リュックの各部位の部品・パーツの名称や機能、使い方が分かん!という人は必見
登山用のリュック/ザック/バックパックの各部位・パーツ、ベルトや紐、留め具の名称とその使い方、機能・役割を分かりやすく説明致します。
リュックの種類や構造についてもあわせて紹介。
是非この機会にリュックの各部位・パーツやの使い方を覚えて下さい。
リュックの部位の名称、機能、使い方について知っていれば、バックパックを選択する場面やフィッテイング、修理依頼の際にも役立ちます!
- リュックの部品の名称や機能、使い方について知りたい!
- リュックに付いている輪っかや紐・謎のパーツの役割、使い方は?
- リュックの構造や種類について知りたい!
リュックの各部位・パーツの名称と機能、使い方
リュック/ザックを構成する各部位のパーツやベルトなどの名称と機能、その使い方を解説。
最初に荷室・ポケット類についての説明を、その後ベルトやストラップ、留め具などの名称と使い方を説明します。
荷室・ポケット関係の名称・機能
荷室やポケット類に関連する部位について解説します。
1.メインコンパートメント
荷物を収めるためにメインとなる袋状の荷室・気室。
60L~80Lクラスの大型ザックでは、内部に仕切りを設けることでボトムコンパートメントとの2気室構造にアレンジできる仕様のリュックが多い。
2.フロントアクセス
リュックの前面からメインコンパートへのアクセスを可能にするための機能。
すべてのリュックに装備されているワケではありませんが、この機能があると雨蓋を開けることなく荷物の出し入れ・整理が可能なので非常に便利です。
※リュックの側面からメインコンパートメントへのアクセスを可能にするサイドアクセスを装備するリュックもあります。
3.雨蓋(トップリッド)
メインコンパートメントの開閉部を雨風から守るためのカバー。
雨蓋の中に小物入れなどの収納スペース・ポケット(トップポケット)を備えているモノが多い。
4.ボトムコンパートメント
メインコンパートメントから仕切られたサブとなる荷室。
シュラフやツェルト、汚れた洗濯物、アイゼンなどを入れることが多い。
5.フロントポケット
雨具・地図・行動食など行動中に素早く取り出したいモノを入れておくポケット。
6.サイドポケット
ドリンクホルダーとして水筒や魔法瓶を入れることが可能。その他にもトレッキングポール、テントポール等の長物を収納するのに便利です。
7・ウエストベルトポケット
スマホやカメラ、コンパス、GPS端末を収納するのに便利なのポケット。リュックを背負ったまま出し入れできるのが便利。
8.リザーバーポケット
ハイドレーションシステムのリザーバータンクを収納しておくためのポケット。メインコンパート内の背中側にポケットがある場合が多い。ポケットがバックパネル側にあるタイプもあります。
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ベルト、ストラップ、留め具(バックル)類の名称と機能
リュックのベルト・ストラップ類に関する部位の名称と機能、使い方を解説。
9.ショルダーハーネス
リュックを背中に背負うためにに肩にかける肩紐のことをショルダーハーネスと呼びます。
リュック全体を肩から背中に安定させる役割を果たします。
10.サイドコンプレッションストラップ
メインコンパートメントの容量を調節するためのベルト。リュックに詰める荷物が少ないときに荷物を圧縮・固定するために使用。
サイドポケットにポールなどの長尺モノ入れる場合際に長物を固定するためにも使用します。
11.ウエストベルト(ヒップベルト)
リュックを身体に引き寄せフィットさせるためのベルト。
リュック全体の揺れを防止。リュックの荷重を腰で支え肩や背中に掛かる負担を軽減する役割も果たします。
12.チェストストラップ
リュックの荷重でショルダーハーネスが体の外側に開くのを防ぐことでリュックと身体とフィッテイング性を高める役割を果たす。
13.ショルダーストラップ
ショルダーハーネスの長さを調整するための紐です。フィッテイング調整の際にリュックの荷重を肩に引き寄せることで身体との一体感をアップさせることができます。
14.グラブループ
リュックを背中から降ろした際にリュックを手で提げるための取っ手の役割果たします。
15.スリーピングバッグストラップ
リュックのフロント下部にあるループ状のベルト。
寝袋(シュラフ)やサーマレストなどのウレタンマットなどを吊るすためのストラップです。クイックリリースバックルにより素早く脱着が可能です。
16.アックスホルダー (アイスツールアタッチメント)
リュックの下部にある輪っか(ループ)は、ピッケルなどのアイスツールを固定するためのモノです。
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リュック・ザックの種類・構造について
リュックの種類は構造的に分類するとパネルオープンタイプとトップローディングタイプの2種類に分かれます。
パネルローディング型とトップローディング型
登山用のリュック・ザックは、日帰り登山用、テント泊用、アルパインモデル、トレラン用など容量や用途によって様々な分類方法があります。
ただ、ザックの基本となる種類は以下の2つのみです。
パネルローディング ザックの特徴
ザックの全面をファスナーで開閉するタイプをパネルローディング又はパネルオープンタイプと呼ぶ。
ザックのフロント部がファスナーで大きく開く構造になっているので荷室へのアクセスが容易で荷物の出し入れが簡単なのがパネルオープン型の特徴です。
主にデイハイキングで使われる容量20L~30L程度の小型のバックパックに多いタイプです。
ミステリーランチの3ジップアクセスは?
ミステリーランチのバックパックの多くで採用されているY字型の3ジップアクセスもパネルローディング型ということになるでしょう。
▼参考:ミステリーランチ スクリー レビュー▼
トップローディング ザックの特徴
ザックの上部にある雨蓋を開き、筒の口のドローコードを緩めて荷物の出し入れをする構造になっているタイプのザックをトップローディングタイプと呼びます。
40L以上の中型・大型リュックに多くみられるタイプで本格的な登山向きのリュックといえます。
リュックの選び方について
リュックを選ぶ際には以下の2点に注意しましょう。
日帰り登山・ハイキングなら20L~30L程度のリュックを、小屋泊登山なら40L~50L程度のモノ、テント泊なら60L以上のモノがよいでしょう。
フィッテイングに関して重要なのは背面長のサイズ。最近の登山用ザックは背面の長さを調整できるシステムを採用しているものが多いですが、調整幅には限界があります。自分の背面にあったサイズを選びましょう。
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リュックの部位・パーツの名称、使い方の編集後記
登山用のリュック・ザックは多機能化が進んでいます。
ポケットや収納スペース、ベルトやストラップがごちゃごちゃついているけど…、正直使い方がよくわからんという人も多いのではないでしょうか。
今回の記事でリュックの各部位・パーツの名称と使い方を理解して頂けたなら幸いです。
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