セリアのクッカークリップとダイソーのクッカークリップを比較。両者の相違を踏まえてダイソーの方がおすすめの理由を説明します。ダイソー・セリアの100均クッカークリップ以外にもMSR、SOTO、エスビット、トランギア等おすすめのアウトドア用鍋掴みもあわせて紹介。
セリア、ダイソーの商品には「クッカークリップ」との商品名がついていますが、他にも「ポットリフター」「クッカーグリップ」「グリッパー」との名称が使われることもあります。
- ダイソーとセリアのクッカークリップの相違は?
- セリア vs ダイソー買うならどっち?
- 100均以外でおすすめのクッカークリップは?
▼コレ、結構重要です!▼
セリアのクッカークリップ vs ダイソー【比較】買うならどっち?
セリアの100均キャンプ用品として話題を集めたアウトドア用の鍋掴み「クッカークリップ」に続いてダイソーからも類似の商品が発売されました。その名もズバリ「クッカークリップ」です。一見同じに見える両者ですが微妙な違いがあります。両者の相違を踏まえてセリアよりもダイソーの方がおすすめの理由を説明します。
セリア&ダイソー 100均 クッカークリップの仕様と特徴
先ずは両者のクッカークリップの仕様と両者に共通する特徴をみていきましょう。セリアとダイソーのクッカークリップのサイズ・重量を測ってみたところ両者のサイズ・重量はほぼ同じでした。
鍋掴みとトングで使える2WAY仕様
セリアのクッカークリップもダイソーのクッカークリップも共に鍋掴み(グリッパー)と使えると同時にトングとしての利用も可能です。いわゆる2WAY仕様です。
ジョー(顎)のある側ではジョーで鍋やフライパンを掴むことができます。
また、グリップ側を利用することでトングとして利用することも可能です。
重たいクッカー・厚みのあるクッカーは苦手
後で紹介するMSRのアウトドア用鍋掴みと比べると、全体的に作りが華奢でジョー(顎)の幅が狭く弱いためにスキレットなど重量のあるクッカー、土鍋など厚みのあるクッカーを掴むのには不向きです。
ダイソーとセリア100均クッカークリップの相違は?
セリアとダイソーのクッカークリップは素材はもちろんサイズ・重量、その他の仕様・特徴まで共通します。一見するとアルミハンドルの肉抜きデザイン以外に違いはないように見えます。しかし、両者の間には機能面に影響を与える違いが2点あります。その2点の違いとは以下の通りです。
トング部分の山切カットの有無
セリアのクッカークリップのトング部分は平坦です。一方ダイソーの方のトング部分にはワニの顎のように山切りのギザギザが付いています。
トング先端の噛み合わせ
セリアのクッカークリップとダイソーのそれではトングの先端部分の形状も微妙に違います。
セリアの方はトングの最先端の部分が丸みを帯びた形状(角がとってある)になっています。一方ダイソーの方は角がそのまま残った形になっています。(上画像)
また、上側のグリップの形状も微妙に異なります。
ダイソーの方は上側のハンドルの中央部が微妙に凹んだ形状になっています。一方セリアの方は上側ハンドルの中央部が高く「への字」型になっています。(上図)
このトング先端の形状が以下で述べるとおり機能面での違いとなって表れます。
100均クッカークリップならセリアよりもダイソーがおすすの理由
セリアのクッカークリップとダイソーのクッカークリップを比較してダイソーの方をおすすめするのは、ダイソーの方がトングとしての使いやすさが圧倒的に高いからです。具体的には以下の2点です。
ギザギザカットのグリップ力
ワニの顎のようにギザギザカットのあるダイソーの方がトングとしてのグリップ力が勝ります。
実際に濡れたレトルトパックを鍋から引き出すためにセリアとダイソーのクッカークリップを使い比べてみました。
ギザギザカットの無いセリアの方は滑ることがある一方でダイソーの方ではしっかりと掴むことができました。
セリアはトング先端の噛み合わせが甘い!
既に紹介したようにセリアとダイソーのクッカークリップではトング先端部分の形状が微妙に異なります。両者の先端形状の違いはそのまま嚙み合わせの精度に繋がっていると感じます。
実際にトランギアのアルコールストーブの消化蓋を掴むためにセリアのクッカークリップとダイソーのクッカークリップを使い比べてみました。
セリアのクッカークリップに比べるとダイソーの方が格段に掴みやすく感じます。セリアの方はトング先端部分の角が落とされ丸みを帯びていることから、薄いモノ・小さいモノを掴むことが苦手との印象を受けました。
以上のように、トングとしての使い勝手の良さからセリアのクッカークリップとダイソーのクッカークリップでは、ダイソーの方をおすすめする次第です。
セリアのクッカークリップよりもダイソーがおすすめ理由について説明致します。
クッカークリップのおすすめ SOTO,MSR,エスビット,トランギア
100均のクッカークリップ以外で有名アウトドア用品ブランドからリリースされているアウトドア用鍋掴みのおすすめを紹介します。
MSR アウトドア 鍋つかみ パンハンドラー
テントやガソリンストーブをはじめとする登山用品でお馴染みMSRのアウトドア用鍋掴みになります。MSRクッカーに標準装備されているポットホルダーです。
セリア・ダイソーの100均クッカークリップに比べて肉厚のアルミ素材が使用されジョー(顎)も頑丈で幅広な作りになっています。そのため重量のある鉄スキレットや肉厚な土鍋も安心して持ち上げることができます。
商品説明によれば、「重さ4.5kgの鍋も安全に持ち上げることができます。」とのことです。
SOTO(ソト) デュオハンドル SOD-5001
SOTOのナビゲータークックシステムの専用リフターとして使われています。セリア・ダイソーの100均クッカークリップと同様に鍋掴みにもトングにも使える2WAY仕様です。
Esbit(エスビット) グリッパー ESG130HA00
ポケットストーブと固形燃料でお馴染みドイツのエスビットからリリースされているグリッパー(鍋掴み)になります。ドイツのエスビットらしくこの手のグリッパーとしては57ℊと比較的に重たく堅牢な作りになっているのが特徴です。
trangia(トランギア) アルミハンドル TR-TH25
アルコールストーブやメスティンでお馴染みスウェーデンのトランギアからリリースされているクッカーハンドルです。
厚さが1mm程度のソースパンや皿をつかむことができるハンドルです。肉抜き加工が施してあり、非常に軽量です。厚さが1mm以上の鍋や皿なら何でも掴むことができます。空き缶を鍋として使うことが出来ます。
各種クッカークリップの特徴・欠点を動画で説明
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