- ウェーダーの種類について詳しく知りたい!
- ウェーダーにはどんな形状・タイプがあるの?
- ウェーダーブーツのソールの種類について知りたい!
- ブーツウェーダーとストッキングウェーダーの特徴は?
- 透湿性素材とナイロン製、それぞれの特徴は
釣り用のウェーダーはその形状やソール・靴底、素材等の違いにより様々な種類があります。
自分の釣りのスタイルに合ったウェーダーを選ぶには、ウェーダーの種類・分類、各種ウェーダーの特徴を知ることが重要です。
ウェーダーの種類に詳しく知りたい!という人のために、これまでに10着近い各種ウェーダーを使用してきた管理人のflyderが各種ウェーダーの特徴を分かりやすく解説します。
各釣りのスタイルに応じたおすすめのウェーダー紹介については参考記事をご覧下さい。
▼スタイル別おすすめウェーダー紹介▼
ウェーダーの種類【形状・長さ、ソール、素材、タイプ】
ウェーダーは、その「形状・長さ」や「ソール(靴底)」、「フットタイプ」、「素材・生地」の違いによって様々な種類に分類されます。
- 「形状・長さ」による分類
- 「ソール・靴底のタイプ」によう分類
- 「フットタイプ」による分類
- 「素材・生地」による分類
ご自身の釣りのスタイルにあった最適なウェーダーを探すためにも、ウェーダーの種類・タイプについて理解しておくことは不可欠です。
それぞれの種類について詳しくみていきましょう。
ウェーダーの【形状・長さ】の種類・分類
ウェーダーはその形状・長さによって以下の3つのタイプに分類されます。
それぞれのタイプの特徴をみていきましょう。
チェストハイウェーダーの特徴
チェストハイウェーダーとは胸まで覆う長さをもったウェーダーです。ウェーダーの中では最も丈の長いタイプになります。
胸(=チェスト)の高さまであることからチェストハイということですね。単にチェストウェーダーと呼ぶこともありますし、「胴長」などという名前で呼ばれることもあります。
チェストハイウェーダーの主な特徴としては以下の点が挙げられます。
- ウェーダーの種類の中で一番丈が長い
- 水深のある場所でのウェーディングが可能
- 脱着が面倒・蒸れやすい
- 他の種類のウェーダーと比べて価格が割高
大は小を兼ねる。
ウェーダーの中で一番丈が長いゆえに、膝下のシャローエリアから水深のある場所でのディープウェーディングまで対応できるというのがチェストハイウェーダーの長所です。
ほぼ全身を覆うことから、脱着が面倒、素材によっては動きにくい、夏場は熱いというデメリットがあります。
また、ウエストハイウェーダー、ヒップウェーダーと比べてコストの面で割高になります。
【チェストハイウェーダーの人気・売れ筋】
ウエストハイウェーダーの特徴
ウエストハイウェーダーとは、文字通り、腰=ウエストの高さまでウェーダーです。
但しウェーディング可能な水深は腰下までとなります。
夏の渓流釣りや野池のシャローエリアなどでのバス釣りになどに最適です。
ヒップウェーダーの特徴
ふとももやお尻周りまでをカバーする腰下丈のウェーダー。
ヒップウェーダーの特徴左右に分かれたセパレート型なので他のウェーダーに比べて脱着が容易です。長靴感覚で履ける手軽さ、かさばらないので持ち運びに便利というメリットもあります。
デメリットは水深の浅い部分での使用に限定されるということです。
チェストハイ、ウエストハイウェーダーに比べて安価な値段で買えるというのがヒップウェーダーの魅力の一つでもあります。
ウェーダーブーツのソール・靴底の種類・分類
ブーツフットウェーダーのウェーダーブーツの靴底(ソール)は主の以下の3種類に分けられます。
※ちなみに、ストッキングウェーダーではウェーディングシューズを履くのでウェーダーの靴底は問題にはなりません。ウェーダーの靴底が問題となるのはブーツフットウェーダーのみです。
それぞれのソールの特徴をみていきましょう。
ラジアルソールの特徴
ラジアルソールとは、ラジアル (radial)すなわち放射状の溝がはいったソールのことをいいます。素材には主のPVCやゴムが使われます。
水苔や藻・ヌメリのうえでは滑りやすい。
そのため、渓流や磯、ゴロタなどでの釣りには適していません。
フェルトソールの特徴
フェルトソールの素材となるフェルトは、動物の毛や化学繊維を圧縮してシート状にしたものでできています。
フェルトソールは、水苔や藻・ヌメリのある場所や濡れた岩の上で高いグリップ力を発揮する。
そのため、渓流や磯での釣りに適しています。
フェルトソールにはラジアルソールのように溝がないフラット底のため土や泥・草の上で滑りやすい。場合によっては全くグリップしないこともあるので注意が必要!
またソールの減りが早く、若干歩きにくいとうのが短所です。
スパイクソールの特徴
スパイクソールとは、ソールにスパイクピンの付いたタイプのものです。
フェルトソールにスパイクピンが付いた(フェルト+スパイク)とラジアルソール+スパイクピンの2つのタイプがあります。
フェルトソール及びラジアルソールそれぞれの欠点を補い高いグリップ力を発揮します。渓流や磯、ゴロタなど滑りやす釣り場で威力を発揮。
特に、フェルトソールの土や泥・草のうえで滑りやすいという欠点をカーバーすることで場所を選ばず使うことができます。
コンクリート、舗装路、岩の上では摩耗が激しい。フェルトソール、ラジアルソールに比べて価格が割高。
ブーツフットウェーダーとストッキングウェーダー
ウェーダーは、足の部分の構造すなわちフットタイプの違いにより、ブーツタイプのブーツフットウェーダーとストッキングタイプ(ソックスタイプ)のストッキングウェーダーの2つのタイプに分かれます。
ブーツフットウェーダーの特徴
ブーツフットウェーダーとは足の部分がブーツになっている、ブーツ一体型のウェーダーです。
ブーツフットウェーダーにはストッキングウェーダーと比べて以下のような長所があります。
- ブーツとウェーダーが一体になっているのウェーディングシューズが不要。
- ストッキングウェーダーと比べて脱着がラク
- 相対的にストッキングウェーダーに比べて価格が安い。
ブーツウェーダーの短所…
- ウェーディングシューズに比べると格段に歩きにくい。
- ブーツとウェーダーの繫ぎ目から浸水することがある。
- ストッキングタウェーダーと異なり膝下の部分を裏返すことができないので補修やクリーニングがしにくい。
ストッキングウェーダーの特徴
ストッキングウェーダー(ソックスフットウェーダー)は、足の部分がネオプレーン素材で出来ています。そのため、ウェーダーの上にウェーディングシューズを履いて使用します。
つまり、ウェーダーとは別にウェーダーシューズが必要になります。
足先のネオプレーン素材は完全防水になっているのでブーツの中の足が濡れることはありません。
ストッキングウェーダーには歩きやすい、補修やクリーニングが比較的簡単にできるというメリットがある半面、ブーツの脱ぎ履きに手間が掛かるというデメリットがあります。
ブーツウェーダーとストッキングウェーダーの比較まとめ
ブーツフット | ソックスフット | |
長所 | 脱着がラク | 歩きやすい |
短所 | 歩きにくい | 脱着が面倒 |
ブーツフットとソックスフットの最大の違いは歩きやすさに尽きます。
ウェーダーの【素材】透湿性、ナイロン、ネオプレーンウェーダー
ウェーダーに使用されている素材・生地によって、ゴアテックスをはじめとする透湿性ウェーダーとナイロンやゴム、ネオプレーンなどの非透湿性ウェーダーに分類されます。
- 透湿性ウェーダー
- ナイロンウェーダー
- ネオプレーンウェーダー
透湿性ウェーダー、非透湿のナイロンウェーダー、ネオプレーンウェーダーのそれぞれの特徴をみていきましょう。
透湿性ウェーダーの特徴
ゴアテックスに代表される透湿性素材を使用したウェーダーは、ウェーダー内部で蒸発する汗や熱を外部に逃がしてくれるので蒸れにくいというのが特徴です。但し、ひと口に透湿性素材といっても蒸気を発散させる透湿性の程度は製品によって異なるでの注意が必要です。
運動量の多い渓流釣り、サーフでのランガン釣行には蒸れにくい透湿性ウェーダーがおすすめ。
ナイロンウェーダーの特徴
ナイロンウェーダーは、丈夫で耐久性が高くて値段が安い半面、汗や熱がウェーダー内部にこもるので暑くて蒸れやすいというのが短所です。
野池でのバス釣りや河口域でのシーバス釣りには丈夫で耐久性の高いナイロンウェーダーがおすすめです。
ネオプレーンウェーダーの特徴
非透湿性ウェーダーの中でも、ネオプレーン素材を使ったネオプレーンウェーダーは、他の素材に比べて保温性が格段に高いという長所を持っています。ですから、サーフ、湖、河川、渓流での冬シーズンのウェーディングゲームに最適です。
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まとめ
本文でも触れたように、ひと口に釣り用ウェーダーといっても「種類」「素材」は様々で、値段も数千円で買えるものから数万円するものまでピンキリです。
この記事を参考に自分の釣行スタイル・用途にあったウェーダーを選んでみて下さい。
(文責・編集人 flyder)
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