登山のためのトレーニング方法が知りたい!という人におすすめの書籍『登山ボディのつくり方』の内容を紹介致します。登山に必要な体力・筋肉を付けるためのトレーニング方法が分かる!
こんな人におススメ
- 登山に効果的なトレーニング方法を知りたい!
- 登山に必要な体力・筋肉について体系的に学習したい!
- 山で滑落・転落しないための体作りをしたい!
- 山でバテない体力を作りたい!
- 家でできる簡単・効率的なトレーニングを知りたい!
登山用のトレーニングはこれ1冊でOK!
山登りの基本的な知識と技術に関する書籍で定評のある山登りABCシリーズ(山と渓谷社)から『登山ボディのつくり方』を紹介します。
本書では、登山に必要な体力を体系的に分類し、それぞれにつき効果的なトレーニング方法を図解でわかりやすく紹介しています。
『登山ボディのつくり方』 (山登りABC)の内容
以下の6章から構成されています。
登山に必要な体力・筋肉をつけるために、日常生活の中でできる簡単なトレーニング、エクササイズ方法を紹介。
登山に必要な体力について
本書によれば、登山に必要な体力は以下にように分類されます。
行動体力と防衛体力
行動体力は、 バテずに登り続ける力と危険を避けてケガを防ぐ力に分類されます。
バテずに登り続ける力は、筋持久力と全身持久力によって構成されます。
危険を避けてケガを防ぐ力は、敏捷性・巧緻性・平衡性によって構成されます。
巧緻性(こうちせい)とは、巧みに動作する能力のことです。より簡単に言えば、頭で思った通りに身体を動かす能力のことです。
平衡性とは、平衡感覚を保つ能力、いわゆるバランス能力のことですね。
防衛体力とは、簡単に言えばアウトドアに強い体質を指し、免疫機能と体温調整機能により構成されます。
重要なのは筋持久力と滑落・転落を防ぐ能力
防衛体力については、経験・知識・装備に依るところが大きくトレーニングで鍛える類のものではありません。
また、全身持久力を鍛えるには既にご承知の通りジョギング、水泳、自転車などのトレーニングが必要となります。
本書が最も威力を発揮するのは、「山でバテないための筋持久力」と「滑落・転落を防ぐためのバランス能力」を鍛えるトレーニングではないでしょうか。
急勾配や重い荷物に耐えるために必要な筋持久力を向上させる筋トレのメニューが充実しています。
滑落・転落防止に繋がるバランストレーニングや体幹トレーニングにもかなりのページ数が割かれています。
トレーニングのメニューは自宅で簡単にできるものを中心に構成されているので無理なく始めることができます。
登山で必要となる体力・筋力を効果的に鍛えたい人!山で転ばない体作りをしたい人におススメの一冊です。
『登山ボディのつくり方』のレビュー・評価は?
続けられそうです。
自分の基礎体力がないことが証明されてしまいましたが、毎日続けられる内容なのでとても満足しています。
山や傾斜のあるところでないと、山登りのためのトレーニングはできないような気がしていたのですが、日常生活の中でも十分できそうなので購入しました。
一言にトレーニングメニューと言ってもたくさんありすぎて、何から始めて良いかよくわからなかったのですが、本書は必要なエクササイズがコンパクトにまとめられていて助かりました。
来夏に向けて準備して、しばらく行ってなかった北アルプスの山々にまた登りたいと思います!
コンパクトにまとめてあります
山に登ってると、体力のない人ほど「何からトレーニングすればいいんだろ?」と躓くと思うのですがそれがわかりやすく書いてありました。
ここに書かれてあるさまざまなトレーニングは登山だけでなく普段の一般的な体力トレーニングとしても必要充分なもので、大いに活用できるものだと思う。登山という目標があれば、日常のエクササイズとして簡単に出来るものばかりで非常に参考になりました。
本書に対しては概ね高い評価が並んでいますが、中には以下のように斬新さに欠けるという意見もあります。
トレーニングに対し、まったく知識がない人には、非常に有益になる可能性はあるが、斬新さはまったくない。
以上、今回は登山に必要な体力・筋肉を付けるためのトレーニング方法が学べる書籍『登山ボディのつくり方』について紹介させて頂きました。
(テキスト・編集人 flyder)
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