冬キャンプの最大の敵は寒さ!冬キャンプを快適・安全に楽しむためには十分な寒さ対策が必要です。冬のキャンプでこれだけは用意しておいた方が良いという冬キャンプの必需品からあると便利な寒さ対策グッズ・おすすめの装備を紹介します。
- 冬キャンプに必要なアイテム・装備について知りたい!
- 冬のキャンプで寒くて寝れないのは嫌だ!
- 寒さ対策におすすめのグッズ・装備は?
今回は冬シーズンのキャンプにおける寒さ対策にフォーカスします。ですから、テントやタープ、チェア、テーブル、焚き火台、シングルバーナー、クッカー、ケトル、ランタン・ライトといった通常のキャンプで必要となるキャンプ用品・道具については省略します。
通常のキャンプで必要となるアイテムについては、下記の記事を参考にして下さい。
冬キャンプの必需品~寝るときの寒さ対策【寝具類】
冬キャンプで寒さ対策が一番必要になるのは日没後です。日中はそこそこ暖かくても日が沈むと気温は急激に冷え込みます。特に睡眠の時間と重なる深夜から明け方は最も気温が低くなる時間帯です。冬キャンプで寝るときの寒さ対策を怠ると寒くて寝れないということになりかねません。
そこで先ずは冬キャンプを快適に過ごすための必需品ともいえる寝るときの寒さ対策アイテム(寝具類)を紹介します。
冬用シュラフ(寝袋)~出来ればダウンシュラフ
寝るときの寒さ対策として最も重要になるのがシュラフ(寝袋)です。テント泊の際に使用するシュラフは家で寝るときの布団のようなものです。
冬には冬用の布団が必要なように冬キャンプで寝る際には冬用のシュラフが必要になります。
ひと口に冬用のシュラフといっても、素材や形状よって様々な種類があります。冬キャンプで使用するシュラフを選ぶ際には以下の点に注意して選びましょう。
防寒性を重視するなら、軽くて保温性の高いダウンを使用したマミー型シュラフがおすすめです。
▶【参考】冬用シュラフの選び方&マミー型ダウンシュラフがおすすめの理由
▼マミー型シュラフ【冬用】特集▼
エアマット
マットは、地面の凸凹のクッションとなるだけでなく地面からの冷気を遮断するという重要な役割を担っています。シュラフの背中側は地面に押し潰されることで断熱性と保温性が低下します。そこでマットの断熱性が重要になります。
キャンプで使用するマットにはウレタンないしEVA樹脂を使用したフォームマットと空気を注入して使うエアマットの2種類に大別されます。
寒さ対策を重視するなら断熱性・保温性に優れたエアマットの利用がおすすめです。
従来は、エアマットは内部の空気が対流するために保温性が低いといわれていました。しかし今日に至っては内部の空気の対流を遮断するなどの工夫などによって格段に保温性が向上しました。
エアマットの下に銀マットを敷くとさらに断熱効果を期待できます。気温0度でも全く寒さを感じませんでした。
▼エアマット特集▼
防寒インナーウェア
冬キャンプでシュラフに入って寝る際に厚着すればするほど暖かいと思うのは間違いです。厚着しすぎるとシュラフと肌との間に壁を作ることになります。そのためシュラフの保温性が十分に発揮されないことになります。
シュラフの保温性を十分に活かすためには、厚着して寝るよりも防寒性の高いインナーとタイツだけの方が良かったりします。
重ね着をするにしても一番重要なのは直接肌に触れるインナーウェア(肌着)です。ですから防寒性の高いインナーウェアを選ぶことは冬キャンプで寝るときの寒さ対策として極めて重要です。
幸いなことに近年ではハイテク素材を使用した高機能防寒インナーや電熱ウェアが続々と登場しています。
▼防寒インナー特集▼
ネックウォーマー&ダウンソックス
身体で一番寒さを感じやすい箇所は首周りと足先です。冬キャンプで寝る際の寒さ対策としては首と足先を温めることが極めて重要になります。
首には太い血管が通っているので、首を温めるこことで血液が温まり全身の冷えを防止してくれます。冷えやすい首周りをしっかりと温めるには驚くほど暖かいダウン製のネックウォーマーがおすすめです。
首周り同様に寒さに弱いのが足先。冬の寒い日に足先が寒くて眠れないという経験がある人は多いのではないでしょうか。冬キャンプのテント内で快適に眠るには足先の冷えを防止すること!。寒さに敏感な足先を温めるにはダウンソックスが一番です。
湯たんぽ
エコで安全!冬キャンプの就寝時に使う暖房器具に最適なのが湯たんぽです。沸騰したお湯を入れるだけで長時間に渡り暖をとることができます。
キャンプで使用するなら直火使用可能なトタン製の湯たんぽがおすすめです。
冬キャンプであると便利!【防寒対策】おすすめグッズ・装備
寝るときの寒さ対策に続いて冬キャンプであると便利な防寒グッズ・装備のおすすめを紹介します。
オイル式ハンドウォーマー(カイロ)
冬キャンプの防寒対策グッズの定番アイテムのひとつに使い捨てカイロがあります。当ブログでは使い捨てではないオイル式のハンドウォーマー(カイロ)をおすすめします。
使い捨てカイロではなくオイル式のハンドウォーマーをおすすめする理由は以下の通りです。
キャンプの醍醐味は自然豊かな環境の中で非日常を楽しむことにあります。便利な日常生活から離れてあえて不便とも思えるオイル式のハンドウォーマー(カイロ)を楽しむだけの余裕が欲しいものです。最近は充電式のハンドウォーマーも人気のようですね…。
▼ハンドウォーマー特集▼
スノースカート(スノーフライ)付きテント
雪中でキャンプする際に必須となるのがスノースカートの付いたスノーフライです。スノースカートはテントを雪から守るだけでなくテントの保温性と耐風性を高めてくれます。
降雪や積雪がなくても厳冬期にキャンプするならオプションでスノーフライが用意されているテントを購入するのがおすすめです。
▼冬用テント特集▼
ストーブ&ヒーター
冬キャンプの寒さ対策として最も効果的なのがストーブです。ストーブがあれば燃料を燃やして直接暖をとることはもちろん調理にも利用することができます。
ひと口にストーブといってもキャンプで使用するストーブには色々な種類のストーブがあります。
ブッシュクラフト好きなら薪を燃やせる薪ストーブがおすすめです。ただ薪ストーブを利用するには薪を用意したり煙突の設置などで手間がかかります。
薪ストーブの利用はちょっと…という人には石油ストーブ或いはガス缶を利用するカセットガスストーブの利用がおすすめです。
キャンプツーリングなどでストーブを積載する余裕がないという人、ソロキャンプで装備の軽量化を図りたいという人にはシングルバーナーに取り付けることができるヒーターアタッチメントの利用がおすすめです。
一酸化炭素濃度チェッカー・警報機
毎年冬になるとテント内での火器の使用による一酸化炭素中毒で亡くなる人が後を断ちません。防寒対策のためにテント内でストーブやバーナーなどを使用する際には細心の注意が必要です。
自分ではテント内の換気に十分に気を遣っているつもりでも、一酸化炭素は無色・無臭であるためにテント内の濃度が上がっていても気付くことは困難です。 (参考:一酸化炭素中毒に注意しましょう)
テント内での一酸化炭素中毒を避けたいなら一酸化炭素チェッカー(警報機)を使用することをおすすめします。チェッカーにアラーム機能があれば、火器の使用中に眠ってしまってもアラームで最悪の事態を避けることができるかも知れません。
携帯式の一酸化炭素チェッカーが一台あればテント内ではもちろん車中泊の際にも利用することができきます。
▼一酸化炭素チェッカー・警報機特集▼
ポータブル電源 or モバイルバッテリー
ポータブル電源があれば電気毛布や電熱ウェアをはじめする暖房機器をテント内で使用することができます。電気なら石油やガスとは異なり一酸化炭素中毒の恐れがないのでテント内での使用も安心!
ポータブル電源が一台あれば暖房機器だけじゃなくスマホやタブレットなどのガジェット類からプロジェクターやスピーカー等のAV機器の電源としても利用できる。電源なしサイトでも電源ありサイトと同様に各種電気製品の利用を楽しむことができます。
近年のモバイルバッテリーの大容量化と電気製品の省エネ化は目覚ましく進歩しています。ソロキャンプならポータブル電源とまではいかなくても大容量のモバイルバッテリーがあればガジェット類やAV機器の電力を賄うことも可能。
電気毛布や電熱ウェアもUSB接続に対応した製品が続々と登場しています。
▼モバイルバッテリー特集▼
冬キャンプの必需品&寒さ対策グッズ・おすすめ装備10選は以上になります。まだまだ紹介アイテムがあるのでお時間のゆるす方は引き続き下記のおすすめアイテムも参考にして頂ければ幸いです。
まだまだある冬キャンプにおすすめの防寒アイテム【+α】
冬キャンプの必需品&寒さ対策グッズ・おすすめ装備10選に続き【+α】と銘打って引き続き防寒アイテムのおすすめ紹介します。
シュラフカバー
シュラフのうえに被せるシュラフカバーは、軽量でコンパク収納な割りにはシュラフの保温効率を格段に高めてくれます。安価にシュラフの保温性・防寒性を向上させることができるおすすめの防寒アイテムです。
▼シュラフカバー特集▼
ダウンパンツ
保温力が高く、コンパクトに圧縮できるダウンパンツは冬キャンプの防寒アイテムに最適です。薄手のインナーの上に履くだけでも下半身を温めてくれます。
▼ダウンパンツ特集▼
腹巻
リーズナブルなのに高い保温効果を期待できるのが腹巻です。腹巻というと天才バカボンのパパがいつも着用しているモノを想起しますが、最近は発熱効果のある薄手素材を使用したタイプのものが主流でです。薄手素材を使用しているので着用感がなく快適!折り返して着用すればカイロを収納する腹ポケットとして使うことも可能!安価でも身体の芯を温めてくれる腹巻は冬キャンプにおすすめ!
冬用ガス缶・カートリッジ
冬キャンプでは、バーナーの他にも暖房機器などでガス缶を使用する機会が増えます。ただ、通常のガス缶・カートリッジ(CB缶、OD缶を問わず)外気温が低くなると点火しなくなったり火力が不安定になります。厳冬期の冬キャンプでも安定した火力を求めるなら沸点の低いプロパンガスを配合した寒冷地仕様・冬季用のガス缶・カートリッジを使うのがおすすめです。
▼冬用ガス缶・カートリッジ特集▼
キャンプ用品・道具【アイテム別】人気・売れ筋
今現在、もっとも人気のあるキャンプ用品・道具をアイテム別にチェック。
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