バイク用のガソリン携行缶についての特集です。
これまで実際に使用してきた数種類のガソリン携行缶の良い点・悪い点を比較しながらバイク用ガソリン携行缶のおすすめを紹介します。ガソリン携行缶選びの注意点や使用上の注意点なども併せて紹介!
ガソリンタンクが小さいトリッカーのキャブ車(満タンで6L)に乗っていることから、ロングツーリングでは常にガス欠の恐怖と背中合わせでした。
そんなことから、これまでにいくつものガソリン携行缶をとっかえひっかえ使用してきました。私のこれまでの経験を踏まえてバイク用ガソリン携行缶のおすすめを紹介します。
ガソリン携行缶選びの注意点
まずは、バイク用のガソリン携行缶を選ぶうえでの一般的な注意点を紹介。
ガソリンは、引火性が高く小さな火種でも爆発的な燃焼する極めて危険な燃料です。ガソリンを収容する携行缶を選ぶ際には、一定の品質を備えた安全な容器を選びたいものです。
そこで安全性基準となるのが「消防法適合品・UNマーク」の存在です。
UN表示とは、危険物の国際輸送に関する国際勧告(UN規格)に適合した危険物運搬容器に表示するものであり、 UN表示の付された容器は、消防法令の試験基準に適合したものとみなされます(出典:危険物保安技術協会)
「消防法適合品・UNマーク」がある携行缶では、耐圧力検査などの厳しい試験をクリアしていることから一定の安全性が担保されています。
もちろん、「消防法適合品・UNマーク」が無いものでも高い品質と安全性を具備した製品もあります。ただ、「消防法適合品・UNマーク」が無い携行缶ではガソリンスタンドで給油を拒まれることがあります。面倒なトラブルを避けるためにも「消防法適合品・UNマーク」のあるガソリン携行缶を選ぶのが無難です。
▼バイク用ガソリン携行缶特集▼
バイク用携行缶のおすすめは?~各種携行缶を徹底比較
管理人が実際に使用した容量・形状の異なる数種類のガソリン携行缶を比較。それぞれの長所・短所をレポートします。
YAZAWA 矢澤産業 ガソリン携帯缶 ボトル
バイク用のガソリン携行缶の定番商品である矢澤産業のガソリンボトル!
容量の大きさに応じて3種類のバリエーション(0.9L、0.7L、05L)のがあるので、用途や目的応じて使いワケできるのが嬉しい♪
軽量・コンパクトなボトルタイプなのでリアボックスの中はもちろんサイドバッグやバックパックの中など場所を選ばす収納できます。
ボトルホルダーがあればベルトに吊り下げて携行するもできます。まさに”携行性”を重視する人におすすめのガソリン携行缶と言えるでしょう。
ボトルの中に給油用のノズルが格納されています。ノズルを利用することでバイクのガソリンタンクに給油しやいのも◎!
一番大きいサイズでも900㏄と1Lに満たないのが少し残念です。容量に不満がある人は2本揃えておくのがおススメ!コンパクトなサイズゆえに僅かなスペースを利用して収納できので2本あっても左程邪魔になりません。
900㏄を2本で1.8L、900㏄と700㏄で1.6L、900㏄と500㏄で1.4L、或いは700㏄と500㏄で1.2Lといったように、いろいろな組み合わせが可能です。
ヤマハ ユニバーサル 2L バイク用携行缶
こちらは、”Yamaha Universal 2L Jerry Can”という名称で販売されていたバイク用のガソリン携行缶です。
容量2Lのバイク用のガソリン携行缶が欲しくて国内市場を探したのですが、目ぼしい商品がなく、海外のECサイトで見つけて購入した商品です。
Yamahaがバイクメーカーのヤマハ発動機と関係があるかは不明です。ただ、バイク用に作られたガソリン携行缶であることは間違いないです。
最大の長所は2Lという容量です。バイク用のガソリン携行缶で最もポピュラーな容量が1L前後です。
ただ、ツーリングの目的地やルートによっては1Lでは不安という場合も多々あります。1Lの携行缶と2Lの携行缶では安心感が全く異なります。
ただ、先程申し上げた通り、2Lサイズのガソリン携行缶を国内市場で探してもほぼ皆無。そういう意味では海外から取寄せるだけの価値がある1品です。
プラスティック製で軽いというのもバイク用の携行缶としては大きなメリットです。
コチラの商品、パニアケースで有名なバイク用品メーカー ヘプコ&ベッカーのオプション用品としても販売されています。
本体上部の端にベルトを通すループが設けてありホルダーを利用することでパニアケース等に固定することができます。
こちらの商品にも内部にノズルが格納されていて給油時に給油がしやすように設計されています。
海外製品ゆえに消防法適合品マークが付いていません。ガソリンスタンドで携行缶への給油を依頼しても断られる可能性があります。
ちなみに私の場合、この2L携行缶を使用する際には、後で紹介する5Lの携行缶(消防法適合商品)に給油してもらい、そこからこの2L缶に移しています。
▼バイク用携行缶の売れ筋▼
ポリ燃料タンク ゴリッタ 5L
こちらはバイク専用ではありませんが、極めて機能性の高い容量5Lのガソリン携行缶になりあます。
地方の僻地に行くとガソリンスタンドはあっても夕方で閉店という店が多く大きめの携行缶が欲しくて購入。
丈夫で軽いポリタンクなのでバイク用としても十分使用可能です。容量2Lでも不安!もっと容量の大きい携行缶が欲しいという人におすすめ!
ポリエチレン製のために5Lという容量の割には軽量です。のちに紹介するスチール製のジェリカン5Lと比べても圧倒的に軽いです。
汎用型ガソリン携行缶の人気・売れ筋商品というだけあって随所に使い安さに配慮した工夫が見られます。
給油しやすい長めのノズルが付属。さらに給油ノズルには空気孔が設けられていて素早い給油が可能に!
消防法適合品・UNマークもついているのでガソリンスタンドで安心して給油できます。
値段が安いというのも大きな利点ですね。
短所という短所は特にないですが…、敢えて挙げるとすれば、容器に貼ってあるシールのデザイン。
トップケースやパニアケースに収納して使う分には問題ないですが、むき出しでバイクに固定する場合にはシールのデザインが邪魔です。
ジェリカン JERRY CAN 5L
こちらはミリタリー色の強いスチール製のジェリカン JERRY CAN 5L!
ジェリカンの20Lサイズはジムニーをはじめとする4駆乗りとってはお馴染みのガソリン携行缶ですね。こちらバイクにも搭載可能な5Lサイズになります。
なんといっても外観のみてくれ!
無骨で屈強なデザインがアドベンチャー魂に火をつけてくれます。
スチール製の頑丈な作りだけに外部からの衝撃に強い!
海外製品のための消防法適合品ではありませんがUNマークは入っているので安全性は問題ないです。
重量が重い(2㎏弱)。先に紹介した同容量のポリタンクに比べて1㎏以上重たいです。
小型バイクに取り付けるには不向きとも思えます。
ところが、ハンターカブやクロスカブにこの鉄製ジェリカンを装着している人が少なからずいるのも事実です。注ぎ口が広いので、ジェリカン専用ノズル(スポウト)を使用するかジョウゴを使用しないと給油しにくい。
バイク用携行缶のおすすめNO1は?
今回紹介した4種類のバイク用ガソリン携行缶のなかで一番のおすすめを挙げるなら、2番目に紹介した”ヤマハ ユニバーサル 2L缶”になります。
理由としては、2Lという適度なサイズ感!ポリエチレン製で軽量であることなどです。
日本全国でガソリンスタンドが減少傾向にある昨今、特に山間部・過疎地域では100㎞圏内に営業中のガソリンスタンドが見つからないという事態に遭遇することも珍しくはありません。1Lよりは2Lの方が安心できます。
ただ、今回紹介いずれの商品もそれぞれに長所・短所があり目的・用途によりおすすめ度は変化します。人里離れた山奥を数日間バイクで旅するなら2Lよりも5Lサイズの携行缶の方が頼りになります。
人気・売れ筋のガソリン携行缶
バイク用のガソリン携行缶は、先に紹介した以外にもまだまだたくさんあります。近年は鍵付きで脱着可能な携行缶も登場しています。各種携行缶を比較してご自身の目的・用途にピッタリの携行缶を探してみて下さい。
▼バイク用ガソリン携行缶特集▼
ガソリン携行缶 給油時の注意点
ガソリンは極めて引火性が高く爆発的な燃焼作用を持つ危険な燃料です。バイク用のガソリン携行缶を使用する際の注意点を以下にまとめました。
- ガソリンの漏れがないように給油口キャップは確実に閉めること。
- 携行缶の規定の容量以上のガソリンは絶対に入れない。
- 給油の際には周りに火気のないことを確認して行う。
- 携行缶の給油口が上になるように平らな場所で使用・保管すること。
- ガソリン以外の燃料の使用は避ける。パッキンの劣化・容器の変形の原因になります。
バイク用ガソリン携行缶とあわせてチェックしたい関連情報
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(テキスト・編集人 flyder)
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