スーパーフィートグリーンの登山での使用感についてレビュー。
スーパーフィートのインソールを登山で使用した際の履き心地、疲労軽減効果、気になった点、耐久性等をレポート。スーパーフィートのグリーンとブルー、オレンジとの違いなどもあわせて紹介。
- スーパーフィートが登山におすすめの理由は?
- スーパーフィート グリーンとブルーの違いは?
- スーパーフィート グリーンの使用感・レビュー情報を知りたい!
スーパーフィートのインソールが登山におすすめの理由
登山用インソールの定番であるスーパーフィート SUPERfeetのインソール。足病医学に基づく理論背景をベースにした特許を持つ高機能性インソールとして世界中のアスリートから支持されています。
スーパーフィートの特徴や効果・メリットについては既にご承知のことと存じますが、念のために簡単に紹介させて頂きます。
SUPERfeetの特徴
スーパーフィートインソールの主な特徴は以下の3点です(詳細)。
かかとの脂肪層を包み込み足本来の衝撃吸収機能を最大限に引き出します。
スーパーフィートインソールは、かかと周り(後足部)を機能的にサポートし、足本来の動きを作り出します。アーチではなく、内くるぶしの下あたり(載距突起と呼ばれるかかとの骨の一部)にサポート感があることが大きな特徴です。
高密度フォームで作られたトップシートと硬質スタビライザーが、足骨格の不要なねじれを補正し、安定した足の機能を導き出します。スーパーフィートインソールの持つ大きな特徴の一つです。
superfeet公式
SUPERfeetの効果・メリット
スーパーフィートをはじめとする高機能性インソールの効果とそれらを使用することのメリットは、一般的には以下の点にあるといわれています。
(参考:登山用インソールの効果・メリット)
スーパーフィート 登山で使うなら何色を選ぶべきか?
スーパーフィートでは各種のスポーツに対応すべく様々な種類のインソールを揃えています。登山・トレッキングに対応した主要なモデルとしてはグリーン、ブルー、オレンジの3つが挙げられます。
グリーンとブルーの違いは?
説明書には『ウォーキングやジョギングには衝撃吸収のグリーン』『スタートダッシュが激しいサッカー等のスポーツにはブルー』との記載があります。ブルーの方はグリーンに比べてより俊敏な動きが要求されるスポーツに適してしていると解することができます。登山・トレッキングでダッシュは必要ありませんよね…。
グリーンとオレンジの違いは?
また、オレンジはグリーンにはない前足部の低反発衝撃吸収フォームがあります。またヒール部分もグリーンよりも高くなっています。衝撃吸収性を重視すればオレンジに分があります。反面、インソール全体が肉厚になるため足裏の感覚が損なわれるのがデメリット。
登山で使うなら定番のグリーンを選ぶのが無難
グリーン、ブルー、オレンジには上記のような相違があります。選択に迷ったら、先ずは「スーパーフィートのシンボリックなモデル」とされているグリーンを試してみるのが無難ではないでしょうか。
スーパーフィート グリーンの使用感・実際の効果は?【レビュー】
スーパーフィート グリーン ワイドを実際に使用して感じた履き心地・使用感等についてレポートします。
低山から3000m級の縦走テント泊登山、雪山登山、スノーハイクなど様々環境下でスーパーフィートのインソールを使ってきました。3年以上に及ぶスーパーフィートの使用経験から同製品についてレビューさせて頂きます。
往復27㎞、山行時間14時間超の塩見岳日帰り登山でもスーパーフィートのインソールを使用。
フィッティング性が向上して足指の痛みが緩和
スーパーフィート グリーンは登山靴に標準装備されているインソールに比べて厚みがります。そのため靴と足との密着度が増します(一体感が高くなる=フィッティング性)。
フィッティング性が向上したことで足指の痛みが緩和しました。スーパーフィートの使用前には下りで親指の先が痛くなることがあったのですが、インソールをスーパーフィートに交換することで足の痛みは緩和されました。
歩きやすさ・疲労軽減効果は?
足が着地する際の衝撃吸収力はノーマル仕様のインソールと比べて格段に向上。これにより岩稜帯や岩場での歩行が楽になったと感じています。
疲労軽減効果にについては、一般的なインソールと同一条件下(同じコース・同じ距離)で履き比べたわけではないので効果ありと断言することはできません。
ただ、踵周りが後足部サポート形状により押し上げられているため長時間歩いた後でもベタ足になることなく、アーチの形状が正常に保たれている感覚は実感できます。
気になる点~足裏の感覚が損なわれる
スーパーフィートは通常のインソールに比べて厚みがあるうえに底面には硬質素材で出来たスタビライザーキャップが貼り付けてあります。そのため通常のインソールに比べて足裏で路面状態を感じることが困難になります。アウトソールを介して伝わる路面からの情報を足裏で感じ辛くなる。
耐久性について
スーパーフィートのインソールで低山からアルプスの山々を約3年間で300㎞以上走破してきました。
その結果、フォーム素材のクッション性が弱くなった感は否めません。ただスタビライザーキャップにヘタリはなく、アーチのサポート機能も問題なさそうなのでまだ使えそうです。
スーパーフィートの耐用年数・距離について
ちなみに公式サイトによれば、スーパーフィートグリーンの耐用年数・距離に関して以下のように述べています。
12ヶ月間の使用、または使用距離がトータル約800kmのどちらか先に達するまで、Superfeetインソールは快適な使用を頂けるよう、サポート形状を維持。
SUPERfeet公式
使用距離が距離が800㎞以下でも使用期間が12カ月を超えればサポート形状の維持は保証できないと解することができます。使用期間が12カ月を超えて使用する場合はあくまで自己責任でお願いします。
スーパーフィート グリーンの評判・口コミ
スーパーフィートのグリーンの使用感・履き心地についてより詳しく知りたい!という人のために購入者さんによる評判・口コミの中からいくつか参考になるレビューを紹介します。
グリーンはアーチサポートが強力で、扁平足気味の私には青竹踏みをしながら歩く感覚です。本来はブラック等のアーチが低めなものを使うべきで、競技やワークアウトではそうしていますが、子供と遊ぶ等の普段使いでは気持ち良さ優先でグリーンを使ってます。ただ、初めてスーパーフィートを使う人は、ブラックやブルーから始めるのが無難かとは思います。
登山靴に使用してスーパーフィートの履き心地の良さは知っているので、仕事で履く安全靴にも使用しています。一般的なインソールより価格は高めに感じますが履き心地は価格以上です。
カーボンをランニングで使用して、良い効果が感じられたので登山用にグリーンを追加購入しました。片道2時間ほどの軽登山ですが、靴との一体感が増しふくらはぎの張りも無く足場の悪い場所でも安定して歩けました。たかが中敷きされど中敷きを実感しています。
グリーンは、私にとっては土踏まずの部分が思った以上に高く感じ走ると土踏まずのところに違和感があるので、結局一回使用したのみで使ってません。
▼スーパーフィートの口コミ・レビュー▼
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