長野県にある陣馬形山キャンプ場(キャンプスペース)を徹底紹介!
別名「天空のキャンプ場」と呼ばれる陣馬形山キャンプ場の魅力、陣馬形山頂からの景色・展望、キャンプツーリングにおすすめの理由、陣馬形山キャンプ場の利用上の注意やアクセス、駐車場情報を紹介。
▼陣馬形でソロキャンプ▼
2021年12月、陣馬形山キャンプ場で冬キャンプをしてきました。キャンプの模様を収めた動画はコチラです。
陣馬形山キャンプ場の魅力
陣馬形山キャンプ場、正式名称「陣馬形山キャンプスペース」の主な魅力は以下の3点です。
- 別名「天空のキャンプ場」景色と展望が最高!
- キャンプ場の利用料は一切不要!
- トイレ・炊事場等の施設が清潔で充実
※2021年より陣馬形山キャンプ場は有料化されました。
景色と展望が最高~別名「天空のキャンプ場」
長野県中川村にある陣馬形山の標高は1,445m。
車・バイクで上れるキャンプ場としては日本でも有数の高所に位置するキャンプ場です。
このことから陣馬形山のキャンプ場は「天空のキャンプ場」と呼ばれています。
中央アルプス&南アルプスを一望
陣馬形山はちょうど中央アルプス(日本アルプス)と南アルプスの間に位置しており陣馬形山の頂上からは西側に宝剣岳をはじめとする中央アルプスの山々、東側に塩見岳をはじめとする南アルプスの山々を一望することができるのです。
山頂には整備された展望所がりあります。
朝は南アルプスからの御来光、昼は中央アルプス及び南アルプスの名峰を一望、夕方は中央アルプスの夕焼け、夜は眼下に広がる伊那谷の夜景と星空を楽しめる♪
陣馬形は雲海の名所
陣馬形山は、雲海の名所としても有名!運がよければ山頂から一面に広がる雲海を見ることができます。
陣馬形山で雲海が現れる条件・タイミング
雲海が見れる条件・タイミングというには諸説ありますあが…。
ここ陣馬形山キャンプ場では雲海を見るための鉄板の条件・タイミングというのがあります。
その条件というのは前日に雨降った日の早朝から午前中!
地元の人の聞いた話では、前日に雨が降った翌日の朝は高確率で陣馬形山の西側(中央アルプス方面)に雲海が発生するとのことです。
天竜川の名前の由来には諸説ありますが、雨が降ると天竜川沿いに雲海が発生し、その雲海が天に昇る竜のように見えることから天竜川という名前が付いたそうです(地元の人談)。
完全無料だからキャンプ場の利用料は一切不要 現在は有料化
標高1,445mという極めて高い位置にありながら車・バイクでいけるという特異なキャンプ場でありながら、キャンプ場の利用料は一斉無料です。
陣馬形山テントスペースの運営は長野県中川村が管理しています。すでに冒頭で紹介した通り2021年から有料化されました。(詳細 陣馬形山キャンプ場公式)
近年のキャンプブーム、SNSの発達などにより来訪者が急増し、多くの方に陣馬形山をきっかけとして中川村を知ってもらえることは嬉しい反面、大変な混雑や、維持管理費の増加、自然への影響などの問題も出てきました。
中川村観光協会ホームページ
今後根本的な対策を講じる方針ですが、追いついていないのが現状です。
陣馬形の森公園が、県立自然公園であることを踏まえ、みなさんのご協力を頂けますようお願いします。
完全無料とはいえ、上記のような事情があるので志のあるかたは是非中川村に募金を!募金箱は陣馬形テントスペース内の山荘の前に設置してあります。
トイレ・水場・炊事場等の設備が清潔で充実
キャンプ場は無料にもかかわらず、トイレ、水場・炊事場の設備は清潔で有料キャンプ場なみに充実しています。
オートキャンプ場のような電源はありませんが…。
トイレは新しくて清潔でトイレットペーパーもストックが置いてある程に充実しています。加えて洋式トイレの便座はヒーター付きでした。
水場・炊事場・洗い場も比較的新しくして清潔でしかも屋根付。炊事場の隣には屋根付きの全天候型のテーブル&ベンチも設置してあります。
もしもの時には避難小屋があるので安心
キャンプ場とはいえ標高1,445mの高所ゆえに予期せぬ荒天に遭遇することもあるでしょう。そんな時でも陣馬形山のテントスペースには避難小屋(陣馬形山荘)があるので安心です♪
陣馬形山からの景色と展望
陣馬形山からの景色と展望を紹介。別名「天空のキャンプ場」というだけあってその山頂からは景色と展望は見ごたえがあります。
陣馬形山から見る中央アルプス(日本アルプス)
陣馬形山の西側からは中央アルプス(日本アルプス)の山々を一望できます。
宝剣岳、千畳敷カール、駒ヶ岳ロープウェイも見ることができます。
陣馬形山から見る雪化粧した中央アルプスはまさに絶景!
夕方には中央アルプスの夕焼けが美しい!
日没後の風景も趣満点!
陣馬形山から見る南アルプス
陣馬形山の東側では南アルプスの山々を一望できます。
陣馬形山から見る冬の南アルプスの雪景色は格別です!
早朝には南アルプスからの御来光を拝むことができます。
陣馬形山キャンプ場~利用上の注意
陣馬形山キャンプ場(キャンプスペース)を利用するうえで主な注意事項は以下の通りです。
- 焚き火・キャンプファイヤーでの直火禁止
- ゴミは持ち帰ること
- 炊事場・洗い場はじめキャンプ場内での合成洗剤の使用禁止
- 混雑時の広範囲占有禁止
- 消灯・消音時刻は21時
陣馬形山キャンプ場の混雑状況は?
陣馬形山キャンプ場は絶景が楽しめる無料のキャンプ場ということで各種SNSで話題となったことからシーズン中の土日祝日は大変な混雑が予想されます。
早ければ午前10時頃にはテントサイトが埋まることもあります。
ハイシーズン中に陣馬形山キャンプスペースを利用される場合にはなるべく早くキャンプ場に到着するようにするのが無難です。
ライブカメラで混雑常況をチェック
陣馬形山キャンプ場にはライブカメラが設置されているので常時テントサイトの混雑常況を確認できます。 キャンプ場の有料化に伴い陣馬形山キャンプ場のライブカメラは廃止されました。
▶ 陣馬形山キャンプ場のライブカメラ映像をチェック
陣馬形山キャンプ場へのアクセス
名古屋方面からは中央自動車道(高速)で2時間ちょっと、下道で4時間程度。
大阪からだと、名神高速道路と中央自動車道経由で約4時間半。
東京からだと中央自動車道経由で約4時間。
陣馬形山キャンプ場の駐車場情報
陣馬形山キャンプ場の主な駐車場はキャンプスペースに隣接した第1駐車場と第2駐車場になります。
第1駐車場からテントサイトまでは徒歩十数メートル。第2駐車場からテントサイトまでは100m知程度になります。
ちなみに、第1駐車場と第2駐車場を合わせた収容台数は乗用車50台分程度です。混雑時にはキャンプ場から離れた第3駐車場の利用を強いられることもあります。
陣馬形キャンプ場がキャンプツーリングにおススメな理由
陣馬形山キャンプ場(キャンプスペース)がバイクでのキャンプツーリングにおすすめな主な理由は以下の3点です。
- 陣馬形山までの道中、バイクでの走行を楽しめる
- 近隣にワイディング、ダート走行を楽しめる林道がある
- 駐車場からテントサイトが近い
陣馬形山までの道中がバイクツーリングに適している
名古屋方面から陣馬形山に向かう主なルートである、足助-飯田を結ぶ国道153号(飯田街道)は広くて走りやすい道でワインディング・峠が連続。バイクツーリングにうってつけです。
東京方面から陣馬形山に向かうルートとなる国道152号線は比較的交通量も少なくい南アルプスを眺めながら走ることのできるコースとなっています。
近隣にワイディング、ダート走行を楽しめる林道がある
ツーリングマップルを見て頂ければお分かりのように陣馬形山キャンプ場の近隣にはワインディングの多い峠道やダート走行を楽しめる林道があります。
陣馬形山キャンプ場の駐車場からテントサイトまで近い
先ほど紹介した通り、陣馬形山キャンプ場の第一駐車場はテントサイトに隣接。カートやリヤカーなどを利用することなくテントやタープなどのキャンプ道具をバイクから降ろして運ぶことができる距離です。
第2駐車場からテントサイトまでの距離は200mぐらいなので第2駐車場からでもキャンプ道具の運搬はそれほど苦にはなりません。
陣馬形山キャンプ場の天気・気温情報
バイク・車で上がれるとはいえ陣馬形山キャンプ場の標高は1,445m。気温・風速をはじめ気象条件は平地とは異なります。
陣馬形山キャンプ場を利用する際には事前に陣馬形山の天気をチェックしておきましょう。
【Q&A】陣馬形山キャンプ場についてよくある質問と答え
陣馬形山キャンプ場についてよくある質問とその答えを紹介します。
Q:陣馬形山キャンプスペースの予約はできますか?
回答:予約は必須です。
2021年からの有料化に伴い完全予約制になりました。
Q:テントサイトに張れるテントは最大何張りぐらい?
回答:陣馬形山キャンプ場のテントサイトに張れるテントの数は最大で70張り程度です。
陣馬形山キャンプスペースを管理する中川村観光協会に取材したところ上記の回答を得ました。
Q:陣馬形山キャンプ場の駐車場の収容台数は?
回答:第1駐車場と第2駐車場を合わせて50台程度になります。
Q:陣馬形山で焚き火をする際、薪はどこで調達できますか?
回答:陣馬形山キャンプ場から車で30分位程度の場所にあるチャオ生鮮食品館で焚き火用に薪を調達できます。
チャオ生鮮食品館:長野県上伊那郡中川村片桐3969
(テキスト・編集人 flyder)
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