こんにちは、flyderです。
2019年1月1日、御在所岳のバリエーションルート 本谷-大黒岩ルートを登ってきました。
1月積雪期の御在所岳登山の模様を動画と画像で紹介します。
服装と装備、山行記録も載せてますので参考にして頂ければ幸いです
積雪期の御在所岳 本谷 ⇒ 大黒岩 ⇒ 一ノ谷新道
御在所岳雪の本谷-大黒岩を登る【ハイライト】
御在所岳登山 一ノ谷本谷 -大黒岩の山行におけるハイライトを22秒で紹介!
中登山道口 ⇒ 御在所山の家 ⇒ 不動滝
鈴鹿スカイラインの旧料金所前の無料駐車場までくると雪化粧した御在所岳の山頂が見えてきます。
午前9時30分、御在所岳 中登山道口に到着。この辺りの積雪は高い所で30㎝ぐらい。
中道登山道のポストに登山届を出します。
午前9時40分、御在所山の家を通過。
現在は閉鎖されている山の家、このズグ前に本谷の登山口があります。
但し、バリエーションルートゆに標識・立て看板の類は一切ありません。
本谷ルート登山口へのアクセスの詳細は以下の記事を参考にして下さい。
”https://wanderinglife55.com/gozaisho-honntani/”山の家の前から一ノ谷本谷に向かいます。
雪ですっぽりと覆われた一ノ谷本谷。
岩の上に積もった雪はフワフワのパウダー状態でした。
足や手を雪の上にのせると雪は崩れ落ちて濡れた岩肌が露出します。
濡れた岩肌はツルツル、滑りやすいので注意が必要です。
両手両足を使って慎重に滝のサイドを登ります。
午前10時30分、ウェイポイントのひとつである不動滝に到着。
カメラのレンズに水滴がついて見えにくいですが、奥が不動滝です。
かつてこの不動滝では滝を直登しようとした登山者が滝から落ちて死亡するという事故が発生しています。
不動滝 ⇒ 大黒滝 ⇒ ジョーズ岩
不動滝を高巻きするために巻道を登ります。
不動滝を巻いて再び本谷の沢に降ります。
この辺りにくると積雪は膝上ぐらいまでになります。
登山道も険しさを増します。ピッケルのピック部を使わないと乗り越えることができない箇所もありました。
傾斜がきつく雪深い谷をピッケルを使って進みます。
午前11時20分、ウェイポイントのひとつである大黒滝を通過。
ランドマークとなる一本杉の奥に見えるのが大黒滝です。
大黒滝のある場所の標高は約950m。さらに雪深くなります。
ジョーズ岩 ⇒ 大黒岩
大黒滝を10数メートル登ったところで進路が右手方向に大きく曲がります。
曲がった先にはロープを使って登る箇所が数か所続きます。
時間も昼近くなり気温も上がってきました。南向きの陽当たりの良い斜面では雪が緩んで滑りやすくなってきたので注意が必要です。
午前11時50分過ぎに本谷ルートのウェイポイントの一つであるジョーズ岩の手前に到着。
ジョーズ岩の鎖場を登ります。ジョーズ岩のある場所の標高は約1,000m。岩の上に積もった雪は締まっていてピッケルもしっかり刺さるので夏場よりも登りやすいかも知れません。
ジョーズ岩を超えると、あとはひたすら谷を詰めていくだけです。
谷の傾斜も強くなり、雪も深くなります。
ただ、夏場では無造作に転がっているゴロ岩がすべて雪の下に埋もれているので逆に歩きやすいかも知れません。
ジョーズ岩を超えて数十メートル登ると左手側の崖の上に今回の目的地である大黒岩が見えてきます。
さらに進むと今度は右手側にロープウェイ山上駅の駅舎が見えてきます。
この山上公園のロープウェイ駅が見えてきたらもうゴールは目前です。
ロープウェイの山上公園駅が見えてくる場所から十数メートル登ると崖からロープが垂れ下がっています。
このロープがある場所が本谷ルートの最後の急登になります。
夏場なら労せずに登ることができるのですが、ロープが凍っていて滑るために上手く登れません。
ピピッケルのピックを地面に突き刺しながら登ってようやく最後の急登をクリア。
一ノ谷本谷を登り切って大黒岩を目指します。
午後12時30分 大黒岩に到着。
大黒岩で昼食
登山用バーナー&クッカーセットとメスティンを使って肉まんを作ってみました。
”https://wanderinglife55.com/tozan-burner-coocker/”山頂での食事を楽しんだ後に鎌ヶ岳をバックに記念撮影。
この日は快晴。空気も澄んでいて大黒岩から遠く伊勢湾まで見渡すことができました。
御在所岳大黒岩から一ノ谷新道で下山
大黒岩からの景色を十分に堪能して午後2時より下山開始。
下山は最短で麓まで降りることができる一ノ谷新道で。
一ノ谷新道をいっきに下ります。
午後3時15分に一ノ谷御在所山の家に到着。無事下山完了です。
▼登山用品特集▼
【動画】御在所岳登山 積雪の本谷ルートを登る
中登山道口から一ノ谷本谷 – 大黒岩を登り、一谷新道で下山するまでを動画に収めました。
百聞は一見に如かず!積雪期の本谷のコース状況をより詳細にお知りになりたい人は是非動画を御覧ください。
動画は全部で約24分あります。時間がないという人は1.5倍速もしくは2倍速で視聴することをおすすめします。
▼チャンネル詳細はコチラ▼
よろしければ、チャンネル登録お願いします。
御在所岳1月積雪期登山の服装と装備
低山とはいえ標高1000mを超える御在所岳。1月の積雪期ともなれば、ピッケル、アイゼン。スパイクチェーンをはじめとする冬山装備が必要になります。
特にバリエーションルートである本谷を積雪期に登るとなれば、十分な準備と経験が必要です。
今回の御在所岳登山で使用した装備とウェアは以下の通りです。
装備
▼参考:雪山登山の装備特集▼
”https://wanderinglife55.com/tozan_soubi/”服装・レイヤリング
今回の冬の御在所岳登山(本谷-大黒岩)で使用した服装・ウェア、レイヤリングは以下の通りです。
トップス
ベースレイヤーは、ワークマンのコンプレッションシャツ。
”https://wanderinglife55.com/workman-compression/”
ベースレイヤーの下にはドライレイヤーとしてTS DESIGN TS DRYを着用。
”https://wanderinglife55.com/ts-dry/”
ミドルレイヤー兼アウトレイヤーには、モンベルのシャミースジャケット。
アウターは、ゴアテックスのハードシェルジャケットを持参。(この日は天候が良かったので結局使わず)
ボトムス
インナータイツは、おたふく手袋 ボディータフネス コンプレッションタイツ。
”https://wanderinglife55.com/otafuku-tights/”ミドルにはトレキングパンツ。
アウターにモンベルのライトアルパインパンツ。
靴は、スカルパ トリオレプロ。
山行記録詳細
当日の御在所岳本谷ルートの山行記録はヤマレコにflyderのハンドルネームにてアップしています。
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