スカルパの登山靴のサイズ感・履き心地についてのレビューです。スカルパ登山靴の日本サイズ換算表をベースにミラージュ、トリオレ、モンブランの実際のサイズ感・履き心地をレポート。インソールの交換等スカルパの登山靴で足が痛い場合の対策もあわせて紹介致します。
スカルパ 登山靴のサイズ感【ミラージュ・トリオレ・モンブラン】
スカルパの登山靴のサイズ表記は、EU(欧州)、UK(英国)、US(米国)サイズのみです。残念ながら日本で一般的に使われている「㎝」での表記はありません。
スカルパ 登山靴 サイズ換算表
スカルパ登山靴のサイズ選びの際には以下のサイズ換算表を参考にして下さい。スカルパはイタリアのメーカーであるがゆえサイズ表記の基本はEUサイズが基本となります。EUサイズに対応する日本サイズ(㎝)は以下の通りです。
スカルパの登山靴のサイズ感【レビュー】
当方の足のサイズは普段履きの靴は25∼25.5㎝を使用、足型は日本人特有の甲高幅広タイプと自認しています。
普段履きの靴のサイズが25~25.5㎝ということで、一応EU39(24.9㎝)とEU40(25.5㎝)の両方を試しました。案の定、EU39ではきつかったのでEU40を選びました。
足長(レングス)について
足長(レングス)は登山用の厚手の靴下を履いてつま先に約0.5㎝ほどのスペースが空く程度で丁度いいサイズ感です。
足幅(ワイズ)について
スカルパのラスト(木型)は欧米人の足型をべースに作られています。それゆえ甲高幅広タイプの足型には足幅(ワイズ)がキツイのではとの懸念もありました。馴らしが終わるまでは若干窮屈に感じることもありましたが、履き込む程に馴染んできたためか現在では気になりません。
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スカルパ 登山靴の履き心地について
スカルパの登山靴の履き心地で不満な点は?
スカルパの純正インソールは貧弱
スカルパの登山靴すべて共通することですが、標準装備されている純正インソールは薄く、ほぼ平坦な形状をしています。
モンベルの登山靴用インソールや登山用インソールとして定評のあるスーパーフィートのインソールと比べるとその差は歴然としています。モンベルとスーパーフィートはヒールカップが深く、歩行機能のパフォーマンスを向上させるために土踏まずの部分が立体構造(アーチサポート機能)になっています。
標準装備のインソールのままでは履き心地についてついて不満を抱かざるを得ませんでした。
衝撃吸収力が十分でないので長時間歩行で足裏が痛くなりやすいです。またアーチをサポートする3D立体構造がないので疲労軽減効果・歩行機能のパフォーマンス向上効果も期待できません。
インソール交換で履き心地を改善
ただ上記の不満点は歩行機能の向上を目的としたスーパーフィートの高機能性インソールを使用することで改善することが可能です。
インソール交換してもつま先が痛い
スーパーフィートのインソールに交換することで履き心地に関する不満はほぼ解消しました。それでもひとつだけ不満が残りました。下りで親指を中心としたつま先が痛くなるという問題です。この点については足裏用保護パッドを小さく切って、それをテーピングで親指に巻くことで解消しました。
インソールの交換でも足が痛い場合にはテーピングや各種の保護パッドを利用するのがおすすめです。
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