バイクのブレーキ マスターシリンダーのオーバーホールの工賃・費用についてレポート。
ブレーキマスターシリンダー オバーホールの必要性や掛かった費用(工賃・部品代)、OHに必要な交換部品などを紹介致します。
マスターシリンダーの役割とオーバーホールの必要性
ブレーキマスターシリンダーって何?という人のために、先ずは、バイクのブレーキマスターシリンダーの役割について簡単に説明致します。
ブレーキマスターシリンダーは、ブレーキレバーを握った際にポンプの原理でブレーキオイルを押し出し油圧を発生させる役割を担うパーツです。
油圧ディスクブレーキの制動力を生み出す油圧を生み出すという点でブレーキシステムの要ともいえる重要なパーツです。
ブレーキオイルを押し出すピストンの先にはカップと呼ばれるゴム製の部品があってブレーキオイルを押しだす際にオイルが漏れないようになっています。
このカップが劣化するとブレーキオイルが外部に漏れ、充分なな油圧が得られなくなります。即ちブレーキレーバーを握ってもブレーキが効かない状態になります。
また、ブレーキレバーを離した時にシリンダーを押す戻すスプリングが劣化することでシリンダーのストローク幅が充分でなく制動力に影響することもあります。
1日に何十回、何百回と繰り返されるブレーキレバーの操作でブレーキマスターシリンダーの各部は確実に劣化していきます。
そのため、ブレーキの充分な制動力を維持するためには、マスターシリンダーのOHが必要になります。
バイクの車種による個体差や使用状況による差異から一概にOHの時期を明言することはできませんが、ブレーキパッドの交換にもかかわらずブレーキの効きがイマイチだったり、ブレーキレバーのタッチが甘いと感じるようになったらマスターシリンダーのオバーホールをお薦めします。
ブレーキマスターシリンダーOHの費用 工賃・部品代は?
今回、トリッカーのフロントブレーキマスターシリンダーのOHに際して交換した部品とその部品代は以下のとおりです。
- 2:マスターシリンダーキット ×1 \1750
- 11:ワッシャプレートx2 ¥110
上記の部品代に加えて、
- ブレーキフルード 125cc \320
- マスターシリンダーOHの工賃 \6,600
総額は、\9,482(消費税込)
オーバーホール前に感じていた、ブレーキの効き始めの甘さが改善されて大満足です。
オーバーホールよりもマスターシリンダーの交換がおすすめ⁉
旧車・絶版車のためマスターシリンダーのオーバーホールに必用なパーツが手に入らないという場合にはブレーキマスターシリンダー自体を丸ごとアッセンブリーで交換することをおすすめします。
バイク用のマスターシリンダー本体(アッセンブリー)はオーバーホールに掛かる費用とほぼ同額、場合によってはOH費用よりも安い値段で購入することができます。
マスターシリンダー本体の交換作業はマスターシリンダーのOHに比べ簡単なので自分で交換することも可能です。バイク屋さんにマスターシリンダーのOHを頼むよりも自分でマスターシリンダーを交換する方が結果的に安上がりになることもあります。
以上、今回はバイクのブレーキ マスターシリンダーのオーバーホールの必要性やOHの費用、交換部品などについて紹介させて頂きました。
(テキスト・編集人 flyder)
コメント