
KEENの人気のトレッキングシューズ NXIS ネクシスのサイズ感・使用感についてレビューします。ネクシスの良い点・悪い点の他に購入者さんによる評判・口コミ、他の登山靴との比較なども紹介。
今回紹介するキーンのネクサスは、トレッキング、トレラン、登山、山旅、普段履きまでオールマイティに使える靴をお探しの人におすすめです。詳細は本文で!

- KEENのトレッキングシューズのサイズ感・評判は?
- KEEN NXIS ネクシスの使用感について知りたい!
- ミッドカット、ローカット買うならどっち?
- KEENのトレッキングシューズは登山に使える?
- 他メーカーのトレッキングシューズ・登山靴との比較してどうなの?


keenの最新トレッキングシューズNXISネクシスについて

米国を代表するアウトドアシューズブランド keen(キーン)のトレッキングシューズには、TARGHEEや RIDGE、EXPLORE等の様々なコレクションがありますが、今回は同ブランドの最新のトレッキングシューズ NXISネクシスを中心に紹介します。
keenのハイパフォーマンストレイルシューズ NXISの主な特徴は以下の通りです。
履き心地の良さに定評のあるKEENのトレッキングシューズ「TARGHEE(ターギー)」を踏襲した幅広ラストとルーミーなトゥボックス構造に、高いクッション性のソールユニットと独自の最先端技術をハイブリッド。トレッキングに不可欠な軽量性、通気性、機能性・防水性を搭載しながら、重量307g(NXIS EVO WP、27㎝片足)の軽さを実現しました。
keen公式


特筆すべきは、「KONNECTFIT(コネクトフィット)」というフィッティング性を高めるシステムが搭載されていること。靴の踵部分にも細い紐が通っていてこの紐が靴紐と連動。靴紐を締め上げることで甲側だけでなく足の後方(踵部分)も同時に締め上げることができます。このシステムにより踵部分のホールド性・フィッティング性が格段に向上させることができます。
keenのトレッキングシューズNXISのサイズ感について

keenのトレッキングシューズNXISネクシスの実際に履いてみたサイズ感と同コレクションのサイズ展開についてレポートします。
NXISネクシスのサイズ感【レビュー】

当方、普段履きのサイズは25~25.5㎝、足幅広めです。今回は25.5(US 7.5)サイズのミッドカットモデル『NXIS EVO MID WP』選択しました。
ミッドカットモデルということで足入れの際に履き口がやや狭く感じましたが、履いてしまえばほぼジャストサイズでした。

メーカーによると「幅広のラストを使用し、指が圧迫されにくい広めなトゥボックス構造」を採用しているとのことなので足幅が狭い人は厚手の靴下を着用するのがよろしいかと思います。
サイズ選びの際には普段履きサイズに合わせて購入すれば問題ないと思います。ただ、ぴったりサイズよりも余裕をもって履きたい人にはワンサイズ上でも良いかと思います。(下記の口コミ・レビューを参考)
サイズについて通常は26cmですが、試し履きをしたところ26はピッタリだったため、サイズ大きい26.5を購入しました。
keenのトレッキングシューズ メンズ&レディースのサイズ展開
ちなみに、keenのトレッキングシューズNXISのサイズ展開は以下の通りです。
25、25.5、26、26.5、27、27.5、28、28.5、29、30
▼KEEN NXIS EVOメンズコレクション▼

22.5、23、23.5、24、24.5、25、25.5、26
▼KEEN NXIS EVO レディースコレクション▼

keenのトレッキングシューズ NXISの使用感は?【良い点・悪い点】

続いてキーンのネクシスを実際に使用してみて感じた使用感について良い点と悪い点に分けてレポートします。
良い点

keenのトレッキングシューズ NXIS 「エヴォ ミッド ウォータープルーフ」を実際に使用してみて良いと思った主な点は以下の通りです。
- とにかく軽量!トレイルランニングにも使用できる。
- 快適な履き心地で疲れない!ロングトレイル、山旅に最適。
- デザインがカッコいい!普段履きにも使える
以下それぞれの点について深堀りします。
NXIS EVO WP 27㎝ ローカットモデルの片足重量は僅か307g(カタログ値)です。ワタシが今回使用したNXIS EVO WP 25.5㎝のミッドカットモデルの重量は実測値で397ℊでした。

ローカットに比べると大分重たいですが、モンベルのトレッキングシューズ ツオロミーブーツの片足重量は713ℊあります。一般的なトレッキングシューズと比べると397ℊという重量は相当軽い部類に入ります。 (KEENとモンベルのトレッキングシューズを比較)
ネクシスは重量が軽いだけでなく、アウトソールに全方向の動きに対応するグリップ力の高いオールテレインラバーソールを採用しているのでトレラン用シューズとしても十分に使えるのではないのでしょうか。


KEENのトレッキングシューズNXISには衝撃吸収力の高いEVAミッドソールを採用していることで膝や足腰への負担を軽減してくれます。
ミッドソールと同様に靴の履き心地を左右するうえで重要なのがインソール(中敷き)!ネクシスのインソールには足裏のアーチの形状に沿って立体成形された専用のインソールを採用。

長時間・長距離の歩行でも疲れにくいソール構造を採用していることからロングトレイルや山旅用のシューズに最適ではないでしょうか。

KEENのトレッキングシューズは一般的なトレッキングシューズや登山靴に比べてスリムでスタイリッシュなデザインなので街でも違和感なく履けます。

アウトソールもアルパイン用登山靴に比べて柔らかく反りやすいので平坦なアスファルトの上を歩いても疲れにくいです。スニーカー感覚で普段履き用シューズとして活躍してくれそうです。
悪い点・残念な点

keenのトレッキングシューズ NXIS(ネクシス) を実際に使用してみて良くない・残念と思った点は以下の通りです。
- アウトソールの張り替えが出来ない
- 靴紐の調整がダイヤル式アジャスターではない
通常のアルパイン用登山靴ではアウトソール(靴底)が摩耗したらソールだけを張り替えることが可能です。

しかし、キーンのネクシスではアウトソールの張り替えは基本的にはできません。メーカーが対応していません。アウトソールが摩耗したらアッパーの状態如何に拘わらず処分するより他なりません。つまり使い捨てということです。
※メーカーは対応していなくても靴の修理専門店でソール交換は不可能ではありません(要相談)。

最近ではトレッキングシューズでも、靴紐の調整にダイヤル式のアジャスターを搭載する靴が増えています。ダイヤル式アジャスターがあれば、靴紐の締め込み具合の調整が瞬時にできるだけでなくいちいち靴紐を結んだり解いたりすることを必要としません。欲を言えばダイヤル式アジャスターがあればと思いました。
KEENのトレッキングシューズNXISはこんな人におすすめ!


軽量でグリップ力が高いだけでなく衝撃吸収力の高く、防水・透湿性のあるキーンのネクシスはあらゆるアウトドアアクティビティで大活躍!
スリムなフォルムにスタイリッシュなデザインは街歩きでも違和感なく使える♪
トレッキングはじめ登山、ロングトレイル、トレラン、山旅から普段使いまでオールマイティに使いたい欲張りな人におすすめ!
ミッドカットとローカット買うならどっち?

KEENのトレイルシューズ ネクシスにはローカットタイプと踝を覆う筒丈をもつミッドカットタイプの2つのモデルがあります。
ローカットには、足首の自由度が高く、軽量というメリットがある反面、足首のサポートがないので不整地を歩く際に足首をひねったりバランスを維持しにくいというデメリットがあります。
他方ミッドカットは、足首が固定(ホールド)されるので不整地を歩く際にバランスを維持しやすいというメリットがある反面、重量が重くなる・夏場に蒸れる等のデメリットがあります。
一般的にトレイリングや登山の初心者には足首のサポート機能のあるミッドカット或いはハイカットに方が良いとされています。軽量で足首の自由度が高いローカットは上級者向けと言われています。
KEENのトレッキングシューズは登山でも使える?

低山登山はもちろん中級山域での軽装備登山なら十分使えます(無雪期に限定)。
靴底がアルパイン用登山靴と比べて柔らかいことから、森林限界を超える岩稜帯・岩場が中心となるアルパイン登山には不向きと感じました。
keenのトレッキングシューズの評判・口コミ

KEENのトレッキングシューズ NXIS ネクシスの履き心地や使用感についてもっと知りたい!という人のために他の購入者さんによる評判・口コミをいくつか紹介致します。

足全体をスッポリと覆う型の様な履き心地。とりあえず慣らしで通勤に履いていますが、踵の締め付け感や硬すぎもせず柔らかすぎもしない絶妙なクッション性は、これ絶対山でイイヤツじゃん!と直感させました。今週末、近くの山に行くので楽しみにしています。

人生初のトレイルシューズでしたが、履き心地に違和感もなく、イメージよりかなり軽かった。仕事柄外で過ごす時間が長いのですが、通気性のおかげで蒸れることも無く快適です。
普段履きからトレイル、あらゆるシーンに対応してくれてます。

トレイルランニングで雪とぬかるみの中、12時間ほど走り続けた結果、内部の蒸れによる足へのダメージや外からのしみ込みなどもなく、快適でした(別日に2時間ほど雨の中を走りましたが、こちらもしみ込み等が感じませんでした、ただ、強雨の場合はくるぶしから雨は侵入しますので、スパッツを使いたいですね)。

ハイキング、クライミングのアプローチ、ジョギング、普段履きなどに使用しています。
驚いたことは、クッション性です。砂利道、木の根などの痛さはほぼ感じず、非常に体への負担が少ないです
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他メーカーのトレッキングシューズ・登山靴と比較
KEENの軽量トレッキングシューズ NXIS ネクシスは他社のトレッキングシューズ・登山靴と比較してどうなの?

キーンのネクシスを普段ワタシが使用しているトレッキングシューズ・登山靴と比べてみました。
上画像の左からモンベルのツオロミーブーツ、キーンのネクシス、スカルパのミラージュになります。
KEENのネクシスを他の2つと比べて明らかになる最大の特徴は以下の通りです。
- 軽量・スリムで小ぶりなフォルム
- ソールが他の2つに比べて柔らかい
まず重量ですが、既に紹介したようにKEEN ネクシスの片足重量は397ℊ(実測)です。対してツオロミーブーツは713ℊ、スカルパ ミラージュは673ℊです。KEEN ネクシスが飛びぬけて軽量であることが分かります。

また、ツオロミーブーツ、スカルパのミラージュはいずれもハイカットなのに対してKEENのネクシスはミッドカットなので丈が短いです。丈が短いだけじゃなく幅もスリムで全体として小ぶりフォルムになっています。
NO軽量で全体のフォルムが小さいことから、軽快な足捌きが要求されるトレイルランニングに向いているということができます。

KEENのネクシスの靴底は他2者に比べて柔らかいです。靴を両手で持って力を加えても他2者の靴底は曲がらないのに対してネクシスの靴底が曲がります。
靴底が柔らかい(曲がりやすい)ネクシスは急峻な岩稜帯や岩場が多いアルパイン登山には不向きということができます。
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