登山靴・トレッキングシューズの選び方と正しいサイズの合わせ方を初心者向けに紹介。登山靴を選ぶ際に重要なのは①ご自身の目的に応じたタイプ・種類の登山靴を選ぶこと、②自分の足に合ったサイズを選ぶことの2点です。上記の2点について詳しく解説。信頼できる登山靴メーカー・ブランドも合わせて紹介致します。
- 登山靴・トレッキングシューズを選ぶ際の注意点について知りたい
- 目的に応じた登山靴のタイプ・種類について知りたい
- 信頼できる登山靴のメーカー・ブランドについて知りたい
- 登山靴のサイズの合わせ方・フィッティング方法について知りたい
登山靴・トレッキングシューズの選び方と注意点
登山靴・トレッキングシューズを選ぶ際に何よりも重要なのはご自身の目的に応じた登山靴ないしトレッキングシューズを選ぶことです。
ひと口に登山靴といっても様々なタイプの登山靴・トレッキングシューズが存在します。登山用品店の登山靴売り場-のコーナーには実に多種多様な登山靴・トレッキングシューズが並んでいます。
ご自身の登山のスタイル・目的・時期「いつ、どんな山に、どんな風に登るのか」をハッキリさせれば、選ぶべき登山靴の種類・タイプも明らかになります。
登山のスタイル・目的、登る山は?
登山のスタイル・目的については、里山や近場の低山でハイキングやトレッキングを嗜む程度なのか。それとも本格的に登山をはじめて日本百名山をはじめとする名峰にもチャレンジするのか。
森林限界を超える北アルプスや南アルプスの高山にも登りたいのか。日帰りで満足するのかテント泊での縦走登山にもチャレンジしたいのかで選ぶべき登山靴は異なってきます。
山に登る時期は?
夏の無雪期だけ登るのか、春先から初夏にかけての残雪期にも登るのか、それとも積雪期の雪山に登るのか、山に登る時期も登山靴を選ぶうえで重要な要素になります。
登山靴選びの際に考慮すべき重要な要素【まとめ】
ご自身の目的・用途に応じた登山靴を選ぶ際には以下の点に考慮しましょう。
以上の点をハッキリさせることでおのずと選ぶべき登山靴のタイプを絞ることができます。
登山靴・トレッキングシューズタイプ・種類【目的別】
登山靴のタイプ・種類を目的・用途別に分類すると大まかに以下の4つのタイプに分けることができます。
以下それぞれのタイプの用途と特徴について説明します。
ハイキング
キャンプや低山ハイキング等で比較的に整備された登山道を歩くときに最適な靴になります。軽量で柔らかなめのソールを採用し歩きやすさを重視しているのがこのタイプの特徴です。
ローカットもしくはミッドカットタイプが主流で足首が固定されていないので足首のサポート性は低い反面歩きやすくなっています。
軽装での日帰ハイキングや整備された登山道のある低山登山を目的とする人におススメ!
予算的には数千円~1万台後半。主流は1万円台前半。
トレッキング・低山登山
足首をサポートするハイカットモデルで低山ハイクから森林限界を超えない夏山登山・縦走・トレッキングなどに最適な登山靴です。(モンベルのタイオガブーツやツオロミーブーツ等)
ゴアテックスをはじめとする防水・透湿性素材を使用した全天候型ブーツで本格的に登山をはじめたい初心者用の入門用として最適な登山靴になります。低山ハイクから夏山の縦走、モノによっては森林限界以上の登山にも充分使用できる汎用性の高さが魅力!
低山登山メインだけど時々は夏の3000m級にも登りたいたいという人におすすめ!
富士山は低山ではありませんが、山頂までの登山道が整備されているのでこの手の低山用トレッキングシューズでもスペック的には充分です。
予算的には1万円台半ば~2万円台半ばで販売されいます。
アルパイン 3シーズン 春・夏・秋 残雪期に対応
森林限界以上登山、重荷を背負って春から秋にかけての縦走、冬の低山ハイクなどに最適な種類の靴。(モンベルならアルパインクルーザー2300、2500、スカルパならトリレオ、クリスタロ、スポルティバならトランゴ等)
ホールド性の高いハイカットモデルでアッパーにはゴアテックス素材を使用。ソールにはビムラムソールに代表されるねじれに強いソールを採用。全体として剛性が高くセミワンタッチ式アイゼンを装着できるようになっています。
森林限界以上の高山に登るのがメインで春先の残雪登山などにも利用したい人におすすめ!
アルパイン3シーズン向け登山靴の価格は2万円台後半~4万円台が中心。
▼登山靴・トレッキングシューズ特集▼
アルパイン 4シーズン 厳冬期の積雪に対応
残雪期から厳冬期の雪山登山から森林限界を超える岩場の縦走まで対応可能な本格的な登山靴。(モンベルならアルパインクルーザー2800、3000、スカルパならモンブラン、スポルティバならネパール等)
厳冬期での使用を前提にアッパーには保温材が入っています。アルパイン3シーズン向け登山靴以上にねじれに強く、ホールド性・剛性・グリップ性が高いのが特徴です。
ワンタッチアイゼンあるいはセミワンタッチアイゼンの装着可能なタイプが多く積雪期の登山に威力を発揮!厳冬期の雪山登山をメインとする人におすすめ!
アルパインブーツの価格は安いもので3万円台後半から、高いものだと5万円以上。
登山靴・トレッキングシューズの有名メーカー・ブランド
ご自身の目的・用途にあった登山靴のタイプ・種類が分かったなら、名の知れた登山靴メーカー・ブランドの靴を選ぶのがおすすめです。
登山靴は岩や石が無造作に転がる登山道という過酷な使用環境での使用を前提としているので通常の靴以上に高い堅牢性と耐久性が求められます。登山中にソールの剥がれ等のトラブル・不具合が生じるとそれが重大な事故につながることもあります。
登山靴が原因となるトラブル・不具合を回避するために登山靴を選ぶ際には、信頼性の高い有名メーカー・ブランド製の登山靴を選ぶのが無難です。
登山靴 トレッキングシューズのサイズ合わせ・フィッテング方法
登山の目的・スタイルに応じて、購入すべき登山靴・トレッキングシューズの種類・タイプ決まったら、次は実際に靴を履いて自分の足にあったサイズの靴を選ぶことが重要です。
長時間歩く登山において靴のサイズが自分の足に合っていないと、靴擦れ、膝の痛みなどのトラブルに繋がります。自分の足にあったサイズの登山靴・トレッキングシューズを選び際には以下の点に注意しましょう。
自分の足の正確なサイズを測る
先ずは、自分に正しい足のサイズを知ること!
足長サイズ(レングス)と足囲サイズ(ワイズ)の両方を正確に計測します。
試し履きで違和感がないかチェック
足のサイズを正しく計測したら次は実際に靴を履いて違和感がないかをチェックします。
試し履きの際には以下の点に注意して下さい。
登山用のくつしたを履いたら、登山靴の靴紐を一番下まで完全に緩めましょう。
靴ひもを緩めたら、かかとを押さえながら、足をしっかり入れる。つま先を靴の先端まで入れる。
足先を靴の先端に押し付けた状態でかかとに指一本入るのが適正な足長サイズです。
靴を履いたら靴の踵を床にトントンと叩きつけ足を靴にしっかりと密着させましょう。
緩めていた靴紐を下から順番に締めながらリングに掛けていき一番上まで編み上げたら普通の靴よりもキツメに紐を結ぶ。
靴の各所を手で押さえながら緩みや隙間がないかを確かめる。靴と足の間に隙間があると靴の中で足が動いて靴擦れの原因になります。
専門店ならテストトレイルと呼ばれる段差や傾斜の設けてある場所を歩き靴の中で足が動いたりしないか、痛みや違和感はないかを確認する。
自宅なら階段などを利用して履き心地を確認してみましょう。
登山靴・トレッキンシューズ選びで失敗しないために…
自分の足に合う靴を探すのは思いのほか難しいです。
お店で試し履きして自分の足に合っていると思っても実際に山を歩いてみたら足が痛くなるなんてことはよくあることです。
登山靴・トレッキンシューズ選びで失敗しないためには、経験を積んだ信頼できるスタッフのいる専門店でフィッティングしてもらうのが一番です。
それが難しい場合には、妥協せず納得いくまで試し履きしてから購入することです。
▼登山靴・トレッキングシューズを自宅でお試し履き▼
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