苫米地英人『一瞬で相手をオトす洗脳術』感想・レビュー
苫米地英人の『一瞬で相手をオトす洗脳術 禁断の「一目ぼれ」テクニック』、なんとも刺激的で気になるタイトルの本です。
この本で紹介されている「一目ぼれのテクニック」の内容とその感想・レビューを紹介します。
一瞬で相手をオトす洗脳術 禁断の「一目ぼれ」テクニックの内容
先ずは簡単に本書の内容を紹介します。(本書まえがきからの抜粋)
このテクニックは、「一目ぼれ」と呼ばれていますが、あらゆるコミュニケーションの場で役立ちます。
意中の異性の気を引くことはもちろん、ビジネスの場でも、家庭でも、学校でも役立てることができます。
たとえば、ビジネスにおけるプレゼンや面接の場面で、自分の商品や自分を選んでもらいたいときに。仲の悪い人に、自分の意見に賛同させたいと考えたときに。仲違いしていた親族と和解を図るために。
人を介したコミュニケーションの場面ならば、どんなシーンでも応用が可能です。
ページ数は、全部で93ページ。
人間が一目惚れを起す仕組み(理論)と意図的に「一目ぼれ」させるテクニックが書かれています。
やはり、一番気になるのは、意中の人を自分に一目ぼれさせるテクニックではないでしょうか。
一目ぼれのテクニックとは…
なんでも、本書で紹介するテクニックは、これまで軍事関係者の一部や洗脳関連分野の心理学者などごく一部の専門家しか知らなかったテクニックとのことです。
ネタバレを承知で本書の一目ぼれのテクニックの要点を紹介すると、以下の6点になります。
それぞれの詳細については、本で確認して下さいね。
苫米地氏『一瞬で相手をオトす洗脳術』の評価・感想
【評価】★★★☆☆
「内部表現の書き換え」、「変性意識」、「臨場感世界」という独特の専門用語や「空の思想」、「中観論」など難関な概念を用いて「一目ぼれ」の認知科学的な理論が説明されます。
氏が本書で語っている「一目ぼれの理論」を理解しようと何度も読み返しましたが、正直、正確に理解するのは困難です。
ところどころでロジックに飛躍があるようにも感じられるのですが、なんとなく説得されたように気にはなります。
苫米地氏の本では、よくあるパターンですね(笑)。
一目ぼれを起す理論的な説明は置いといて、肝心な「一目ぼれのテクニック」は、先に紹介したように極めてシンプルで分かりやすいです。
少し練習すれば、スグに実践できること請け合いです。
私はコンビニやドラッグストアの店員さん相手に実践練習をしています。
一目ぼれのテクニックは実際に効果があるのか…?
この記事を読んでいる人が一番気になるのは、やはり「一目ぼれのテクニック」の効果の有無についてでしょう。
アマゾンのレビューやブログなどを拝見していると、『効果があった』という報告がある一方で『客観的なデータがないので効果には疑問』という声も聞かれます。
(この手のテクニックの効果に対して検証データを要求するのは酷だと思うのですが…)
私の浅い実践経験から言わしてもらえば、本書で紹介されているテクニックを用いれば『少なくとも初対面の相手に悪い印象を与えることはない』といったところです。
更にテクニックを磨いて、キャバクラに行く機会があったらその効果の程を試してみたいと思います。(機会があれば後日紹介したいと思います。)
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『一瞬で相手をオトす洗脳術』口コミ・レビュー情報
私だけの評価・感想だけでは満足できない!という人の為にアマゾンに寄せられたれ沢山の口コミ・レビューの中から、特に参考になると思われるレビューをいくつか紹介します。
効果ありました。さりげなく実行するために何度もイメージして実践したところ成功。
ただ、あまりにも効果がありすぎて大変だった。飲み込まれないように程よいところでやめました(笑)
なんでも静かにするとみえてくるものがあるんだということも学びましたよ。博士!ありがとう。
一週間もあれば、多くの人がかなりの確率で習得ではないか。
恋愛においてのみ有効ということではなく、交渉など対面の関係全般に使えるテク。
変性意識・仏教の空の概念・臨場感の解説などもある。
苫米地氏の理論にこれから触れる人に(簡潔なので)薦められる内容。
いわばハッカーの手口を公にして、ハッカーから身を守る如く、巷に溢れた洗脳の危険から身を守るために書かれた本。
洗脳術というタイトルではあるが、その基本は自分自身がリラックスすること。
洗脳という言葉にセンシティブな印象を受けるが、テクニックとして悪意なく使うことができれば、コミュニケーションスキルとして重要な要素で、ある意味基本的な場の作り方なのではないかと思う。
かなり疑問を感じた本でした。
本当にこのテクニックに効果があるのか検証できない。このテクを使った場合と使わなかった場合の印象度に関する客観的なデータが載っていない。
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