こんにちは、海・山・川で遊ぶをテーマに釣りやキャンプ・登山などアウトドアに関する当ブログ【Wandering Life!】を運営しているflyderです。
今回は、自作のカヤックアンカーの紹介になります。
カヤックフィッシングで使うカヤック用のアンカーを自作してみました。
フォールディンアンカー、マッシュルームアンカー、パラシュートアンカー等、各種アンカーのメリット・デメリット、選び方の注意点も併せて紹介します。
カヤック用アンカーのおすすめは?各種類の長所・短所
カヤック用アンカーの種類は大まかに以下の3つのタイプ分けることができます。
それぞれのアンカーの特徴、メリット・デメリットは以下の通りです。
フォールディングアンカー
フォールディング アンカーとは、傘のように折り畳むことができる爪を持ったアンカーです。
アンカーの爪がが開くと船の錨のような形状となります。アンカーの爪が水面の底をしっかり捉えて流されにくいのが特徴。
カヤック用のフォールディング アンカーの重量としては0.7㎏~2.5㎏程度が主流。
12ftクラスのカヤックなら1.5㎏~2.5㎏程度。
10ft以下のカヤックなら0.7㎏~1.5㎏程度の重量が一般的です。
フォールディングアンカーには、コンパクトに折り畳むことができ、爪が底面をしかっかり捉えるので抵抗力(把駐力)が強いというメリットがあります。
その反面、フォールディングアンカーには爪が根がかりするというデメリットがあります。アンカーが根がかりを起こすと回収不可能となるばかりでなくカヤックの転覆を引き起こすことがあるので注意が必要です。
マッシュルームアンカー
フォールディングアンカーと同様に水面の底に沈めて使うタイプのアンカーです。
フォールディングアンカーとは異なり爪がなく全体が丸みを帯びPVCコーティングされているので扱いやすいのが特徴。
ただ、同じ重量ならフォールディングアンカーほどの抵抗力はありません。
また、マッシュルームアンカーは小型ボート向けの商品が主流でカヤックに適した重量の商品が少ないという欠点もあります。
パラシュートアンカー
パラシュートアンカーとは文字通りパラシュートのような円錐状の形をしたアンカーです。シーアンカーとい名でも呼ばれいます。
パラシュートアンカーは、フォールディングアンカーやマッシュルームアンカーとは異なり底に沈めることはしません。パラシュートを水中に漂わせることでカヤックの流されるスピードをコントロールすることができます。
パラシュートアンカーのメリットは、風や潮の流れの方向・強さに合わせカヤックが流されるスピードをコントロールすることができるということです。
反面、パラシュートアンカーを自在に操るにはアンカーの投入位置や風・潮流を的確に読む能力が必要となりその操作は難しく投入や回収に時間が掛かるのが欠点です。
カヤックフィッシングで使うアンカーの選び方
カヤックフィッシングで使用するアンカーを選ぶ際には、上で紹介した各種アンカーの特徴、メリット・デメリットを理解して用途に応じたタイプのアンカーを選ぶことが重要です。
カヤックを水上に定置させたいのなら、アンカーを底に沈めるフォールディングアンカーかマッシュルームアンカーを使用するのがおすすめです。
他方、潮流や風に対してカヤックをゆっくり動かしながら釣りをしたいのであればパラシュートアンカーの利用がおすすめです。
人気・売れ筋のカヤック用アンカー
フォールディングアンカーからパラシュートアンカーまでカヤックフィッシングに適した各種アンカーが勢揃い!
カヤックフィッシング用のアンカーを自作
先にみたように、各種カヤック用アンカーにはそれぞれに一長一短があります。
そこで、自分好みのアンカーを求めてカヤックフィッシング用のアンカーを自作してみました。
アンカーの代用品&用意するモノ
カヤックフィッシング用のアンカーを自作するにつき用意したアイテムは以下の3点。
自作アンカーの製作に掛かった費用は全部で3000円以下!
カヤック用アンカーの代用品としてポリエチレン製の漬物石を利用するのがメジャーなようですが…。
漬物石は嵩張るので今回はアンカーの代用品として鉄アレイ(ダンベル)を利用しました。
鉄アレイ(ダンベル)といっても表面全体はPVCでコーティングされているので錆の心配はありません。
用意した鉄アレイは1.5㎏。野池やダム湖などの止水域で10ft以下の小型カヤックを水面に定位させておくには十分な重量です。
簡単5分で完成!実用性・使い勝手も◎
アンカーのロープには、釣り用水汲みバケツに付属していたロープをそのまま使います。
ロープの長さは約7m。この長さなら野池や干潟のシャローフラット、遠浅のソルトで使うには十分な長さです。
ロープの端にループを作り、そのループ部を結束バンド(タイラップ)を利用して鉄アレイに固定すれば完成!
必要に応じてタイラップの端はカットします。
作業時間は5分も掛かりませんね。
再利用可能なタイラップを使用すれば、アンカーとして使わないときには鉄アレイとして使用できます(一石二鳥)。
これなら、ホールディングアンカーのような根がかりの心配もありません。
また、マッシュルームアンカーに比べて極めてコンパクトなのでカヤックに積んでおいても邪魔になりません。
加えて、水汲みバケツも一緒に積んでおけば、水汲みバケツを使用してパラシュートアンカーとして使用することも可能です。必要に応じて鉄アレイと水汲みバケツをロープに付け替える。
浜名湖やダム湖でのカヤックフィッシングに利用したところ、その実用性に問題はなく使い勝手も◎(あくまで個人の見解ですが…。)
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まとめ~アンカーの種類&自作カヤックアンカー
ということで、今回はカヤック用アンカーの種類とそれぞれとの特徴、長所・短所の説明に続き自作のアンカーを紹介させて頂きました。
低コストで実用性に堪え得るカヤックフィッシング用のアンカーを自作したいとお考えの人は是非試してみて下さい。
(テキスト・編集人 flyder)
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