登山に最適な軽量チタン風防を紹介。なるべく軽いバーナー用の風防・ウインドスクリーンをお探しなら薄型のチタン風防がおすすめ!厚さ0.1㎜以下のチタンUL風防の使用感、メリット・デメリットをレポート。チタン風防の評判・口コミもあわせて紹介致します。
- 登山で使うバーナー用風防のおすすめが知りたい!
- とにかく軽い風防を探している
- チタン風防・ウインドスクリーンの使用感について知りたい!
バーナーの風防に軽さを求めるなら超軽量チタン風防がおすすめ
登山やキャンプで使うシングルバーナー用の風防・ウインドスクリーンに軽さを求めるならウルトラライトなチタン風防がおすすめです。
風よけ機能に特化した軽量薄型のチタン風防
チタン風防といえばエバニューのアルコールストーブスタンドDXやバーゴのヘキサゴンウッドストーブのようにアルコールストーブの五徳としても使える五徳兼風防のような商品が有名ですが、今回紹介するチタン風防は風よけ機能に特化した純然たる風防・ウインドスクリーンにのなります。
軽さを追求した製品であるがため、一般的な風防・ウインドスクリーンに比べて使い勝手の面で劣るところがあるのは否定できません。
ただ、「軽さは正義」とされる登山をはじめバックパックキャンプやバイクでのキャンプ、キャンプツーリング等での使用を前提に少しでも軽量なシングルバーナー用の風防をお探しの人にはおすすめできる商品です。
超軽量・極薄 チタン風防の特徴とスペック
今回紹介するシングルバーナー用のチタン風防の特徴とスペックは以下の通りです。
- 素材:チタン
- 高さ:15㎝ / 19㎝
- 長さ:60㎝
- 厚さ:0.03㎜
- 重さ:13g / 15g
シングルバーナー用の超軽量チタン風防を実際に使った使用感
超軽量チタン風防を実際に使用して感じた使用感を良いと思った点(メリット)とイマイチと思った点(デメリット)に分けてレポートします。
チタン風防のメリット・良い点
チタン製のUL風防を実際に使用して良かった思った点は以下の通りです。
- 軽量・コンパクト
- 耐久性・耐熱性が高い
- 汎用性が高い
- 風除け効果が高いのでお湯を早く沸かせる
軽量・コンパクト
とにかく軽い!収納袋に入れた状態で重量を実測したところ僅か18gでした。
一般的には軽いとされるアルミ製ウィンドスクリーンでも重量が120ℊあります。アルミ製ウィンドスクリーンの重量と比べるとチタン風防の軽さが際立ちます。
丸めて収納すればトランギアのメスティンの中に納まるコンパクトさ!ちょとした隙間にも収納可能。収納場所を選ばず邪魔にならない。
チタン特有の耐久性・耐熱性の高さ~ペラペラでも丈夫!
チタン風防の厚みは0.03㎜。ペラペラゆえに耐久性。耐熱性を心配する人もいらっしゃることでしょう。実際のところは、素材がチタンゆえに薄くても耐久性の心配は無用です。耐熱性も高いので熱による歪みや錆びの心配はありません。
アルミ製のウィンドスクリーンでは風に煽られたバーナーの炎で風防自体が燃える(溶ける)ことがあります。
ペラペラでも熱に強いチタンではそのような心配は不要です。
ほぼメンテナンスフリーで使えるだけでなく使い込むほどにチタンブルーの輝きが増すのもチタン風防の魅力の一つです。
汎用性がある~アルストからスベアまで各種シングルバーナーに対応
薄くてフレキシビリティがあるので使用するバーナーやクッカーの形状に応じて囲む形を適切な形に変化させることができる。
ワタシが使用しているチタン風防は高さ15㎝のサイズですが、これひとつでアルコールストーブからオプティマスのスベア123Rまで各種シングルバーナーに対応可能。
もちろん一般的なガスバーナー用のウインドスクリーンとしても使えます。
五徳もエバニューの十字型五徳からバーゴのヘキサゴンウッドストーブに至るまで対応できます。
エバニューのアルコールストーブ用スタンドDXとの併用も問題なし。
クッカーも円筒形のケトルからメスティンのような長方形型でもクッカーの形状にあわせて対応できます。
円周を調整できるので大きな鍋にも対応可能。
風よけ効果が高いのでお湯を早く沸かせる
最初に申し上げたように此のチタン風防は五徳兼風防ではなく風除けに特化した純然たる風防・ウインドスクリーンなのでエバニューのスタンドDXのような五徳兼風防に比べると風除け効果が高いです。バーナーだけでなくクッカーも包み込めるので一般的な五徳風防に比べお湯を沸かすスピードが格段に早くなります。
チタン風防のデメリット・悪い点
チタン製のUL風防を実際に使用してイマイチだと思った点は以下の通りです。
- 使い勝手がイマイチ
- 丸めるときに音がうるさい
アルミ製ウィンドスクリーンに比べると使い勝手が悪い
軽量チタン風防はアルミ製の蛇腹式ウィンドスクリーンに比べると使い勝手が悪いです。
アルミ製ウィンドスクリーンのように地面に固定するためのピンは付属していません。軽いので目を離していると風で飛ばされる心配もあります。
丸めるとき・広げるときの音がうるさい
チタン風防の薄さは0.03mm。紙のように丸めて収納するワケですが丸めるときにベリベリと音が鳴ります。この音が結構うるさいです。
特に人里離れた山奥では気になる音です。丸めるとき同様広げる際にも乱暴に扱うとベリベリ鳴ります。まぁ、ゆっくりと丸めてやれば問題はないのですが…。
超軽量・薄型チタン風防の評判は?口コミ・レビュー情報
ワタクシ個人の使用感だけでは客観性に欠けるので他の購入者さんによる口コミ・レビュー情報をいくつか紹介させて頂きます。
肯定的な口コミ・レビュー
「ウインドスクリーン」というよりは”チタンフィルム”です。厚みは厚手のアルミ箔くらいかも。ですから、使い方に少々工夫が必要です。地面に固定できないので、風に飛ばされないようにする必要がありますし、大きさ調整もし辛いです。でも、圧倒的な軽さとコンパクト性。これは、上手く使えば強力な助っ人になります。使う人を選ぶ特選ツールです。厳冬期の山で、これとアルコールストーブでお湯を沸かせたら、もう熟達者の域に入っているかもしれません。
登山に行くたびにいつも使っています。用途は主に固形燃料でお湯を沸かすことで、風防は必須なのですが、これは軽くても十分に風を防いでくれます。重い風防を使っている人がむしろ不思議に思えます。
ネガティブな口コミ・レビュー
薄すぎる。登山の時の軽量化の為に購入したが風防自体が風に弱すぎる。イメージとしてはチタンのフィルム。風を防ぐ物なので風を受けて自体のコシで曲がらない程度の厚みを備えた物を購入する事をお勧めします。
完成度40%の試作品ってところです。アルストのコンパクトな風防が欲しくてポチりましたが、イマイチでした。風防としての機能は、ギリギリ及第点。
ネガティブな意見には軽すぎるという意見の他にも巻き癖がある等の意見が散見されました。
軽さを追求するのであれば、軽すぎるという批判を受け入れることはできません。また巻き癖も上手く利用すれば逆にメリットになります。
▼参考動画:ミニマムセットでカップ麺を作る▼
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