冬キャンプ用の寝袋ならナンガのダウンシュラフがおすすめ!
冬キャンプに最適な寝袋の選び方からナンガの寝袋がおすすめの理由を解説。ナンガの寝袋ダウンバッグ450を実際に使ってみた感想などもあわせてレポートします。
- 冬キャンプで使う寝袋の選び方について知りたい
- ズバリ!おすすめの寝袋・シュラフは?
- ナンガのシュラフ ダウンバッグ450の使用感について知りたい!
評価の詳細は本文で…
冬キャンプにおすすめの寝袋・シュラフの選び方は?
ひと口に冬キャンプといっても時期や場所、気象条件により寝袋に要求される性能は異なってきます。冬キャンプで使用する寝袋・シュラフを選ぶ際には、ご自身がキャンプで使用する時期や場所での最低気温を考慮して以下ポイントに注意して選ぶことをおすすめします。
それぞれのポイントの詳細について以下で説明します。
寝袋の快適使用温度と使用限界温度について
冬キャンプで使用する寝袋選びの際に注意すべきポイントの一つ目は、快適使用温度と使用限界温度です。
一般的な寝袋・シュラフには、快適温度と使用限界温度という2つの指標がスペックに表示されています。冬キャンプで使う寝袋を選ぶ際にはこの2つの指標が示す意味を理解する必要があります。
メーカーによっては「3シーズン対応」とか「4シーズン対応」との表示のみで快適温度と限界温度についての表示がないも寝袋もあります。快適温度と限界温度は冬キャンプで使う寝袋選びの基本となる指標です。この2つの温度についての表記がないものは避けるべきと考えます。
快適使用温度と使用限界温度の定義については、シュラフの性能を示す代表的な指標であるヨーロピアン ノームの定義によれば以下の通りです。
快適使用温度(comfort)とは、一般的な成人女性が寒さを感じることなく寝られる温度域のことを意味します。寒さはの感じ方には個人差がありますが、男性よりも寒さに弱いとされる女性の体感を温度算出の基準としています。
使用限界温度(limit)とは、一般的な成人男性が寝袋の中で丸くなり、8時間寝られる温度域とされています。これよりも低い温度は、リスクのある温度域となります。
快適温度と限界温度のいずれも目安としての参考温度です。寒さの感じ方には個人差があり、体力、体格。経験にも大きく左右されます。寒がりな人は快適温度+5℃ぐらいの余裕を持って選ぶことをおすすめします。(0度の環境で快適に寝たいなら快適温度-5℃ぐらいの寝袋を選ぶ)
快適温度0度程度なら夏に高所から冬の低所キャンプまで幅広く使い回すことができます。さらにシュラフカバーなどを併用すれば氷点下以下の気温でも快適に眠ることができます。
中綿の素材について ダウン vs 化学繊維
冬キャンプで使用する寝袋・シュラフ選びの際に押さえておきたいポイントの2つ目は、寝袋の中綿で使われている素材についてです。
寝袋の中綿に使用される素材は、ダウン(羽毛)と化学繊維の2つに分かれます。
冬キャンプで使用する寝袋を選ぶなら、中綿にダウンを使用した寝袋がおすすめです!
ダウンは化学繊維に比べて暖かくて軽いという特性があります。加えて圧縮することでコンパクトに収納できるという利点もあります。ダウンを使用した寝袋を使用することでキャンプの装備の軽量化・コンパクト化を図ることができます。
化学繊維はダウンに比べて水濡れに強いという特性がありますが、通常のキャンプでダウンの水濡れを気にするような状況は考えにくいので化繊よりも軽くて・暖かいダウンの寝袋を使用するのがおすすめです。
マミー型 vs 封筒型
寝袋・シュラフの形状は、ミイラの形状をしたマミー型と呼ばれるものと封筒型の2つに分かれます。
冬キャンプで使用する寝袋を選ぶなら、マミー型をおすすめします!
マミー型の寝袋は封筒型に比べて圧倒的に保温力が高く暖かいです。頭までスッポリ被って首元を閉じることで身体の熱を外に逃がしません(密閉度が高い)。
マミー型は密閉度が高い反面、封筒型に比べると窮屈感があることは否定できません。しかし冬キャンプにおける一番の敵は寒さです。快適さという点では多少窮屈に感じても暖かさを重視すべきです。
また、マ三ー型は封筒型に比べてコンパクトに収納できるという利点もあります。ですからキャンプツーリングなどでの使用にもおすすめできます。
▼マミー型シュラフ【冬用】特集▼
ナンガ NANGAの寝袋・シュラフがおすすめの理由
寝袋・シュラフを製造・販売するメーカー・ブランドにはイスカやニーモ、コールマンという欧米ブランドも有名ですが我が国にはナンガ NANGAとモンベル mont-bellという2大メーカーが存在します。
両者の製品はともに高い信頼性が要求される登山用寝袋の市場で高い評価を得ていることで知られています。数あるメーカー・ブランドからおすすめの寝袋・シュラフは?と聞かれれば、迷わずナンガNANGAの寝袋・シュラフをおすすめします。
ナンガの寝袋をおすすめする主な理由は以下の3点にあります。
ナンガNANGAといえば、日本におけるダウンシュラフ製造メーカーの草分け的存在です。1941年の創業以来一貫して羽毛を使った寝袋の製造・販売を続けています。
国内に自社工場を持ち、原料となる羽毛の選定から縫製に至るまでを一元管理する羽毛製品のリーディングカンパニーです。ナンガのダウンシュラフは数多くの登山家や冒険家の遠征にも使用されその信頼性は折り紙つき。
また、イスカやニーモ等の海外ブランドの寝袋と比べても比較的リーズナブルな価格で販売されています。後で紹介するアフターサービスを考慮すれば極めてコスパが高いといえます。
ナンガの寝袋(スリーピングバッグ)ならすべて期間の限定がない永久保証の対象になります。国内に自社工場を持つナンガならではの充実したアフターサービスを受けることができます。
海外のメーカー・ブランドでは永久保証と謳いながらも実際には高額な修理費用を要求するケースも多々ありますが、ナンガなら無料が原則。(ファスナーの全交換や羽毛の継ぎ足しを必要とする場合は有償)
ナンガのダウンシュラフには、オーロラ、オーロラライト、UDDバッグ、ダウンバッグなどのシリーズがありますが。各シリーズのモデル名に共通していることはモデル名にダウンの使用量が入っていことです。
例えば、オーロラ500ならダウンの使用量が500ℊ、オーロラライト350ならダウンの使用量は350ℊ、UDDバッグ450ならダウンの使用量は450ℊという具合にシリーズが異なってもモデル名の数字をみればダウンの使用量が一目瞭然です。
冬キャンプで使うナンガのシュラフのダウンの量としては400ℊ以上がおすすめです。
ダウンの使用量のみ判断するのは早計ではありますが、400ℊ以上のダウンを使用しているモデルなら大体は0度近くでも快適に使用できる仕様になっています。ダウンの使用量をひとつの目安とすることができます。
ナンガの寝袋 ダウンバッグ450を実際に使ってみた感想
ナンガのダウンバッグ450STDという寝袋を3年以上使用して感じた使用感をレポートします。
夏の高所から冬の低所登山まで対応できる汎用性の高い寝袋です。そこそこ軽くてコンパクトに収納できるので登山、キャンプツーリングでも大活躍。
収納サイズはφ18×29cm、重量は実測値で924ℊです。
標高2000メートルを超える高地で気温0近くまで冷え込み条件下でも快適な眠ることができました。低地での冬キャンプにも十分対応可能なスペックです。
標高2350m、10月の八ヶ岳(行者小屋)でテント泊。
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冬キャンプで寝袋とあわせて使用したいシュラフカバー 結露・防寒対策
冬キャンプで使う寝袋とあわせて使用することをおすすめしたいのがシュラフカバーです。シュラフカバーを併用することで保温効果を高めることができます(防寒・防風性がアップも)。またシュラフカバーの素材によっては結露・防水対策にもなります。
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冬キャンプの寝袋・シュラフとあわせてチェックしたい関連情報
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