『ライフシフト』を読んで人生観は変わる?【書評・感想】

『ライフシフト』を読んで人生観は変わる?【書評・感想】

「ライフシフト」の感想・要約を紹介

ベストセラーとなった「ライフシフトLIFE SHIFT」を読んで人生観は変わるのでしょか?ライフシフトの内容・要約、同書を読んだ感想、同書に対する口コミ・レビューなどを紹介します。

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『ライフシフト』LIFE SHIFT 感想・書評・要約・内容紹介

2012年に発売された『ワークシフト』に続きリンダ・グラットンとアンドリュー スコットの共著で刊行された『ライフシフト~100年時代の人生戦略』、2016年10月の発売直後から各方面で話題になりれ各書店の2017年ビジネス書ランキング1位でベストセラーになった本です。

新聞・雑誌などの書評欄でも頻繁に取り上げられていたのでご存じの人も多いかと思います。

「ライフシフトLIFE SHIFT」を読んで人生観は変わるのでしょか?ライフシフトの内容、同書を読んだ感想、同書に対する口コミ・レビューなどを紹介します。

ライフシフトの評価:★★★☆☆

ライフスタイル 帯コピー

帯のコピーでは「世界で活躍するビジネス思想家たちが示すまったく新しいビジョン」と唱っています。

「ライフシフト」新聞広告

各種メディアでは、「読んで人生観が変わった」「これまでで最大の衝撃を受けた」などの声を目にしたので読んでみました。

「ライフシフト」の内容を簡単に要約すると…

「ライフシフト」内容要約

平均寿命の上昇により、これまでロールモデルとされていた、学校教育を受け⇒仕事に就き⇒引退して余生を過ごすという3ステージモデルは立ち行かなくなる。

新卒で会社に入社し定年まで勤めれば一生安泰という時代は終わり人生はマルチステージ化する。すなわち、自ら仕事を生み出すことができるインディペンデント・プロデューサー、もしくは一つの職業に固執するのではなく異なる種類の活動を同時に行うポートフォリオ・ワーカー的な働き方が求められる。

そして、長寿化社会を快適に過ごすには、知識・スキル・人的ネットワークなどお金に換算できない無形資産(生産性資産・活力資産・変身資産)の構築が重要ということです。

ライフシフトの内容

「ライフシフト」の感想~読んで人生観は変わった?

う~ん、どうなんでしょう・・・。

率直に申し上げると、詳細なデータは別として、本書で述べられている凡そのことは全て既知のことで、新しく刺激を受けたり衝撃を受けたりするうなことはなかったです。
増してや人生観が変わるなんてことは皆無です。

それは、私がすでに本書でいうところのインディペンデント・プロデューサー(独立生産者)として生活していることが要因なのかも知れません。

大学卒業後に入社した会社を7年で辞めて以後20年近く特定の組織に所属することなく生計を立てている身としては、常に必要な知識とスキルの習得にどん欲で、定年退職などという概念はございません。

私のような立場でなくとも、定年制の廃止や会社での副業の容認・自由化が叫ばれている昨今、一般のサラリーマンでも本書で述べられているようなことは当然に認識し実践していると思うのですが、どうなんでしょうか?

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 LIFE SHIFTの内容

私の評価・感想は置いといて、改めて本書の内容を紹介します。

紹介文

誰もが100年生きうる時代をどう生き抜くか。
働き方、学び方、結婚、子育て、人生のすべてが変わる。
目前に迫る長寿社会を楽しむバイブル。

世界で活躍するビジネス思想家が示す、新しい人生のビジョン。

みんなが足並みをそろえて教育、勤労、引退という3つのステージを生きた時代は終わった。では、どのように生き方、働き方を変えていくべきか。その一つの答えが本書にある。

目次・章立て

  • 序 章 100年ライフ
  • 第1章 長い生涯――長寿という贈り物
  • 第2章 過去の資金計画――教育・仕事・引退モデルの崩壊
  • 第3章 雇用の未来――機械化・AI後の働き方
  • 第4章 見えない「資産」――お金に換算できないもの
  • 第5章 新しいシナリオ――可能性を広げる
  • 第6章 新しいステージ――選択肢の多様化
  • 第7章 新しいお金の考え方――必要な資金をどう得るか
  • 第8章 新しい時間の使い方――自分のリ・クリエーションへ
  • 第9章 未来の人間関係――私生活はこう変わる
  • 終 章 変革への課題

LIFE SHIFT 口コミ・レビュー

世間一般の読者さんは、『ライフシフト』を読んでどのように感じたのでしょうか?

比較的に高い評価を与えているレビューが多いようですが、ここでは敢えて高評価から低評価まで幅広い口コミ・レビューを紹介します。

5つ星評価

人生のバイブルです。年齢が若ければ若いほど、受けるインパクトが大きい。そんな本です。

4つ星評価

皆が漠然と感じていた不安が明示された本
今の現役世代が漠然と感じていた不安を明確に文章にしてくれた良書。
つまり、人間がかつてなく長生きし、かつこれからも続くであろう少子化を目の前にして、我々は公的年金を(ほぼ)あてにすることなく、自分で自分の人生に責任を取らなければいけないということ。

3つ星評価

長寿化に伴い、変化する環境に合わせ自分も変化する必要があることを再認識させてくれる。
ただ内容の薄い箇所が多くもどかしくなる。エッセンスを抽出すれば1/3には収まる。

2つ星評価

若者の支持を得たい言論芸者の本
Work Shiftもそうだが、みなさんの高評価レビューを見ていて、自分の読書に自信がなくなってきた。
この手の本に、みな納得・共感できるのが、わたしにはわからない。

1つ星評価

誰かも書いていたが、大企業や役人などたらふくカネはあるが老後をもて余すであろう人間向けに書かれた本だと思う。
なぜか。所詮は学者の書いた本で、現実を理解できていない人間が著者だからだ。
世間一般の人の立ち位置とは違うところにいるおめでたい著者が書いた本にすぎない。失礼だが、買う価値は感じられない。
立ち読みで充分だと思う。

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