2018年の8月初旬の某日、日帰りで西穂高岳に登ってきました。
ルートは新穂高ロープウェイの西穂高口⇒西穂山荘⇒西穂独標⇒西穂高岳主峰のピストンです。
前日には槍ヶ岳に登りました。北アルプス遠征の最終日である西穂高岳登山の模様をお伝えします。
西穂高岳に日帰りで登るなら新穂高ルートで
西穂高岳に登る主要なルートとしては、岐阜県の新穂高から登る新穂高ルートと長野県の上高地側から登るルートの2つがあります。
西穂高岳に日帰りで登るなら新穂高ロープウェイを利用して西穂高口から登る新穂高ルートがおすすめです。
西穂高口から西穂高岳ピストンの標準コースタイムは以下の通りです。
西穂高口-(1:30)-西穂山荘-(1:30)-西穂独標-(1:40)-西穂高岳-(1:20)-西穂独標-(1:00)-西穂山荘-(1:00)-西穂高口
(出典:北アルプス詳細ルートガイド改定版)
鍋平駐車場 ⇒ 第2ロープウェイしらかば平駅
この日は前日に槍ヶ岳から下山してそのまま新穂高の登山者用の無料駐車場で車中泊。
(⇒ 新穂高の駐車場情報詳細)
▼槍ヶ岳テント泊登山▼
”https://wanderinglife55.com/yarigatake-2018/”午前6時前には起床。朝食を済ませて新穂高第2ロープウェイのしらかば平駅に徒歩で向かいます。
無料駐車場からしらかば平駅までは徒歩で約20分。
午前7時45発の日便で西穂高口に向かいます。
(新穂高ロープウェイの営業時間・料金の詳細)
バックには笠ヶ岳はじめとする飛騨山脈の絶景が広がります。
第2ロープウェイしからば平駅から西穂高口駅までの所用時間はわずか7分程度。
ロープウェイ駅 西穂高口 ⇒ 西穂高山荘
午前8時前に西穂高口駅に到着。
駅舎の中の売店が開くのまって行動食を購入。給水やトイレを済ませて駅舎を出ます。
駅舎を出ると目に飛び込んでくるのが北アルプスの鳥観図。
西穂高口登山届出所に登山届を提出して午前8時15分から登山開始。
樹林帯の中の登山道をアップダウンを繰り返し、小1時間ほど歩くと西穂高山荘の発電機のエンジン音が聞こえてきます。
9時10分、西穂高山荘に到着。小屋の前のテラスは登山客で賑わっています。
小屋の東側の一段低い場所に西穂高山荘のテント場があります。
西穂高山荘 ⇒ 西穂高岳独標
西穂高山荘で昼食のおにぎりを購入。
9時40分に西穂高山荘を出発し西穂高岳独標を目指します。
山荘を出発してすぐ10分程で丸山山頂に到着。
丸山を通過すると視界の開けジグザグの登山道が続きます。
西穂高山荘を出発してから1時間弱で独標の下に。
下から見上げると急峻な岩場に見えますが実際に登ると結構ラクに登れます。
午前10時50分、西穂高岳独標の頂に到着。
独標からはこれから向かうピラミッドピークをはじめとする岩稜が一望できます。
西穂高岳独標 ⇒ 西穂高岳山頂
独標で10分程度休憩して午前11時に西穂高山頂に向け出発。
独標から先は大小10以上のピークが待ち構えています。登山道の足場も悪く、登下降を繰り返すのでそれなりにの体力と技術が要求されます。
11時30に8峰のピラミッドピークに到着。
このピラミッドピーク近辺は夏場でも重大事故が多発しているので注意が必要です。
私が登った直後の2018年8月11日にも滑落による死亡事後が発生しました。
ピラミッドピークから先は痩せた岩稜のアップダウンが続きます。
鎖場などを無難に通過し大小の峰を乗り越えようやく西穂高岳主峰にアタック。
長い岩場をマーキングに従って登り切ります。
午後12時30分、標高2,909mの西穂高山頂に到着。
西穂高口を出発してから約4時間で登頂。
西穂高岳主峰から、その先に続く間ノ岳、ジャンダルム、奥穂高岳、北穂高、槍ヶ岳を望むことができます。
西穂高山頂から無事下山
西穂高岳主峰の頂で360度拡がる景色を楽しんで13時15分より下山開始。
行きと同じ大小の峰のアップダウンが続きますが、基本は下りなので往路ほど体力は消耗しません。
ただ、山の事故は登りよりも下りで起こることが多いので油断はできません。
下山開始から約3時間、16時15分下に西穂高口に到着。下山届を投函。
16時45分発のロープウェイに乗って鍋平駐車場へ。無事下山完了です。
おしまい。
西穂高口登山道へのアクセス・駐車場
(詳細:新穂高駐車場マップ)
新穂高ロープウェイを利用して西穂高口に行くには第2ロープウェイのしらかば平駅に近い鍋平の無料駐車(P8-P11)を利用するのがおすすめです。
この無料駐車場から第2ロープウェイのしらかば平駅までは徒歩で20分。
より駅に近い有料駐車場(P6)を利用するのも手ですが、この有料駐車場が利用できるのは昼間のみです。
▼無料駐車場へのアクセス▼
(テキスト&編集人 flyder)
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