モンベルとグリベルのアイゼンケースを比較紹介。モンベルのクランポンケースとグリベルのアイゼンケースそれぞれを実際に使用してみて感じた長所・短所の紹介に加えて両者の仕様・特徴を比較紹介します。
- モンベルのアイゼンケースの長所・短所について知りたい!
- グリベルのアイゼンケースの長所・短所は?
- モンベルとグリベルどっちのアイゼンケースにするかで迷っている
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モンベル vs グリベル アイゼンケース【比較】両者の違いは?
アイゼンを収納、リュックに外付けして持ち運ぶ際に便利なアイゼンケース(クランポンケース)で人気を二分するのがモンベルとグリベルです。まずは両者のアイゼンケースのサイズ・重量などの仕様を比較してみましょう。
12本爪用アイゼンケースの比較
12本爪アイゼン用に作られたモンベルのクランポンケースLとグリベルのクランポンセーフの両者を比較。
モンベル クランポンケース L | グリベル クランポンセーフ | |
サイズ | 31(幅)×11(奥行)×10(厚)㎝ | 35(幅)×10(奥行)×10(厚)㎝ |
重量 | 115g | 135g |
素材 | ナイロン | ナイロン/メッシュ |
定価 | 1980円(税込み) | チェックする |
モンベルのクランポンケースLはグリベルのクランポンセーフに比べると横幅の長さが短いのが特徴的です。
ショートサイズ用アイゼンケースの比較
続いて8~10本爪アイゼン向けに作られたモンベルのクランポンケースMとグリベルのクランポンセーフSの両者を比較。
モンベル クランポンケース M | グリベル クランポンセーフ S | |
サイズ | 26(幅)×11(奥行)×10(厚)㎝ | 26(幅)×10(奥行)×10(厚)㎝ |
重量 | 105ℊ | 100g |
素材 | ナイロン | ナイロン/メッシュ |
定価 | 1870円(税込み) | チェックする |
モンベル クランポンケース Mとグリベルのクランポンセーフ Sとの比較では寸法・重量においては両者に大きな違いはありません。
モンベルとグリベルの違いは?
モンベルとグリベル、いずれのアイゼンケースも丈夫なナイロン生地を使用しているのでアイゼンの爪で破れたり、穴があいたりする心配はありません。モンベルとグリベルのアイゼンケースの主な違い(サイズ・重量を除く)は開口部の構造と通気性の2点ではないでしょうか。
開口部の構造~グリベルの方が出し入れがスムーズ!
モンベルのクランポンケースが一般的なシングルファスナーであるのに対してグリベルのクランポンセーフでは開口部にダブルファスナーを採用。両サイドに芯材が入っていることと相まってアイゼンの出し入れがスムーズにできます。
通気性~グリベルの方が乾きやすい
グリベルのクランポンセーフではバッグの片面の一部にネット状のメッシュパネルを採用。雪で濡れたアイゼンが乾きやすいように通気性を高くしています。
続いてモンベルとグリベルそれぞれのアイゼンケースを実際に使用して感じた長所・短所を紹介します。
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モンベルのアイゼンケースの長所・短所
モンベルのアイゼンケース(クランポンケースL)を実際に使用して感じた長所・短所について報告します。モンベルのアイゼンケースには12本爪アイゼン用のLサイズと10本爪用のⅯサイズがありますが今回紹介するのは12本爪用のLサイズです。
長所・良いと思った点~リュックへの外付けが簡単
モンベルのアイゼンケースの最大の長所はリュックに外付けしやすいという点です。
リュックへの外付け(横置き)が容易
ケースの上下左右の4点にループがあるのでカラビナ等を使用してリュックのフロントパネルに横向きに外付けすることができます。
4点で固定するので横方向に安定して取り付けることができます。
短所・不満な点
モンベルのアイゼンケースを使用してみて不満に思った点は以下の通りです。
通気性が悪いので乾きにくい
グリベルのクランポンセーフのようにメッシュパネルがないので通気性が悪いです。そのためアイゼンを濡れた状態でアイゼンケースの中に長時間入れておくと錆が生じやすくなります。
横幅の長さが不十分?
すでに紹介した通りモンベルのクランポンケースLの横幅の寸法はグリベルのクランポンセーフに比べて4㎝短いです。
- Qモンベルのアイゼンケースにグリベルのアイゼンは入るのか?
- A
モンベルのクランポンケースLにグリベル12本爪アイゼンを入れることはできました。
モンベルの12本爪アイゼンに比べてグリベルの12本爪は前爪が長いためモンベルのクランポンケースに格納するとかなり窮屈になります。
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グリベルのアイゼンケースの長所・短所
グリベルのアイゼンケース(クランポンケース)を実際に使用してみた感じた長所・短所について報告します。
長所・良い点~格納しやすい・乾きやすい
グリベルのクランポンセーフの長所はすでにご紹介した通り以下の2点になります。
開口部が広くアイゼンの出し入れがラク
開口部にダブルファスナーを使用していることでアイゼンの出し入れがストレスなく簡単にできます。
通気性が良いのでアイゼンが乾きやすい
生地の一部にメッシュパネルを採用することで通気性を確保しアイゼンが乾きやすい作りになっています。
短所・不満な点~リュックへの外付けに難点?
グリベルのクランポンセーフを使用してみて不満に思った点は、横向きでリュックに外付けするのが難しいという点です。
リュックに外付け(横置き)がしにくい
グリベルのクランポンセーフにはループが片側だけしか付いていません。モンベルのアイゼンケースのように四隅にループが付いていません。そのため横向きでリュックに外付けすることは困難です(工夫が必要)。
リュックのサイドコンプレッションベルトを使えばサイドに縦方向に外付けすることはできるのですが…。
ケース込みで1㎏超の重量になるので左右のバランスを考慮するとリュックの片側サイドに縦置きするよりかは横置きした方がベターなんですが、ループが両側についていないために横置きは難しい。
アイゼンケース モンベル vs グリベル 買うならどっち?
モンベルとグリベルのアイゼンケースの長所・短所をまとめると以下のようになります。
モンベル | グリベル | |
長所 |
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短所 |
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ご覧のように両者それぞれに長所・短所があります。ですから、どっちのアイゼンケースを選ぶべきかについて一義的な結論を導き出すのは困難です。
モンベルとグリベルのいずれを選ぶべきかで迷っているならそれぞれの長所・短所をよく吟味してご自身の使用状況に応じて使い勝手の良い方を選ばれることを願っています。
ワタシ自身においては、リュックへの外付けが簡単な(自由度が高い)モンベルのアイゼンケースをメインで使用しています。通気性が悪くアイゼンが乾きにくいという難点はありますが、アイゼンに錆止め剤を塗布しておけば左程気になりませんから…。
アイゼンケースの人気・売れ筋
今回紹介したモンベル、グリベル以外にもペツル、ブラックダイヤモンド、マウンテンダックス等の山岳用品ブランドからも様々でアイゼンケースが発売されています。
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