エイ対策として利用されるエイガードにはいくつかのデメリットがあります。エイガードを自作するにも結構な手間と時間が掛かります。そこでエイガードの代用品として利用できるモノをいくつか紹介します。エイガードの他にもウェーディングシューズの代用品やウェーディングスタッフなどエイ対策に使えるグッズを紹介!
- エイガードはいらない?
- エイガードの代用品として利用できるものは?
- エイガードのデメリットは?
- エイ対策に使えるグッズ、アイテムを知りたい!
▼この記事で紹介する主なアイテム▼
エイ対策の必要性について エイガードはいらない?
シーバスやヒラメなどサーフや干潟、サーフでウェーディングゲームを楽しむ際に忘れてならないのがエイ対策です。
釣りやサーフィンなどのマリンスポーツを愉しむ人ならご承知のことと思いますが、エイに刺されれたら刺された箇所や毒の量によっては死亡することもあります。そうでなくとも、入院・長期の療養が必要になり仕事はもちろん日常生活に支障をきたすことになります。ですから安全のためのエイ対策は必須です。
エイ対策のなかで真っ先に挙げられるのが膝下から足先までを保護するエイガードです。
値段の高いエイガードは必要ない⁉
エイは自分から人に向かって攻撃を仕掛けてくることはない。エイを踏みつけないようにスリ足を守っていればエイガードは必要ないという人もいらっしゃいます。
しかし、ウェーディング中に常にスリ足で移動するのは結構なストレスがかかります。またシーバスやヒラメとのファイト中にまでスリ足移動を守れるかは疑問です。
やはり安全・安心のためにもエイガードを装着するがおすすめです。しかし、このエイガード、釣り専用のモノを買うとなると結構なお値段がします。
エイガードを自作するよりも代用品を探す!
高価なエイガードを買うぐらいならエイガードを自作して浮いたお金でリールやロッドなどを買いたいと考える人も多いのではないでしょうか。
しかし、エイガードを自作するとなると、相当な手間と時間が掛かります。手間と時間を掛けてエイガードを作ってみたけど全く使い物にならないなんてこともあります。
かく言う私も、エイガードを自作しようと試みたことがありますが、時間と手間が掛かる割には満足のいくものを作る自信がなく諦めました。
そこで、格安で購入でき、手っとり早くエイガードの代用品として利用できるモノを探してみました。
釣り用のレッグガード/ゲイター
膝や脛を保護するために使われる釣り用のレッグガードです。素材にはネオプレーンの生地が使われいます。もちろん、エイの毒針を阻止するには役不足です。ただ、それなりに厚みがあるので何もしないよりかはマシではないでしょうか。また、レッグガードとウェーダーの間にアルミの薄板を挟む等の工夫を加えればエイガードの代用品として機能してくれるでしょう。
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脚絆(きゃはん)
工事現場の作業員や港湾労働者が足の脛を保護するために装着する保護具です。ゲートルという呼び方もされます。厚手の丈夫な帆布で出来ていて、比較的簡単に装着できます。
エイの毒針を完全に防ぐことができるか否かは疑わしいですが、貫通力を減殺する効果は期待できます。なにより、格安で購入できるが最大の長所と言えるでしょう。
さらに、探しているとこんなものを見つけました。
ステンレス入りの脚絆です。帆布製に比べてお値段高めですが(それでも2~3千円程度)、エイガードとしての効果は格段に期待できます。
エイの毒針から足を保護するためにさらに効果的と思われるのがコチラ!チェーンソー防護用脚絆です。チェーンソーのから脚を保護するためにアミラド繊維を使用!安全性が高いだけでなく軽量で動きやすいのも魅力です。
甲プロテクター
脚絆だけでは、甲の部分が不安だという人には甲プロテクターがおススメ!エイの毒針からウェーダーブーツのつま先部分を保護してくれます。
ウェーディングシューズの代用品に安全靴・作業ブーツ
脚絆+甲プロテクターでもつま先や足の側面、踵の部分が不安だという人もいらっしゃるでしょう。そんな人には安全ブーツがおススメ!
エイの針は、PVC製のウェーダーブーツなんぞ簡単に貫通します。安全靴のつま先にはスチールカップが入っています。また素材となる合成皮革は、ブーツ型ウェーダーのラバーブーツよりも格段に丈夫ですからエイの毒針の貫通力を減殺してくれるでしょう。
但し安全靴の使用はソックス型ウェーダー(ストッキングウェーダー)もしくは速乾パンツや鮎タイツを履いていることが前提となります。
ブーツ一体型のブーツフットウェーダーでは利用できないのは言うまでもありません。つまり安全靴をウェーディングシューズ代わりに使うという利用法になります。
ウェーディングシューズとして利用するので、排水用の穴(ドレイン)を空ける加工が必要でです。といってもドリルで穴を空けるだけですが…。
各種レッグガード&レガース
野球、サッカー、空手、キックボクシング等の各種スポーツで使用するレガースやレッグガードも使い方次第ではエイガードの代用品として一定の役割を果たことができるでしょう。
いずれも動きの激しいスポーツ用に考案されたものですから動き易さという点では言うことはありません。但し、ふくらはぎ等の脚裏がカバーされないのが難点です。
その他のエイ対策グッズ
エイ対策はエイガードだけではありません。エイガード以外のエイ対策グッズを紹介します。
ウェーディングスタッフ
エイは元々臆病な生き物で自分から攻撃を仕掛けてくることはないです。ウェーディング時にエイに刺されるケースのほとんどは、エイを足で踏んだことが原因です。エイを足で踏まなければ、エイに刺される心配はありません。
そこで有効なのが、ウェーディングスタッフやウェーディング ステッキと呼ばれる杖です。
自分の立ち位置周辺や進行方向の海底をウェーディングスタッフで突きながら釣りをしていれば先ず刺される心配はない筈です。
ウェーディングスタッフの代用品は?という質問を頂いたので回答します。
伸縮式あるいは折り畳み式のトレッキングポールでも代用できます。アルミ製あるいはカーボン製なら錆びることもありません。
ポイズンリムーバー
不幸にもウェーデイングゲーム中にエイに刺された場合の応急処置に効果を発揮するのがポイズンリムーバーです。ハチやヘビの毒針や毒液を吸引作用で体外に吸い出すための器具になります。
もちろん、エイに刺された場合にも効果があります。ポイズンリムーバーばあれば体内のエイの毒液を少しでも体外に排出することができます。これを携行しているといないでは、万一のときの安心感が全然違います
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エイガードのデメリットについて
ひと口にエイガードといっても、ソックスタイプと外付タイプの2種類のタイプに分かれます。それぞれのタイプのレイガードのデメリットをみていきましょう
ソックスタイプのエイガード
ソックスタイプのエイガードの代表として、アムズデザイン(ima) ima エイガードとパズデザインのレイガードIIがあります。ケプラーやノーメックス等、防刃性の高い特殊な繊維生地を使用して作られているものです。
ウェーダーのインナーに装着して使用します。このソックスタイプのエイガードのデメリットとしては以下の点が挙げられます。
- 兎に角、値段がバカ高い!
- ウェーダーのインナーに装着するためウェーダーをワンサイズ上にものに買い替える必要がある。
- エイの毒針に刺された場合、ウェーダーに穴が空くことを防止できない。
外付タイプのエイガード
外付タイプのエイガードの代表としては、K&Kプロダクツのステルス エイガードとリトルプレゼンツの EIガード3等の製品があります。
- 兎に角、見た目が格好悪い!
- 水の抵抗を受けやすく動きにくなるのでラン&ガンには不向き!
- 装着するのが面倒臭い!
- リトルプレゼンツの EIガード3については、つま先や甲、踵などガードされていない部分が多いのが不安!
- 完全防備のステルスガードについては壊れやす!耐久性に難があるとの声を聞く。
エイガードの代用品 まとめ
以上、エイガードの代用品となるモノをいろいろと挙げてみました。エイ対策としては、もちろん専用のエイガードを購入するに越したことはありません。決して代用品の利用を薦めるものではありません。ただ、エイの生息域において無防備でウェーディングをするぐらいなら安価でもエイ対策として利用できるものがあるのではという趣旨とご理解下さい。
ちなみに、管理人は通常はウェーディングブーツ+ソックス型ウェーダー+ネオプレーンソックス、夏場であればウェーディングブーツ+速乾パンツ+ネオプレーンソックスという装備にウェーディングスタップで海面を突きながらサーフ、河口域での釣りを愉しんでいます。
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