」を参考に算出
御在所岳中道駐車場⇒長石谷登山口
御在所岳の中登山道近くの駐車場に着いたのが午前7時30分頃。
この日は休日ということもあって既に駐車場は満車。
空は晴れ上がり絶好の登山日和です。
駐車場からは御在所岳の山頂が見えます。
駐車場脇で登山の準備を整え、午前8時過ぎ鎌ヶ岳登山のはじまりです。
御在所岳中登山道の駐車場から鎌ヶ岳の登山口に向け出発!
駐車場脇の湯の山温泉に続く舗装された道を下っていきます。
約10分時ほど歩くと鎌ヶ岳山頂に続く長石尾根/長石谷の登山口に到着。
長石谷と長石尾根の登山口は一緒です。途中で谷道と尾根道に分かれます。
長石谷登山口⇒犬星の大滝
鎌ヶ岳に登る登山口に入ってズグ、目の前を流れる小渓流(三滝川)を飛び石で渡ります。
小渓流を渡ると長石谷・長石尾根の登山道の標識が…。
やがて左手側に堰堤が見えてきます。
堰堤を右側から巻く山腹の登山道を進むと、
長石谷登山道と長石尾根登山道の分岐点が現れます。
右手側に折れると尾根道、道なりに進むと長石谷へ。
道なりに進むとスグに開けた谷に遭遇。長石谷登山道のはじまりです。
開けた谷はやがて沢に・・・。
沢を高巻く痩せた巻道、結構スリリングです。
沢の本流に戻ると小さな滝が連続します。
美しいナメ滝もあって目を楽しませてくれます。
変化に富む渓相は見ていても飽きません。
出発から1時間半ぐらい歩いたところで犬星大滝の標識が現れました。
本谷を右に折れて支谷を詰めていくと犬星の王滝が見えてきます。
落差20m以上、水量も豊富な犬星ノ王滝は長石谷ルートの最大の景勝スポットの一つです。
犬星の滝⇒岳峠
滝の真下まで歩みよると冷気が心地よく感じます。
暫し滝を見上げながら身体をクールダウン。
犬星の滝を後にして長石谷の本筋に戻ります。
犬星の滝から上に行くと沢の水量は目に減ってきます。
沢には大きなゴロ岩も
上に登るにつれ沢の両サイドが切り立ってきます。
ゴロ岩で埋め尽くされた枯れ沢。
谷から上空を見上げると雲一つない晴天。
長石谷の源流部はガレガレ状態です。
雨が降るとこの細い沢に山頂からの水がいっきに流れ込むのでしょう。
沢の上流部は倒木やとゴロ岩で荒れています。傾斜もきつく落石に対する注意も必要です。
谷を詰め切るとやがて笹や草が生い茂る場所にきます。
樹林の奥に僅かながら山頂が覗いています。
灌木と笹藪に囲まれた登山道を抜けると…
岳峠を示す標識が目に飛び込んできます。
岳峠⇒鎌ヶ岳山頂
岳峠から見上げる鎌ヶ岳の山頂。
ここから山頂は目指さず、山頂とは反対方向の鎌尾根方面に向かいます。
鎖場を超えて痩せ尾根の上に登る。
ココから見る鎌ヶ岳の岩稜は別格!
再び岳峠に戻り鎌ヶ岳の山頂を目指します。
岳峠から鎌ヶ岳山頂までの急登ゾーン。
急登ゾーン最後の鎖場を登りきると…
一気に視界が開け、頂上に到達。
山頂には鳥居と祠が。
南北に長い鎌ヶ岳頂上の最北にあるケルンへ・・・。
山頂プレートを抱えて記念撮影。
正面の御在所岳を一望。
この日は休日ということもあり山頂は結構な人で賑わっていました。
食事ができる場所を確保してスベア123Rでラーメンを作ります。
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鎌ヶ岳山頂⇒武平峠
山頂で1時間ほど過ごしてから武平峠経由で下山します。
頂上の南端にある鎌ヶ岳-武平峠登山道から下山を開始。
ここからは鎌尾根を見下ろすことができます。
鎌ヶ岳の岩峰を背に下ります。
つづら折りの急斜面をいっきに下ります。
下山開始から15分ほどで三ツ口谷との分岐点に到着。
標識には”、EXPERT ONLY”との文字が・・・。
一度はここから下山したいと思っていました。
折角なのでこの際チェレンジしてみることに…。
意気揚々と崩壊性のガレ場を下っていきます。
しかし、40mほど下ったところで引き返すことを決断。
山頂からの崩落で登山道は完全に崩壊状態。
どの筋をたどるべきか?ルートファインディングが困難なので撤退することにしました。
本来の尾根道に戻って武平峠を目指します。
暫く下って振り返ると、そこに鎌ヶ岳が…。
ココから見る鎌ヶ岳も絵になりますね。
灌木に囲まれた掘割状の登山道を下ります。
花崗岩が露出したザレ場からは遠くに雨乞岳を望むことができます。
三ツ口谷を途中で引き返すというトラブルがありましたが、無事武平峠に到着。
武平峠は御在所岳と鎌ヶ岳のピークを結ぶ中間に位置する峠。
真っ直ぐ進めば御在所岳へ、左手方向に進めば雨乞岳へ行くことができます。
武平峠⇒御在所岳中道駐車場
武平峠を右に折れて出発点である駐車場を目指します。
暫く進むと鈴鹿スカイライン(国道477号)と交差します。
一旦山道を外れ鈴鹿スカイラインを横断します。
武平トンネルの前を渡ります。
鈴鹿スカイラインを横断したら再び登山道へ。
鈴鹿スカイラインと並行する登山道を下ります。
鈴鹿スカイラインを走るバイクの爆音を遠くに聞きながら沢を渡ります。
スカイラインを見渡せる場所を通過。
再び沢を渡ります。
やがて三ツ口谷の登山口を示す標識が…。
ここが三ツ口登山道の入り口になります。
三滝川を渡ると…
駐車場裏の舗装道に合流。
これにて無事下山完了。
おしまい。
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